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2009年6月 4日 (木)

良心的裁判員拒否 続々 各党は裁判員制度廃止を公約せよ! その8

「絶対に参加したくない」候補者(16%)が、
「不公平な裁判をするおそれがある」として除かれた後、

残るのは、
「是非参加したい」17%
「どちらかといえば参加したい」24%
「どちらかといえば参加したくない」42%

の人たちである。

     以上、NHK裁判員候補者アンケート調査による。

この人たちだけで百分比を取り直すと裁判員の構成は次のようになる。
「是非参加したい」20%

「どちらかといえば参加したい」29%

「どちらかといえば参加したくない」51%

6人の裁判員の半分は、渋々参加しているグループになる。

そして、確率的に言えば、残りの3人の内1人は「是非参加したい」という強い意欲のある裁判員になる。

当然、「是非参加したい」という裁判員は積極的に意見を述べるだろう。

渋々参加しているグループは、普通に考えると、あまり積極的には意見を述べないように思う。

ひょっとしたら、義務なのだから、仕方がないと思って裁判員になる人たちだとすれば、協調性の高い人である可能性が高い。

裁判官の意見を伺ってから考えたいという謙虚で、至極、良識的な人である可能性がある。
あくまでも、言い張るということはおそらくあまり起きないに違いない。

ここで、本当は必要なのが、候補者に選ばれ、法に反してまで「絶対に参加したくない」と考えていた裁判員候補だと僕は、思う。
彼らは、自分の意見を持ち、そう簡単には曲げないに違いない。

彼らを除いてしまった裁判員制度は、結局、裁判官が裁判員を上手に制御して、裁判所が穏当と思うところに落ち着かせる制度になってしまうのではないか。

裁判員制度については、結局、裁判官の判断にお墨付きを与えるだけのことになるとの批判がある。データからもそれは裏付けられるだろう。

結局、裁判員制度は

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