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2009年7月 5日 (日)

「北朝鮮ミサイル7発発射」 田母神論文ご紹介

ブログの間隔が3日、空いた。

プリウスのように充電しながら走行できるハイブリッド車もあれば、
充電時間を確保しないと走行できない電気自動車もある。

で、僕の場合、後者のタイプだ(好きなタイプはプリウスだけど(^^ゞ)
したがって、充電期間と放電期間が交互に訪れる。
今は、どちらかと言うと、充電期間に入っているようである。


さて、昨日(7月4日)、北朝鮮がミサイル7発を発射したと報じられている。

その内2発(ないしそれ以上)は、日本を射程に入れる「ノドン」であると報じられている。

4月5日、北朝鮮が太平洋へ長距離「ミサイル」(国際社会は単に「発射」と呼んでいる)を発射したときの騒ぎは、僕を不安にするに十分だった。

「発射」が不安なのではなく、その騒ぎようが不安をかき立てた。

恐怖や不安に怯えて、冷静さを欠くと、人は理性的判断ができなくなる。

おれおれ詐欺にひっかかる心理と同じだ。

そのことが僕を不安に陥れた。

だから、このとき、僕は、さるメーリングリストにこう書いている。

飛翔体落下で死ぬ確率より
宝くじ当選で人生を狂わせるリスクの方が、よほど高い。

    外を歩いていて交通事故死するリスクはもっと高いし、
    自殺リスクははるかに高い

そう投稿したら、イラク訴訟の弁護団事務局長K弁護士から、僕の言っていることは、あの田母神さんと同じだよと、褒めてもらった。

エライもんだ。このクラスの訴訟の弁護団事務局長ともなると、自衛隊の機関誌すら定期購読されておられる。

K君は、ただ生意気な若手弁護士かと思っていたが、たゆまぬ研鑽に努め、造詣も深いのである。

出典は、航空自衛隊機関誌「鵬友」平成16年7月号だ。

田母神氏は、ここで、「危険の確率を考える」と題して、こう論じている。

「 核ミサイルでない限りミサイルの脅威もたかが知れている。

通常はミサイル1発が運んでくる弾薬量は戦闘機1機に搭載できる弾薬量の10分の1以下である。

1発がどの程度の破壊力を持つのか。航空自衛隊が毎年実施する爆弾破裂実験によれば、地面に激突したミサイルは直径10メートル余、深さ2~3メート ルの穴を造るだけである。

だからミサイルが建物の外で爆発しても鉄筋コンクリートの建物の中にいれば死ぬことはまず無いと思って良い。

1991年の湾岸戦 争でイラクがイスラエルのテルアビヴに対し41発のスカッドミサイルを発射したが、死亡したのはわずかに2名のみであった。

北朝鮮が保有しているミサイル を全て我が国に向けて発射しても、諸々の条件を考慮すれば、日本人が命を落とす確率は、国内で殺人事件により命を落とす確率よりも低いと思う。我が国では 毎年1千200~1千400名の人が殺人事件の犠牲になっている。1日当たり3~4人がテロにより殺害されていることになる。しかし多くの日本人は、日本 は平和で治安の良い国だと思っている。テロの恐怖におののきながら生きているわけではない。しかし北朝鮮のミサイルについては怖いと思っている。ミサイル が着弾すると東京中が火の海になるようなイメージを持っているからだ。決してそんなことはないのであるが。

 交通事故に目を向けてみれば、我が国では毎年、交通事故で8千名から1万名くらいの人が死亡する。事故発生から24時間以内に死亡する人を交 通事故による死亡者というのだそうだ。毎日20名から30名の人が亡くなっている。事故発生からの時間を1か月に伸ばすと交通事故が元で亡くなる人はその 2倍にも3倍にもなると聞いている。

それでも交通事故が怖くて道路を通らない人もいないし、車の運転を諦める人もいない。これだけの死亡者がいるにも拘わらず国民には不安感はない。しかし北朝鮮のミサイルは怖い。だが冷静に考えてみれば北朝鮮のミサイル攻撃により命を落とす確率は交通事故の100分の1以 下だと思う。

だから北朝鮮のミサイルなんかに恐れおののくことはないのだ。いかなる国家政策も100%の安全を保障することは出来ない。交通事故以下の危 険の確率についてはそれほど心配してもしょうがない。これを私は「タモちゃんの交通事故理論」と呼んでいる。」

要するに

ミサイルで死亡する確率は、殺人事件や交通事故以下であり、
北朝鮮のミサイルなどは恐れるに足りない、
交通事故以下の危険性などは、自衛隊が任務とする安全保障の範囲外だ

との主張が田母神さんのご主張だ。

僕は、日本の核武装を主張する田母神氏とは、真逆の立場である。
しかし、危険の確率を問題にする、この主張には、全く賛成である。
憲法如何を問わず、武力による対応がぎりぎりで迫られる最後の手段であることは、田母神氏のおっしゃるとおりである。

これまでのところ、今回のミサイル発射については、メディアは比較的冷静な取り上げ方に見える。
僕が一番恐れているのは、メディアが過剰に国民の不安や恐怖を煽り、その結果、国家の政策を誤ることだ。
たとえ、日本を飛び越えるミサイルであっても、
あるいは、日本本土を照準にしたミサイル発射であったとしても、
過剰に恐れる必要は何もないのだ。

今の内に「ミサイル=怖い」という偏見をなくしておくべきだろう。

政府やメディアはいつでも、過剰に国民の不安や恐怖をかき立てることができるのだから、偏見をなくしておくことこそが「備えあれば憂いなし」であろう。

4月のときのような浮き足だった騒ぎは、二度としてはならない。

安心するためには、かの田母神氏の主張ほど心強く説得的な主張はないと思う。
ご紹介させていただく次第である。

ところで、数字の引用がいい加減なところと言い、
主張が情緒的なところと言い、
僕は、ひそかに自分は田母神氏に似ていると思っている。
まねができないのは、彼独特の、すぐれたユーモアだ。

なお、田母神氏の「危険の確率を考える」の全文は15年戦争資料@wikiでご覧いただけます。

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