名古屋はなぜ多治見に負けるのか
暑い。とにかく暑い。
昨日は、多治見が39.4度に達し、全国1の暑さを記録したという。
対する名古屋は38度に止まり、全国6位タイだという。
いっそこんなにクソ暑いなら、全国1位になりたいというのが名古屋人の思いではないか。
多治見が暑いのは地形のためではないかとか、いろいろ議論がある。
僕の仮説は、違う。
各地の気温は、観測地点のアメダスで測定されている。
同じ市内でも、涼しい場所と暑い場所では、軽く2,3度は違う。
同じ名古屋市でも都心にある裁判所から、事務所に戻る間に、車の温度計はいつも1,2度下がる。夏は守山の方が涼しいし、冬は守山の方が寒い。
守山の端っこまで行けば、さらに1,2度下がるはずだ。
以前、大気汚染公害訴訟に関わったとき、僕は弁護団で気象班と呼ばれるチームに属していた。
排出源である工場地帯と市内の二酸化硫黄濃度の分布との関係を気象学的に検討するという役割である。
そのとき、名古屋の気象台を訪ねたことがある。
名古屋の気温はここにあるアメダスで計測している。
名古屋の気象台は、都心からかなり離れた本山というところ、緑の多い閑静な住宅地の中、小高い丘の上にある。アメダスは、この気象台に置かれている。
絶対に名古屋の中では涼しいところだ(と僕は思うのである)。
多治見が40度を超える酷暑を記録した何年か前の夏、名古屋の気温が40度にわずかに足りなかったことが悔しかった僕は、多治見のアメダスを見てきた。
多治見の測定地点は高速道路と国道に挟まれた国道脇にある。
あの場所では、道路から発生する熱の影響を受けるし、周囲の木々の多さでは、断然、名古屋のアメダスに軍配が上がる。
つまり、名古屋の暑さは不当に低く評価されているのだ。
だから、僕の仮説では、日本一暑いのは多治見ではなく、名古屋である。
名古屋の観測地点を、正確に名古屋の暑さを示す場所に移動してほしい。
もっと幹線道路に近い場所に移転すれば、名古屋は確実に日本1になれるに違いない。
2件の立ち退き案件で、月末までの明渡作業を業者の方にお願いしているさなか、このクソ暑さである。
業者の皆さん、くれぐれも熱中症に気をつけて、作業してください。
ーーーーーーーーーーーーーー
このブログは、ほぼ1年、休止しております。
ときどきの気分で書いておりますので、、
ご容赦のほどを。
アライグマとか、保育園とか、結末の報告がされておりませんが、
おいおい補充させていただく予定です。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
9月11日、こっそり百葉箱をアメダスに訂正しました。「百葉箱」で気温を測るなんて、歳が知れますね。京田辺市のアメダスが、草に覆われているために熱がこもった状態で測定されているのではないかとの話題を知り、あわてて、訂正しました。恥ずかしい。
追記(2012年8月9日)
裁判所のある都心と守山では夏は都心の方が暑いとする記載には誤りがありました。訂正記事はこちら
« それを言っちゃあ | トップページ | パワハラ・セクハラ(性暴力)隠蔽 自衛隊の情報統制 »
「地域」カテゴリの記事
- 納得できない「シェイクアウト」(2012.09.20)
- やはり多治見の方が名古屋より暑いかもしらん(2012.08.07)
- 子育ては、こうでなくっちゃ 家庭教育支援条例断固阻止(2012.05.05)
- 名古屋市情報公開条例は誰を見ているか(2011.06.25)
- この時代、一緒に乗り切ろ、タクシー運転手様(2011.04.17)