菅直人総理の忘れ物?
拝啓 菅直人 様
最近の報道では、あなた様は、近々、衆議院解散という選択肢も、視野に入れていると報じられております。
また、16人の会派離脱や松井政務官の辞任等、政権基盤はとみに不安定になっているところであります。
あなた様の政策について、言いたいことはたくさんありますが、本日は、これだけは政権にいらっしゃるあいだに是非成し遂げていただきたいというか、あなた様がその責務として成し遂げなければならないことがありますので、お便りする次第です。
あなた様は、昨年8月10日、韓国併合100年に際しての総理大臣談話を発表されました。
そこで、あなた様は、
「 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたい と思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることは出来ないものです。この植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対 し、ここに改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明いたします。」
と述べた上で、未来志向の日韓関係の構築に触れて、
「日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌(ぎき)等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。」
と述べておられ、これに対して、韓国政府は種々不満もありましょうが、未来志向のために、あなた様の談話を歓迎する意見を表明しております。
ところが、あれから半年以上が経ちますが、朝鮮王朝儀軌(ぎき)等の朝鮮半島由来の貴重な図書が韓国に渡されたとする報道に接しません。
私は、あなた様がこのお約束をお忘れになったのではないかと心配でなりません。
あなた様は、民主党のマニフェストについては、多数の約束違反をされておられますが、ことは外国に対して、一国の総理としてされた約束です。
国内の問題は、あなた様に対する国民の信頼の問題で終わりますが、外国に対する約束事は、日本国、日本国民が嘘つき呼ばわりされかねない一国の重大問題です。
総辞職や解散権の行使を考える前に、この約束を果たすことを忘れずに行われますようお願い申し上げる次第です。
約束を果たさないまま失職されてしまいますと、韓国の信頼を決定的に損なう可能性が大きく、今後の日韓外交にも多大な影響を及ぼしかねません。
くれぐれも、このお約束を忘れることなく実行されるようにお願い申し上げます。
敬具
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