TPP 今日の中日新聞
今日の中日新聞から。
政府が進めているTPP参加に関する地方説明会が、あまりにも情報がないために説明会の体をなさないことは各紙でも報道されている。
中日新聞も、今日は、「TPP 政府手詰まり感」として、そのことを報道している。
気が利いているのは、地方説明会に関する記事に続けて
アメリカの2011年通商政策目標が、TPPの早期妥結へ著しい進展を目指すとしていることを紹介する共同通信配信の記事をセットで配していることだ。
「米通商代表部(USTR)は1日、環太平洋連携協定(TPP)交渉の早期妥結に向け「著しい進展を目指す」ことを盛り込んだ2011年の米通商政策目標を発表した。オバマ政権の輸出倍増計画の達成へ新興国などの市場開放と公正な貿易を強く求めていく内容。
日本については、米国産牛肉の輸入制限撤廃や、金融分野での日本郵政と民間企業との平等な競争条件確保を目指す方針を明記した。」
何よりも、アメリカの強烈な国益のためにTPPが推進されようとしていることを問わず語りに伝えているところがいい。
メディアの論調を詳しく見ているわけではないが、全国紙はなべてTPP推進であろう。
突如持ち上がり、内容もわからないものに、どうして民主党政権が命運をかけるのか、全国紙が早々と推進の論を張ることができるのか、不思議でならない。
というより、あまりに見え透いている。
いずれ近いうちに民主党は、見直した郵政民営化を、また見直し直すと言い出すに違いないし、米国産牛肉の輸入制限撤廃を打ち出すのだろう。
呆れてものも言えない。
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