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2011年4月15日 (金)

いやぁ、恐れ入りました。高等裁判所様

控訴審が結審し、判決を待つばかりになった事件。

係属の高等裁判所から電話が入る。

書記官から

「係争の物件目録2番の土地の所在地が【○○】となっているが、

【○之○】ではないですか?

目録の1番は、【○之○】となっていますが。」

とのお尋ねである。

常、ミス多き僕は反射的に謝る。

「あ、間違えました。○之○です」

書記官は、
「いえ、先生の訴状は○之○となっているんですが、
一審の判決が目録の2だけ○○になっているんです。
○之○で確かですね。」

僕は、改めて、登記簿を確認して、
「はい、そうです。」

書記官は続けて
「それと、被告の住所ですが、△△町で間違いないですね。」

用心深くなった僕は、今度は謝らない。

「はあ、そうですが」

「実は係争の3物件の内、1物件だけ、登記簿の被告の住所が

△×町になっているんです。」

手元に証拠で出した登記簿がある。

確かに確認してみるとそうだ。

「ホントだ。間違ってますねぇ(僕のミスじゃないモン)」

書記官
「で、お手数で申し訳ないんですが、最新の登記簿でも、△×町になっているかどうか登記を取り寄せて確認してほしいのですが」

僕「はい、わかりました。取り寄せたら、FAXでいいですね」

書記官
「お手数をおかけします」

すご~い!

何がすごいか一般の人にはわからないだろうけど、

登記を掌る法務局というのは、

超融通が利かない筈の、血液型A型集団の筈なのだ。

したがって、登記官が所有者の住所を間違えて

登記を作成するなどということは、決してあり得ない筈なのである。

当然、正確無比なものとして、登記は扱われる。

だからその前提を疑って、隅々まで証拠で出されている登記に

目を通す裁判所というのはつくづくすご~い!のである。

基本的に、紛争を解決するには、
いずれは、「えいやっ」と割り切るしかない場面がある。
だから、弁護士も裁判官も、基本的に血液型O型向きの仕事だと
僕なんぞは考えている。

細部にこだわり続けると、紛争は延々と長引いてしまう。

ところが、今回、裁判所が見せたすご技は、

登記簿すら疑ってみるというO型には到底つとまらない

超A型の手腕である。

おかげで、判決に基づく登記は、スムーズに運んだ。

裁判所のすご技がなかったら、
法務局まで行った上、
杓子定規な登記官に所有者の住所が判決と登記と一致しないと言われて突き返され
改めて判決の更正決定をもらわなければならないところだった。

いや、恐れ入りました。裁判所様。

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