フォト

日本ブログ村

ブログランキング

  • マスコミに載らない海外記事
    本ブログとセットで読むと、世界のニュースと法律解説がセットでわかります。(;^_^A アセアセ…

  • * ランキングに参加しています *
    応援クリックしてもらえるととっても励みになります
    人気ブログランキングへ

« 事実を伝えるメディアは、どこにあるのか?(体験的マスコミ論3) | トップページ | 原発は… 原子力政策への失望 »

2011年5月19日 (木)

拝啓 ソニー様  TPPと司法

ハッカー(クラッカー)によるネットサーバに対する攻撃によって、7700万件、子会社分併せて約1億件の個人情報が流出したとのこと、心中、いかばかりかとお察し申し上げます。

貴社が個人情報流出を発表したのが4月26日、早くも28日には、米国の弁護士が訴訟の準備をしているとの報道に接しました。

すでに全米で25件の訴訟が係属中とのこと、甚だゆううつな気分ではないかとお察し申し上げます。

なにしろ、かの国は、子どもを連れ去った日本人妻に対して5億円相当の賠償を命じる国であります。

かの国にはクラスアクションという便利な制度があり、一人に対する判決の効力を同様の状態にあるグループに属する者にも及ぼす制度がございます。

仮に顧客1人当たりの賠償額を控えめに見て1000万円相当と考えてみましたが、最近、めっきり計算に弱くなった私には、1億人に対する賠償額が総額でいくらになるか、計算できません。

電卓で計算しようとしましたが、桁数が多すぎて、算定不能になりました。

仕方がありませんので、エクセルで計算させてみたところ、1000兆円になるらしく、どうも、日本の国家予算の10年分を超える金額になるのではないかと危惧している次第であります。

そうなりますと、わが国が世界に誇った創意ある優良企業、私も楽しく遊ばせていただきました数々の名作ソフトを輩出した、あのソニーがまたたくまにこの地球上から消滅してしまいます。

ついでながら、私の大好きだったFFのスクエアまでも個人情報流出による賠償問題に直面しつつあると聞くと、泣けてきます。

仮に極めて控えめに見て…とうてい米国弁護士が納得するとは思えない金額ですが…1人に対する賠償額が100万円としても、1億人に対する賠償額は100兆円になるらしく、日本の国家予算を超えております。

1億人全てに判決の効力が及ぶことはないとして、仮に半数とみても、賠償額は希望的観測で50兆円、可能性の高い金額として500兆円と見積もられます。

貴社はこの負担を持ちこたえることができるのでしょうか。

ネットで適当に調べたところでは、貴社の純資産は3兆円しかないというではありませんか。

何と恐ろしい国でご商売をされているのでしょうか。

何とか、貴社がこの暴力的ともいうべき恐ろしい訴訟を切り抜けられることを祈るばかりです。
トヨタと違って、貴社の過失が明らかなだけに、一日本人として、心配でなりません。

日本では、ソニーを相手取った訴訟の動きはないようです。
これは、日本の弁護士が良識があるからでも、等しくソニーを愛しているからでもありません。
それが証拠に莫大な儲けを挙げていると推察される過払金キャンペーンを展開する弁護士事務所もソニーキャンペーンは展開しておりません。

日本では、無形損害に対する慰謝料が微々たる涙金にしかならないから弁護士にとって、如何にたくさんの被害者を集めようとペイしないからです。
ましてコマーシャル料を払って、被害者を集めれば、完全勝訴でも持ち出しになります。



そこで、TPPの問題です。
TPPでは、当然ながら、法律サービス分野における自由貿易も課題になります。
米国の弁護士が日本で当然に法曹資格を有して、弁護士活動ができるようになります。

彼らの活動の自由を妨げるものは、次々と非関税障壁としてやり玉に挙がること必至です。

米国訴訟に直面している貴社なら、おわかりいただけるかと思いますが、日本の低すぎる損害賠償額は、米国弁護士の活動の自由を妨げるものとして、非関税障壁になります。

強引じゃないか、と思われるかも知れませんが、かの国の要求がいかに強引で非論理的なものであろうと、かの国の日本に対する要求が通らなかった試しがないことは貴社なら十分にご存じのところと思います。

財界は、前のめりでTPPを推進しておりますが、生命身体に関わらない娯楽産業ですら、一瞬のミスで、企業生命を絶たれかねないような法制度を日本に持ち込むことが経済界のためになるのでしょうか。

私は、貴社の命運をかけた今後の闘いを心から支援するものです。

貴社の苦い経験を是非とも、TPP阻止のための教訓としていただき、財界にもTPP加盟は誤りであることをお訴えいただきたく、お便りした次第です。

貴社の益々ご発展をお祈り申し上げます。

* ランキングに参加しています *

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

追伸
TPPの相手国は実質的に米国です。
仮に、輸出が目立つ状態になれば、トヨタのように欠陥をでっち上げてでも、攻撃する国が相手です。

証拠はありませんし、全くの邪推かも知れませんが、ソニーも見せしめ的にねらい打たれているのではないかとの疑いを拭えません。

人の弱みにつけ込むハイエナのような不正義との闘いに、全力でご健闘されることをお祈り申し上げます。

« 事実を伝えるメディアは、どこにあるのか?(体験的マスコミ論3) | トップページ | 原発は… 原子力政策への失望 »

ニュース」カテゴリの記事

司法改革」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/536116/51703222

この記事へのトラックバック一覧です: 拝啓 ソニー様  TPPと司法:

« 事実を伝えるメディアは、どこにあるのか?(体験的マスコミ論3) | トップページ | 原発は… 原子力政策への失望 »

無料ブログはココログ
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31