電力不足のウソ 補助金100万円で200万切る電気自動車発売
電力不足尻目に電気自動車販売開始、シャブ浸け補助金100万円付き。
「三菱自動車は13日、自社の電気自動車(EV) 「i―MiEV(アイ・ミーブ)」で実質の購入費が200万円台を切るタイプを今夏にも国内で発売すると明らかにした。同車種の現行タイプは販売価格が 398万円で、政府の購入補助金を引くと実質購入費は298万円。新タイプは現行タイプより車載電池の容量を減らすことで価格を約100万円抑える。
「 新タイプに対する政府補助金は100万円超となるもよう。三菱自はこれを加味すれば、実質購入費は200万円を切るとみている。」(日本経済新聞6月13日)
「電力不足」が「深刻な」この夏に電気自動車の販売を開始するそうな。
しかも政府補助金大枚100万円ののし付で。
呆れて物も言えんわ。
「電力不足」が本当なら、早速、世論がかみつきそうなものだ。
被災者・被害者救済や復旧・復興に当てる財源がないと騒いでいる中、批判されて当然の大盤振る舞いでもある。
しかし、メディアが騒ぐ気配は毛頭ない。
小出裕章さんがおっしゃるとおり、電力はあまっていて使い道に困っているのよね。
電力不足キャンペーンは、原発必要キャンペーンに他ならないのよね。
ちなみに僕はハイブリッド派である。
減速時に無駄に放出される熱を電気に変えるという発想に惹かれるから。
原発事故で、電気自動車の時代は終わり、燃料電池自動車の開発へ舵を切ることになるんだろうと思っていたんだけどな。
« 夏の電力不足心配なし 『たね蒔きジャーナル」6月9日 | トップページ | 補助金電気自動車普及におけるエコサイクルとは »
「ニュース」カテゴリの記事
- コロナショックはきっかけに過ぎない 資本主義の終焉への長い道のり(2020.03.13)
- 2012年新型インフルエンザ特別措置法に関2012年新型インフルエンザ特措法に関する日弁連会長声明 緊急事態宣言とモーニングショーなど(2020.03.06)
- 厚労省と自民党がデマを拡散する(2020.03.06)
- 新型コロナウイルス検査体制でもまさかのご飯論法 国家の破綻(2020.02.25)
- 新型コロナより怖いオリンピック病 感染拡大防止とは検査しないこと 底抜けの国家統計(2020.02.23)
「東日本大震災」カテゴリの記事
- まだまだ続くぞ、壁の穴(2018.12.07)
- まだ、この国は捨てたもんじゃない、 かもしれない(2018.10.17)
- 「罪のない人を棄民したままオリンピックが大切だという国なら、私は喜んで非国民になろう」小出裕章氏「フクシマ事故と東京オリンピック」(2018.10.08)
- サイエンスZERO シリーズ原発事故(13) 謎の放射性粒子を追え(2014.12.20)
- 原発事故が商談対象に 全ては企業利益のために(2014.02.20)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 電力不足のウソ 補助金100万円で200万切る電気自動車発売:
» 電力会社の利権を奪えば脱原発できる! ニッポンの自家発電はすでに原発60基分 [来栖宥子★午後のアダージォ]
発電施設を所有しているのは電力会社だけではない [続きを読む]
« 夏の電力不足心配なし 『たね蒔きジャーナル」6月9日 | トップページ | 補助金電気自動車普及におけるエコサイクルとは »