大臣の言葉のあまりの軽さ ノーテンキな玄葉外相
今朝のNHKニュース
ミャンマーを訪問した
玄葉外相が
アウンサン・スーチーさん
に対して、
来日を要望した会談後の
記者会見。
玄葉氏曰く
「近い将来、
東日本大震災から
復活した日本を
見に来ていただきたい」
被災地は、
とりあえず瓦礫が
脇によけられて
山積みされているだけ
と聞いていた僕は驚いた。
一体、日本は
いつのまに、復活したんだい?
仮設住宅の寒さが
身に沁みる方々は
どう思われるだろう。
まして死亡を受け容れられない
遺族の方々や
今なお生死不明の
家族の安否を
気遣う方々の
心中はいかばかりか。
引き続き、8時台の
東海テレビ(フジテレビ)
全日本フィギュア選手権
エキシビション放映後の
インタビュー。
羽生結弦選手(17歳)
「(大震災で)まだまだ
大きな傷跡が残っていますが」
同じく浅田真央選手(21歳)
「今年はいろんなことがありましたが、
来年は、それを乗り越えたことを
力にできるような年にしたい」
日本の国の
有様を直視し、
未来に臨む気構えを
示しているのは誰なのだろう。
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【12月28日追記】
1日経ったが、
玄葉大臣の
大震災からの
「復活」宣言は
問題にならないようだ。
この国では
事実を直視した
「死の街」はNGで
「大震災復活」はOK
ということだ。
そう言えば、
原発事故も
収束したことになっている。
日本の「復活」は
被災者なんぞとは
無関係なのだ。
かつて
沖縄を切り捨てて
独立を果たした
この国は、
被災者を
置き去りにして
勝手に「復活」して
いくのだろう。
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