野田総理「命をかけて」消費税増税
野田総理は、24日の講演で、消費税増税に「政治生命をかけて、命をかけて」今国会での成立を目指すと述べたという。
政治家の言葉は軽くなったが、それにしても「命」である。
そもそも命をかける対象が、震災復興でもなく、原発事故被災者の救済でもなく、脱原発でもなく、消費税であるということに違和感を覚えるのは僕だけではないだろう。
もっと根本的には、一国の総理ともあろう者が、たとえ比喩とは言え「命をかける」等と言う言葉を発することが適切なのか問われなければならない。
個人が、その人生観を吐露しているのとは違う。
総理の言葉ともなれば、この国には命より大切なものがあるとのメッセージの意味を持つ。なぜ、この人はその程度のことに配慮を欠くのだろう。
戦争によって300万人もの命が失われ全土が廃墟と化した戦争体験から生まれた日本国憲法が命を最も重要な価値とすることには争いのないところだろう。
その国の総理が軽々しく「命をかける」などと言うのは、憲法の価値観をないがしろにしている。
ただでさえ、自殺者が跡を絶たないこの国で、総理が命より大事なものがあるのだと主張することの政治的な危うさにどうしてこの人は気づかないのだろうか。
「命をかける」対象は、消費増税という。
こういうのをマインドコントロールというのだろう。
マインドコントロールを仕掛けたのは、この場合、財務省である。
消費税よりよほど効率的な財源があることはまた明日。
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