正気の沙汰ではない
白装束集団を覚えているだろうか。
一時、これでもかと、集中的に騒がれて、パタッと音沙汰がなくなったニュースだ。
白装束集団が騒がれていた時期は、戦時集中動員体制を確立する法律である有事法制が審議されていた時期に重なる。
有事法制がさして注目を集めることもなく成立した途端に、白装束集団のニュースは一斉に途絶えた。
この数日の「ミサイルのかけら(ミサイルの破片)」騒動は異常だ。
空には毎日、何千(万?)という飛行物体が飛んでいる。
いつ、どこに落ちても不思議はない。
宇宙には無数のゴミがある。
いつ、どこに落ちてきても不思議はない。
だけど、そんなことを心配して家に閉じこもる人がいたら、おかしな人だと言われるだろう。
しかし「ミサイルのかけら」は、やたらに怖い物らしい。
やたらに恐れなければならないものらしい。
やたらに不安にならなければならないものらしい。
「怖くない」、「不安になる必要はない」、なんて言おうものなら『非国民』と言われかねない空気である。
こういうのを同調圧力というのだろう。
だから、敢えて書いておこう。
メディアも、それを真に受けている人も、理性を失っている、と。
正気の沙汰ではない、と。
* ランキングに参加しています *
« 今朝の中日新聞から(東京新聞を購読しよう) | トップページ | 正気を失う訳 »
「ニュース」カテゴリの記事
- コロナショックはきっかけに過ぎない 資本主義の終焉への長い道のり(2020.03.13)
- 2012年新型インフルエンザ特別措置法に関2012年新型インフルエンザ特措法に関する日弁連会長声明 緊急事態宣言とモーニングショーなど(2020.03.06)
- 厚労省と自民党がデマを拡散する(2020.03.06)
- 新型コロナウイルス検査体制でもまさかのご飯論法 国家の破綻(2020.02.25)
- 新型コロナより怖いオリンピック病 感染拡大防止とは検査しないこと 底抜けの国家統計(2020.02.23)
「憲法」カテゴリの記事
- 2012年新型インフルエンザ特別措置法に関2012年新型インフルエンザ特措法に関する日弁連会長声明 緊急事態宣言とモーニングショーなど(2020.03.06)
- 障害者の生命の価値と損害賠償額(2019.02.18)
- 韓国最高裁判決に関する拙稿がIWJ特別寄稿サイトに掲載(2018.12.31)
- 「1945年への道」さんのチャンネル登録しよう 敗戦をストップするために(2018.12.13)
- 外国人労務者本土移入の件 可決成立 オワコンジャパンを乗り越えて、新たな構想を持とう(2018.12.08)