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2012年5月の16件の記事

2012年5月31日 (木)

切迫 大飯原発再稼働  ♪バカにしないでよ~♪

大飯原発の再稼働がいよいよ秒読みに入った。

   noteバカにしないでよ~

そっちのせいよ

ちょっと待って
テレビとめて
放送やめて
暑いときは

テレビとめて
放送やめて


バカにしないでよ~
そっちのせいよ


橋下なんて
テレビの申し子
一時稼働は、再稼働と同じ
野田と、一体、何を企んでいるの
私やっぱり

私やっぱり疲れ~るわnote

よくも、いけしゃあしゃあと、最も電力食い虫のテレビ放送を止めずに、マスゴミは、電力不足キャンペーンを繰り返すものだ。

こいつらには面の皮が厚いなんて程度の言葉は、不適切表現だ。


どなたか、もっと適切な表現を教えてくださいな。


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2012年5月30日 (水)

TPP問題で日本農業新聞にデビュー

暇がないので、今日は、自慢話で終わり。


実は、5月の連休前、日本農業新聞の記者がわざわざ東京からおみえになって、愛知県弁護士会が、TPPの弁護士制度を初めとする司法に対する影響を検討・研究するチームを立ち上げる話について取材にいらした。


不覚ながら、日本農業新聞を知らなかったが、全国農業協同組合連合会の機関誌格の日刊紙のようである。
同紙のホームページによれば、

「日本農業新聞は、日本で唯一の農業専門の日刊紙です。世界中を見ても、日刊の農業専門紙は珍しく、発行部数の多さは世界でもトップクラス。農産物のおいしさと価値を消費者に伝えるメッセンジャーとしての役割を果たしています。」

との紹介がなされている。


Photo


新聞もホームページも、TPPに対する必死さが伝わってくる。


それは、決してオオカミ少年ではなく、TPPは、あらゆる意味で米国の日本再占領計画だ。
日弁連はそのことにあまりにも鈍感だ。国民もTPPと脱原発の関係を真剣に考えたことがあるのかとも思う。
ついでに言えば、TPPが発効したら、マチベンのように記事を写真で挙げるのはむろん、無断引用はいつでも著作権法違反被疑事件として摘発が可能になる。
多分、WEBの世界は、一挙に様変わりし、萎縮のため自由な情報交換ができなくなる。
そんなことも何処かの組織が真剣に考えているという訳ではない。
ごく少数の人間が、恐怖におののいているに過ぎない。


それにしても、上掲の記事はマチベンを褒めすぎである。
そんなにマチベンはかっこよくない。
にも関わらず、記事の何処かが事実に反するかといわれると、いや、全て事実である。


美しく描いてくれて、農業新聞の記者さん、本当にありがとう impact


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2012年5月29日 (火)

再審棄却  若かりし名張弁護団長の想い出

名張毒ぶどう酒事件の再審開始請求事件に関して、自白至上原理主義裁判所は25日、再審開始を認めない決定を下した。


マチベンは、弁護団には加わっていないが、弁護団長S弁護士は僕が26歳で新人デビューした法律事務所の先輩、弁護団事務局長H弁護士は、同じく後輩である。
だから今回の決定はマチベンにとっても他人事ではない。


弁護団長のS弁護士は、初めて再審開始決定が出た7年前も、最高裁が再審開始取消決定を取り消して名古屋高裁に差し戻した2年前も、隠すこともなく感涙にむせぶ姿をテレビで見せていたことを思い出す。


何より義と情に深い弁護団長だ。


もう29年も前、同じ事務所の弁護士が一丸となって取り組んだ弾圧冤罪事件があった。


不当に拘束された被告が3度目の保釈請求で、ようやく釈放されたとき、S弁護士は、被告を迎え出た弁護団から一人離れて、木陰に隠れて、あられもなく泣いていたのを思い出す。本人は隠れて泣いていたつもりだったと思うが、大声で号泣していたのであるから、事務所のみんなはとうに気づいていた。


みな、彼の情の厚さと率直さに感動した。


しかし、そこはそれ、表向きは、そう褒め讃えたりなどしない。体育会系ともいえるようなこの事務所では、先輩たちは、彼の涙もろさを面白がって、からかって遊んでいた(僕は後輩新人だったから、さすがにからかわなかった。と思う…)。


からかった先輩たちも実は、無実の被告が40日ぶりに釈放され、涙ぐんでいた。泣いていなかったと思われるのは、事務所創設者で当時「スーパーマン」と恐れられていたM弁護士くらいだったのではないかと思う。


その涙もろい名張事件弁護団長は、今、怒っている。渾身の力を込めて怒っている。
こういう時、彼は決して泣かない。泣くわけにいくはずもない。
奥西死刑囚が落胆せず、弁護団を信じて闘うと言うのに、弁護士が泣いたり、展望を失うなどできようはずもない。


神は乗り越えられない試練は決して与えない、という。


身近にいるマチベンは奥西死刑囚と弁護団の勝利を固く信じている。


今回の不当違法決定が、最高裁によって、破棄自判され、弁護団長が「男泣き」に号泣する姿を一刻も早く見たいとマチベンは心から思うのである。

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2012年5月25日 (金)

頑張れ、赤旗  日本共産党へのアドバイス

【マチベン新聞 今日の社説】

中日新聞5月25日

共産党の志位和夫委員長は24日、党本部で開いた全国活動者会議で、40万人前後で推移していた党員が31万8000人(5月1日現在)に減少したと明らかにした。党費未納などの9万人を超す『実態のない党員』を整理して離党の措置を取った。党員数のピークは1990年の49万人。

共産党機関誌『赤旗』の部数も激減中だ。2011年7月現在で赤旗日刊紙は24万部、10年前の36万部から激減したとされている(ウィキペディア)。


僕は、共産党や活動家がしばしば見せる独善的な体質は大嫌いだ。
本稿のテーマと離れるので、詳細は述べないが、低落傾向の大きな原因の一つがそこにあると考えている。


しかしだ。
僕としては、さすがにこのまま共産党が、じり貧になってもらっては、困る。大いに困るのだ。


なぜ困るのか。
それは、既存メディアがあまりにも腐敗・堕落し、ジャーナリズムの体をなしていないからだ。
国民の知る権利の付託に答えるメディアがほとんど見つからないのが現状だからだ。


赤旗はその点、違う。


ごく最近のことを思い出すだけでも、


九州電力のやらせメール事件(ウィキペディア)

2011年6月、玄海原子力発電所 2、3号機の運転再開に向け日本 の経済産業省 が主催し生放送 された「佐賀県民向け説明会」実施にあたり、九州電力が関係会社の社員らに運転再開を支持する文言の電子メール を投稿するよう指示していた世論偽装工作事件。

資源エネルギー庁 反原発言論ネット監視事件(赤旗)

2011年7月、政府が新聞やインターネットを監視し、原子力発電に関する言論を収集していたことが分かりました。経済産業省の外局である資源エネルギー庁が「不適切・不正確な情報への対応」を口実にメディアを監視していたものです。

沖縄防衛施設局長の選挙介入事件(赤旗)

2012年1月、防衛省の沖縄防衛局が、5日告示の宜野湾(ぎのわん)市長選挙に向け、市内に選挙権がある職員や親族が住む職員の名簿を作成させたうえ対象者を集めて真部朗(まなべろう)局長が「講話」までしていた。

これは、多分、ほんの一例だろう。
大手新聞社に比べてはるかに、取材環境に恵まれない赤旗が、大手メディアにまねのできないスクープを連発しているのだ。


赤旗がなくなれば、私たちの知る権利は大幅に制限される。

♪赤旗がなければ、この世は闇よ♪
(「人生劇場」のつもり)

なのである。


赤旗のスクープや共産党の国会議員の追及は、動かぬ物証に基づいている。
のらくらしている政府も、認めざるをえないのだ。
失礼ながら、民主党の偽メール騒動とは格が違うのである。


なぜ、赤旗がスクープできるのか。


答えは簡単明瞭である。


赤旗は、権力にも、商業スポンサーにも屈するおそれがない。


通報者が、赤旗なら、共産党なら、もみ消さず、そして情報源も明かさずに、問題を追及してくれると、信頼しているから、赤旗や共産党に通報するのだ。

いかに腐った組織にも、正義感を持った人、良心的な人はいる。
そうした人が、不正を告発する、最後のよりどころが、赤旗であり、共産党である。


だから、赤旗は絶対になくなってはならないのだ。
共産党の国会議員は絶対に、いなくなってはならないのだ。

------------------------------------

誰も支持してくれないことを承知の上で、敢えて、アドバイスする。
もう、8年も前からの僕の持論だ。


赤旗を党機関誌であることをやめ、共産党発行の一般新聞にする。
編集権は共産党から独立させる。

共産党の宣伝・提灯持ち記事はやめ、内容も一般紙化する。
編集長は、非共産党員の誰もが一目置くようなジャーナリストを据える。
記者には、これまでの赤旗記者に加え、既存メディアの退職記者や、フリージャーナリストを雇用する。


既存メディアには、良心的な記者がいる。生活のレベルが落ちたとしても、ジャーナリストとしての良心を貫きたい、良心的な記事が書きたいと身もだえしている記者が、少なからずいる。
そういう記者を薄給で雇う。


そして、記者の良心にしたがって自由に記事を書いてもらう。


共産党が小沢一郎の「政治とカネ」問題を追及していても、赤旗は、検察審査会の疑惑を正々堂々と暴く。


共産党が暴力団排除条例に反対していなくても、この条例が「暴力団排除」を口実に市民に義務を課し、警察権力が市民社会に全面的に介入する警察支配・たれ込み国家を導く治安維持法並みの悪法であることを正々堂々と論じる。



共産党の宣伝記事がなくなって、見るからに一般紙になれば、今よりよほど、普通の人が抵抗なく購読できる新聞になるだろう。


とりあえず、共産党関連団体のチラシは遠慮してもらう。関連団体は、運動体内部で閉じるのではなく、商業新聞に折り込みチラシを入れた方が、運動的にも生産的な筈だ。商業新聞に入れるチラシということになれば、どうすれば普通の人の目や関心を引くか、工夫せざるをえないだろう。


マチベンのアドバイスを入れれば、売れることは100%請け合いである。
理由をいうまでもないだろうが、まず、真のジャーナリズムを標榜する競合相手がいない。独占状態である。
しかも、献身的な党員がボランティア同然の給料で配達するので、他紙より安い。
売れれば、折り込みチラシも入るようになる。
折り込みチラシの収入で、配達代が出るようになれば、万々歳である。


共産党が政党交付金を受け取らないという矜持を貫くならば、『赤旗』を売る以外に方法がないのである。


ならば、赤旗よ。
脱却せよ。
脱皮せよ。
飛躍せよ

内部経済循環遊びはやめよ。


真のジャーナリズムを体現した日本を代表する新聞になることができるのは、現在のところ、赤旗しかない。


赤旗が脱皮すれば、政府公報・大企業広報紙に成り下がった一般紙に飽き飽きした読者が雪崩を打って、赤旗に乗り換える筈だ。
日本一の日刊紙になるだろう。


マチベンは真剣にそう思っている。


あとは、あらゆる意味で頑固者な、共産党が聞く耳を持ってくれることを祈るばかりだ。

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2012年5月24日 (木)

強姦罪弁護の新たな切り札 裁判員裁判

5月23日の朝日新聞が、裁判員裁判の影響で性犯罪の起訴率が下がっていることを報じている。被害者は、一般市民の前で被害を証言することに、耐えられない思いが強いために性犯罪の起訴率が著しく下がっているという趣旨だったと思う。


この記事を読んで、思い出したくない事件の記憶がよみがえった。


公園で遊んでいる知的障害のある20歳の女性に性的いたずらを繰り返したという事件だ(準強制わいせつ)。

本当は、やりたくなかったが、当事者とは、いろんな縁があり、依頼を断ることができなかった。


立派な会社の会社員だったが、仕事や家庭のストレスが暴発したような印象であった。


起訴されて、事件が公になれば、退職を余儀なくされ、もともと事情があって、経済的な余裕がなかった家計は破綻するだろう。


マチベンは、とてもじゃないが、やりたくないと心底思いながら、不起訴(起訴猶予)にしてもらうために、弁護に当たった。


民事事件で認められるより多めの賠償金を用意させた上、被害者の親御さんに連絡を取り、面談し、謝罪した。


あまりにも卑劣な犯行で、絶対に許せない、と言われる親御さんの気持ちが痛いほどわかる。


イヤな役回りで、マチベンにはどこにも正義はない。


結局、この事件は、示談成立、起訴猶予で終わった。


決め手は、親御さんが一番、心配していたことを告知したことだった。


マチベンは言った。


「加害者が言っている内容と知的障害がある娘さんが言っている内容に食い違いがある。

仮に裁判になれば、弁護人としては、本意ではないが、娘さんの証人尋問をせざるを得ない。

忘れたい内容を、詳細にお聞きせざるをえない。

傍聴者もいるかもしれない。


本当にそれが、娘さんが望むことですか。

それでも、加害者を裁きたいですか」


こういうことが言えなくては弁護士ではない。


もっとしれっとして言う弁護士もいるかもしれないし、同様の事案を何度担当しても大丈夫なように、心に殻を付けた弁護士もいるに違いない。むしろ、その方が普通かも知れないとすら思う。


でも、マチベンの心の皮は、やたらにやわだ。
弁護士はそういうものなのだと、わかっていても、やりきれない。もう二度と、同じことはしたくないと、思ってしまう。


さて、冒頭で触れたとおり裁判員裁判の導入で、裁判員の前で証言することを被害者が嫌い、性犯罪の起訴率が激減しているそうだ。(5月23日朝日新聞・但し、うろ覚え)


となれば、殺し文句は、さらに増える。


「一般の市民から選ばれた9人(補助裁判員が3人だとして)が、観ている前で、一から証言しなければならないですよ。


加害者の言い分とずいぶん違うから、細かいことまで微に入り細に穿ってお尋ねしなければなりません。


裁判員には、スケベなオヤジがいないとも限りません。


人の噂が大好きで、興味深々で話を聞く奥様がいるかもしれません。


裁判が終わった後、どこかで顔を合わせるかも知れないですよ。


法廷で証言した内容は秘密ではありませんから、口の軽い裁判員がいたっておかしくありません。


あなたは、それでも、加害者を裁きたいですか」


強姦致傷にならなければ、裁判員裁判にはならないのだが、そんなことは無視。強姦は極めて重罪なのだから、当然、裁判員裁判になるような顔をして被害者に迫ることになるのだろう。


想像するに、裁判員裁判は、強姦犯の起訴前の弁護の新たな切り札になっているようである。

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2012年5月22日 (火)

絶好調 今日の中日新聞 (中日・東京新聞を読もう)

今日もツイッター的ご紹介ブログ。

例によって中日新聞から記事のご紹介。

今日は、まず、「特報」の記事が秀逸だった(クリックした上で拡大していただけば、読むことができます)

「米国文化へ薄れる憧れ
日本人『ハリウッド』離れ

Photo

僕も、常、アメリカ映画が面白くなくなったと思っていた。


映画にはとんと疎い僕の言うことだから、当てにならないが、「マトリックス」以来、感心した映画にお目にかかったことがない。最近は、観るとしたら、もっぱら邦画だった。


韓流ドラマの方がよほど面白いと思っていた実感がそのまま反映された結果である。


「ハリウッド映画は品質を落としている」とか、「日本人は物質的豊かさとは異なる新たな価値を模索する過程にいる」あるいは、「米国流の競争社会、拝金主義への疑い、嫌気が出てきている。穏やかな方向を日本人が求めるようになっている」という指摘は、いちいち腑に落ちる気がした。



続いて、

「『震災と原発』の書 何を読む?」
「記者お勧め7冊を紹介」

として、行き届いた原発書の紹介記事がある。

Photo_2

僕は、どれも読んでいないことを白状するが、小規模出版社まで行き届いた紹介記事は読んでいるだけで楽しいし、中日のスタンスがはっきり現れているようで、好ましい。




ま、それにしても、司法改革に関しては、中日も最高裁から、しっかり広告料をいただいているからダメだわなと思いながら、3面を開いて驚いた。


「裁判員法施行3年」と題する記事は、何と、裁判員制度自体に反対する意見を裁判員制度推進の意見と対等に扱っている。

Photo_3

僕が知る限り、大手新聞社が裁判員制度反対の識者の見解を投稿記事ではなく、取材記事で真正面から掲載したことはこれが初めてではないかと思う(毎日新聞当たりには、あったかもしれないけれど)。


「司法とは自由を守る作業。そもそも多数決の原理はなじまない。牛を盗んで村民からつるし上げられ、袋だたきになる世界とは違う。」

とのご意見に、快哉を上げ、笑い泣きである。

愛知県弁護士会会長纐纈和義氏の見識躍如である。


というわけで、今日の中日新聞は、益々快調である。



兼ねて、中日の論調は好きだが、読み応えは朝日の方が勝るかな、なんて思っていたが、この新聞は成長しつつあるようにすら見える。



弁護士大増員について、かつて中日新聞は、「弁護士を掃いて捨てて何が悪い」という趣旨の社説を掲載して、司法記者クラブの記者にすら顰蹙をかったことがあるが、そんな過去も許してあげたくなった。



なお、今、僕は、訳あって3日1回くらいしか新聞を読む時間がない。


したがって、このブログで中日新聞を読めるとは、思わぬように。


見落としているもっとすぐれた記事があるに違いないので、是非、中日新聞・東京新聞の購読をお勧めする。

といって、マチベンは、中日新聞とは縁もゆかりもないので、念のため。

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中日新聞様 著作権上、問題がありましたら、ご連絡ください。いつでも写真をカットいたします。

2012年5月21日 (月)

『週間ポスト』今週号はお薦め (ツイッター的)

かつてオイルショックのとき、石油不足が心配され、不安が渦巻いた中、テレビ各局は、いっせいに深夜放送を自粛して、石油消費量の削減に貢献した(と思う)。


今、テレビは電力不足をけたたましく言い立てながら、原発再稼働の後押しに躍起になっている。


ネット住民には当たり前になっているテレビ局の欺瞞がようやく現実世界に流出し、採り上げられた。


週刊ポスト今週号(6月1日号)は、
野村総研が発表していた不都合な真実
効果はなんとエアコンの1.7倍 大メディアはなぜ報道しないのか

最大の節電は「テレビを消す」ことです


と題する記事を掲載した。
読んではいないが、買ってみた。
きっと良い記事だろうと想像する。


本当に電力不足なら、オイルショックの時の例にならい、まず、昼中午後1時から4時までのテレビ放送を自粛すべきだ!
それだけで、ずいぶん節電効果が出るに違いない。


そういう話が全く出ないこと、テレビ局や大手新聞社の最大のスポンサーの一つが電力業界であるところに、今回の電力不足風説の、いかがわしさがある。

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2012年5月18日 (金)

何をしておる!日弁連 宮崎学の子分

宮崎学の子分である。面識はまだない。

日弁連の話題なのだから、マチベンに書けと言ったが、怖くて書けん、暴力団は嫌いだとほざく。
仕方がないので、わしが書くことになった。

さて、日弁連の機関誌『自由と正義』5月号にこんな予告記事が掲載された。

Nitibenren6gatugou

 

6月号では、『反社会的勢力に対する日弁連・弁護士会の取組』を特集するという。


頭がくらくらしたぞ。
少数者の人権を擁護する日弁連の使命はどこに行ったのか。
先日は、東京弁護士会の機関誌が暴力団排除を特集しておった。


高い使命感をもって、身命を賭して、暴力団排除に取り組んでおるのであろうが、見識が狭い。


暴力団排除を高く掲げる弁護士は、コマーシャリズムに乗って過払金の客寄せを図った弁護士たちの姿に重なる。

俺の目には、弁護士が、暴力団排除を理由に企業法務に食い込もうとしているように見えてならん。

新法・新条例の制定は、企業法務の新分野を開拓する、弁護士のための新手の公共事業のようだ。


公共事業の割に金がかからん、なぞと見過ごすことはできん。


『反社会的勢力』と来た。
言っておくが、もともと、この言葉は、『平場の重さん』と同じように、警察業界の隠語だぞ。


ナチス政権下の牧師が残した言葉にこんなのがある。

「ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。
ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた。」
    ― 『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』

共産主義を暴力団に置き換えれば、酷似しておる。

念のためにいえば、当時は、どこの国の共産主義者も暴力革命を唱えておったから、一般市民にとっては、得体の知れぬ怖い存在である点で、暴力団とさして変わりなかったとも言えるな。


わしが、警察庁長官であれば、次のような祝辞を送りたいところだ。


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      祝 辞

『反社会的勢力』とは、もともと、警察用語でしたが、このたび、日弁連でも機関誌で正式に採用され、日の目を見ることとなったのは、誠に喜ばしいところです。


私どもは、さしあたり、暴力団の排除に全力を尽くして来たわけでありますが、巧妙化する手口を踏まえ、暴力団を排除するためには、『反社会的勢力』全般を排除しなければならないことは言うまでもないところであります。


ちなみに、警察白書では、これまでも、暴力団はむろん、オウム真理教、右翼、過激派、共産党等、『反社会的勢力』の動向に注目してきたところです。近時の特徴としては、反グローバリズム運動、米軍基地再編、雇用問題等に関係した大衆運動にも『反社会的勢力』の浸透が見られるところであります。


このところ、顧問弁護士の企業法務技術の向上がめざましく、各企業で、競うようにして『反社会的勢力』の排除に向けての努力が重ねられていることは、警察庁としても、予想外の進展と受け止めております。


中でも、グーグルで「反社会的勢力 定義」で検索して1番上に出てくる水戸証券の定義はA4・1枚に『反社会的勢力』を網羅したものとして、秀逸で、顧問弁護士の力量が大きく寄与しているものと思われます。


この定義では、総会屋はむろんですが、「社会運動ゴロ」等も含んでおり、最終項では、「前各号に準ずる者のほか、暴力的または不当な要求行為等により市民社会の秩序や安全に脅威を及ぼす団体または個人等、当社で定める者」として、およそ反社会的と考えられるあらゆる者を排除することのできる応用性にすぐれた定義となっております。


この最終項は、自民党の憲法改正案の21条2項「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的とした結社をすることは認められない」とする表現の自由の制限規定と連動しており、大きく将来を見据えたものといえましょう。


また、企業の中には、定義の中に、「威力」を用いる行為者を「反社会的勢力」に包含して排除しようとするなど、行為者の属性でなく、行為の特性に着目した定義を用い、今後、企業や政府に対する示威活動、平たく言うとデモなどに対しても、柔軟かつ有効に対応できるよう工夫をこらした例もあります。
パレードもむろん主張内容如何によって、「威力」を用いているものであることはいうまでもなく、こうした広範囲な活動に『反社会的勢力』の定義を及ぼそうとする努力は心強い限りであります。


日弁連の会員各位の熱意と努力により、警察関係者の悲願とも言える『反社会的勢力』の駆逐に向けて、めざましい努力が重ねられていることには、往時の日弁連を知るものとして、誠に感慨深いものがあり、感謝に耐えないところであります。


今般、こうした成果を踏まえて、日弁連が、日弁連と単位会を挙げて、反社会的勢力と闘うことを機関誌において堂々と宣言・表明され、会員の結束を示されたことは、日弁連の長き歴史の中でも、画期をなす新たな頁を開くものとして誠に慶賀に堪えない次第であります。


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【マチベンの言い訳】
マチベンは、暴力団は嫌いである。
最初に入った法律事務所が、暴力団員からの依頼を禁止し、暴力団を排除していたので、爾来30年、マチベンは一度も暴力団員の依頼を受けたことがない。
暴力団関係者とわかれば、依頼を断ってきたし、依頼後に、暴力団関係者とわかれば、たとえ金目の事件でも、即刻、辞任してきた。
最も暴力団関係者の排除に努力してきた者として30年のキャリアには矜持がある。


しかし、『反社会的勢力』となると話は別だ。
いずれ、喫煙者である我が身に及ぶ可能性も、考えなければならない。社会通念次第で、タバコの煙は、「威力」に当たりかねない。


公然と『排除』を謳う社会が住みやすい筈がないのは、自称「宮崎学の子分」さんのおっしゃるとおりで、「『我々』と『敵』」という線引き問題は、課題が達成されそうになれば、次々に新たな線引きを繰り返すことになるのは、歴史が示すとおりだ。


つきましては、日弁連には猛省を求めたく、かと言って、公然と物を言う勇気もありませんので、子分さんにブログをお貸しした次第であります。
これも利益供与というのだろうか?

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2012年5月17日 (木)

ボ2ネタの風物詩

法律家関連の話題をリンクして提供するボ2ネタ板のコメント常連「ベキバキさん」からお借りしました。

辛口の批評も、「(。_・☆\ベキバキ」で、一気に和ませる技は、一服の清涼剤のよう。

辛口ばかりのマチベンには、まねできません。

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注怪刑事訴訟法 2012/05/10 01:25

法務大臣の指揮権は指定弁護士に及ぶか?
法務大臣の指揮権は検事総長のみ拘束するので及ばない。
呆務大臣の超法規的指揮権なら……(。_・☆\ ベキバキ

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中のヒト 2012/02/08 19:32

議員定数不均衡訴訟は,多数意見も少数意見もコピペで起案なうw(。_・☆\ ベキバキ

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てんか 2012/05/11 18:13

電気料金の値上げについて
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1203333_1834.html

当会社の運転手が起こした事故の損害賠償の支払のために大幅な収入不足が見込まれるので運賃を値上げします。(。_・☆\ ベキバキ

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(判事検事)人事交流廃止 2012/04/26 09:26

検弁交流もついでに止めましょうか
ネーミングが(。_・☆\ ベキバキ

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つらいから青春だ 2012/03/26 17:56

by砂糖麹,最高裁事務躁局……(/ω・\)チラッ
by 日便連執行部……('A`)
by 棚牡丹ロー狂官……(。_・☆\ ベキバキ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私的整理に関するガイドライン 2012/01/26 19:41

修習貸与費の不払いや破産を想定して見直すのか。(。_・☆\ ベキバキ

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読み方どちら漢字どちら 2012/02/05 20:20

わいせつトガorわいせつズガ
ネ抵当orコン抵当
シャッカ法orシャクヤ法
フウエイ法orテキカ法
団藤先生or團藤先生
大谷実先生or大谷實先生
弁護士or辯護士or弁誤士\(?。?")マテコラ
弁理士or辨理士or便利士(。_・☆\ ベキバキ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1年前に把握 2012/03/02 15:33

裏付け捜査で客観証拠を重視して吟味するのに1年間……(。_・☆\ ベキバキ

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そして現実 2012/01/16 23:55

「放射性降下物は土地に附合したから盗電の所有物ではない」(。_・☆\ ベキバキ
「こんな愚かな答案書くような受験生は落とすしかない(キッパリ
 盗電ではなく東電だろうが」\(?*?")マテコラ

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【そして今年も節電の夏が来る】

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打ち水に効果なし 2011/06/29 07:56

ならば年寄りの冷や水じゃよ(最高裁)(。_・☆\ ベキバキ

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検察庁における節電 2011/06/25 14:29

録音録画装置の使用停止(。_・☆\ ベキバキ
取調室のクーラー使用停止\(?。?")マテコラ
今年の夏の取調べは節電で熱いかも(瀧汗。

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ベキバキさん、著作権上問題がありましたら、ご連絡ください。

プロフィールから飛んでいただければ、連絡先、わかります。

2012年5月16日 (水)

宮崎学の子分 小沢一郎はなぜ8億円貸したことにされちゃったのか

宮崎学の子分である。まだ面識はない。


暴力発電は、まだ一件も成約がない。極めて優秀なシステムなのに、契約をすると、暴力団支援目的の利益供与に当たると要らぬ恐れを抱かれておる。


以下の文章を読む前に、5月15日付のブログも読んでおくように。


さて、小沢一郎が陸山会に貸したのが8億円だとされる理由は、どういうものだろうか。


この答えは、その後の経過を見るとわかる。


秘書は、翌平成17年と、平成18年にそれぞれ、担保に入れた陸山会名義の定期預金を2億円ずつ解約して、銀行に対する小沢一郎の借入金を返済した。小沢一郎が銀行から借りた4億円は、完済になった。
小沢一郎の4億円の借金を陸山会が肩代わりして返済したのだから、小沢一郎に4億円を返したことになる。
小沢が貸したのが4億円だけなら、これで、終わり、めでたしめでたしの筈だ。


ところが、そうはならない。


小沢一郎が最初に秘書に手渡した4億円は、まだ小沢一郎の手元に返っておらんではないか。


仕方がないので、秘書(代がかわっておる)はやりくりして、3年後に、陸山会から小沢一郎に4億円を返した。


こんがらがるが、やはり小沢一郎は、陸山会に8億円を貸しておったのだ。


法律家でさえ、十分、こんがらがる。このからくりを、不案内な秘書(判決がそう認定しておる。確かに、経過を見ておると頼りなくてならん)がやったのであるから、秘書自体も訳がわからなくなっていたのではないかと思われる。


※ 当初、秘書は、小沢一郎から渡された4億円を、そのまま土地代金に充てるつもりだったが、先輩秘書から預金担保で銀行から借りたお金を土地取得に充てる方法を助言され、(よくわからないまま)銀行借入を使う方法に変更し、土地代金を決済する前日に銀行の内諾を得た。ところが、翌日の午前10時の代金決済時刻に融資が間に合わなかったため、結局、陸山会の他の預金をかき集めて、代金を決済した。結局、小沢一郎が4億円の定期預金を担保に借入手続をしたのは、代金を決済した後であった。とどのつまり、陸山会のお金で陸山会の土地を買ったのだから、何のために小沢一郎から4億円を借りたのやら、さっぱりわからない事態になったという訳である。


判決は、秘書は8億円を借りたことを認識しておったとしておる。
わしには、秘書に関する判決の認定は、合点がいかん。
判決で認定されている様々な経過での秘書の手際があまりに悪いからだ。
よう分かっておらんかったとしか、わしには思えん。


秘書は、大枠は小沢に報告していたが、よく分からん秘書から報告されても、小沢一郎は、的確な認識はできなかっただろう。


小沢一郎といえども法律は素人である。
不正確な秘書の報告で、正確な法的判断(すなわち俺は、手元資金4億円以外にさらに、さらに4億円を陸山会に貸したから、合計8億円を貸しておる)などできなかったに違いない。


違法性の意識がなかったなどという法律用語を使うから、わからなくなる。
要するに小沢一郎は、「俺は4億円しか貸しておらん」という認識であるから【8億円貸したのに、4億円しか収支報告書に記載していない】という犯罪事実を認識していなかったというのが、それこそ「市民」に対する、わかりやすい説明というものだろう。


小沢一郎は疑いもなく無罪だ。


これが世に言われておる「政治とカネ」の問題だ。普通に見れば、ただの経理書類の記載ミスに過ぎんことを空騒ぎのタネにしておる。


もう一度、町内会長の例に戻ろう。


町内会が緊急に50万円を必要とする事態が起きた。
とりあえず町内会長が立て替えることになり、町内会長は会計に50万円を渡した。【貸付金1】
その後、会計は、この50万円を銀行に預け、この預金を担保にして、町内会長が銀行から50万円を借りて、借入金を町内会長が町内会に貸すという処理をした。【貸付金2】
その際、会計は、銀行に預けるとき、預金を町内会名義にした。
会計は、貸付金2を帳簿に記載して、貸付金1は帳簿に記載しなかった。


小沢一郎の裁判は、会計が帳簿の虚偽記載の罪に問われるだけでなく、さらに町内会長も同罪だとするものだ。
こんなことで刑事責任を追及されては、町内会長としては、やっておられんではないか。


何をちゃちいことを、争っておる。
大事なのは「国民の生活」、「国民の命」だろう。


大山鳴動して、ネズミ一匹見つからんのだ。


こんなちゃちい裁判は、早くやめるのがよろしい。
政局がらみで引きずるのは、断じてならんとわしは思う。


おっと、暴力発電について聞きたいという連絡があった。
今日は、ここまでだ。
指定弁護士には、また気が向いたら、アドバイスしてやる。


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【マチベンの補足】
あれあれ、まだ途中なのに、自称「宮崎学の子分」は、あわてて、出て行ってしまった。


彼が説明していることは、大筋、正しいが、法律論としては、まだ不十分なんだなぁ。


実は、この場合でも、銀行から借りた4億円の返済方法次第では、小沢一郎(以下、小沢という)が貸したのは4億円に過ぎないという場合もあるというから、法律はややこしいのだ。


もし、秘書が、担保になった定期預金に手を付けずに、陸山会の他のお金で4億円を完済したとしてみよう。
そうすると、秘書は、完済した後、残った4億円の定期預金を解約して小沢一郎に返済すればよい。
銀行への完済と同時に全てが解決する。
3年後の秘書が、苦労して陸山会のお金をかき集めて、小沢に返す必要はなくなる。
やっぱり、小沢が陸山会に貸したのは4億円だったように見える。


ただ、この場合、定期預金の名義が、陸山会だったか小沢一郎だったかが問題になる。

陸山会の名前だったとすれば、4億円の小沢一郎の借入金を陸山会が肩代わりして返済した4億円と、陸山会名義の4億円を解約して小沢に渡す4億円と、結局、合計8億円を返済することになる。
8億円を返済するということは、やっぱり小沢が陸山会に貸していたのは8億円ということだ。


ところが、この場合、担保に入れた4億円が小沢一郎の名前で預金されていたとすると、どうなるだろう。
その場合、小沢は、銀行からの借入金が返済されれば、担保を解除された自分名義の預金を取り戻すだけだ。4億円は陸山会から受け取った訳ではないから、陸山会が小沢に返したことにはならない。

ややっこしいが、この場合は、陸山会は、小沢一郎の4億円を肩代わりした4億円を返済しただけで済み、後は小沢が自分の預金を取り戻しただけということになるから、陸山会の借入は4億円に過ぎない。


わかっていただけるだろうか。
要するに、銀行から借り入れた4億円を、どのようにして返済するかという事後的な事情や、担保に入れた定期預金が陸山会の名前か、小沢の名前かによって、陸山会が小沢から借りた金額が4億円なのか、8億円なのか左右されるという訳だ。


最後に最も初歩的なことに触れておきたい。
定期預金の名義が「陸山会」か「小沢一郎」なのかは、実は、一般の人には、すぐに判断がつかないことも少なくない。
ここは、マチベンの事務所でも、新人事務員さんに、いつも僕が教えている点だ。


「陸山会代表 小沢一郎」で預金をすると、預金者は小沢一郎ではなく、「陸山会」である。
「陸山会代表」との記載は、単に自分の肩書きを示しているのではなく、その後に続く個人名と一体となって「陸山会」という団体を示すことになる。


判決によれば、小沢一郎は、単に「小沢一郎」と署名しただけで、「陸山会代表」という記載は、署名欄から離れたところに小さく記載されていたようなのだ。
こうなると、小沢一郎が、自分のお金を自分名義で預金したものと理解しても、全然、おかしくない。


判決が、小沢が陸山会に貸した金額を4億円だったと誤解(「市民感覚」では、8億円を貸したという判決の方が非常識だ)していた可能性があるとしているのは、こうした法律の素人には極めてわかりにくい、しかも、事後的に銀行に対する返済がどのようになされるかも含めて、全体を判断できないと、貸したのが8億円だと認識することは極めてむつかしいということを言っているのだ


退屈な説明になったし、わかりやすく説明しようとしても、やはりわかりにくい。
判決は、小沢一郎が8億円を貸したと認識するためには、①預金を担保に入れるための契約書に署名するときに、離れた場所に小さく記載されている「陸山会代表」という文字に気づいていたこと、②銀行からの4億円の借入金が、担保預金から返されることはあり得ないと、借入のときに、認識していたことが必要だとしているのだ。

さらに、判決は明記はしていないものの「違法性の認識」に触れているところからすれば、これに加えて、③上記の事実を認識した結果、収支報告書の記載に関して秘書から報告を受けた翌年3月頃の時点において『俺は8億円を陸山会に貸している』という法的な認識を持たなくてもやむを得ない事情があるとはいえない場合でないと「違法性の認識」を含む「故意」は成立しないことを示唆している。


今、マチベンは、司法試験クラスのむつかしい法律論をしている。


したがって、わからなくても、当たり前だと思う。
これは、弁護士も十分に惑わすことが可能な、極めて高等な法律パズルと呼ぶべきものなんだ。


あら、もう子分さんが帰ってきた。
彼もわかっていないことを書いてやった。


ありがたく思ってくれるかなぁ。


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【再び、宮崎学の子分である。】

結局、さっきの連絡は、冷やかしだった。

わしに、小沢一郎判決の内容を暴露させないための策略だったかも知れん。


マチベンが偉そうに書いておるな。
マチベンが書いた内容くらい、わしはとうに知っておる。
知っておるが、マチベンのような話にすると、訳がわからなくなるから、敢えて書かなかっただけだ。
それくらいマチベンなら知っておけ。


まぁ、それにしても、マチベンが高等法律パズルだと言っていることは正しい。


指定弁護士は、争点になっていない論点で判断されたと、不服を述べておる。
これは、高等法律パズルに気づいていなかった自分が無能だったと自白するに等しい。


想定外の争点だのと騒ぐのは、自分が何を立証すべきかを検察官役である指定弁護士が認識していなかったこと、自らの法律の無知を晒しておる。
この点、指定弁護士のレベルも、一般市民と、あまり違わなかったということだ。
「民意」による起訴なのだから、指定弁護士も「市民」並みの認識で、公判に臨んでおった。
めでたいことではないか。


裁判所の方が、「市民代表」の指定弁護士より、数段、頭がよかったというに過ぎん。


裁判所は、しばしば、当事者が争点としていないところに、論点が伏在していることを見つけて、判断する。
そういう場合、裁判所は、大抵、当事者を小馬鹿にしたように「上から目線」の文章を書く。


しかし、今回の判決文は違うぞ。
極めて、謙虚だ。
指定弁護士のプライドを害さないように最大限の配慮をしておる。


何だか、わしには、指定弁護士は裁判所のありがたい配慮にも気づかぬまま、混乱したまま控訴を決めたように思えてならん。
一審無罪判決の論理が盤石だということを指定弁護士は、まだ気づいていないのではないかな。
補充捜査云々などと言っているのが、その証拠だ。
何を補充すべきだというのか。
高裁で提出できる証拠は、地裁で提出できなかったことに理由がある証拠に限られておる。


指定弁護士の法律の無知は、地裁で証拠を提出できなかった理由にはならん。


一審判決を見る限り、高裁でこれを覆すのは、法律的には、不可能だろう。


指定弁護士の控訴には、違う力が働いたという説も流布されておる。
もし、指定弁護士が一審判決の法律的な盤石さを理解しているのであれば、ただ、裁判を長引かせるためだけの控訴だという説には、相応の根拠があるようにみえる。

いずれにしろ、小沢一郎の刑事裁判で争われているのは、何も本質的な部分のない、法律パズルのマニアに任せておくような、些末な話と言わざるを得ん。


メディアも、市民も、政治家も、本来、何をすべきか、その原点に戻るべきときだ。
つまらん世論調査などやめて、小沢の復権を認めんかい。


復権した上で、だめならだめと諦めも付こう。
だが、これでは、小沢は、生殺しだ。


言っておくが、こうしたことが起きるのは、民意重視の司法制度改革が原因だ。
司法に民主主義原理なぞを引き込むのは、邪道である。

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2012年5月15日 (火)

宮崎学の子分 小沢一郎の4億円とは何だったのか

宮崎学の子分である。面識はまだない。


わしは今、暴力発電の売り込みでで忙しい。
暴力団排除条例のおかげで凌ぎは益々細かくなった。何とか事態打開の切り札に暴力発電を考案した。電力会社を救ってやろうというものだ。実用化されれば、一発逆転も夢ではない。


何と言っても、暴排条例で社会から排除された暴力団を有効活用して、社会貢献させようというのだ。廃物利用である。窮極のエコである。素晴らしいではないか。


だから、小沢一郎の判決の紹介も、指定弁護士へのアドバイスもできなかった。
それもこれも暴排条例のためである。


マチベンがうるさいので書くことにした。


今さらではあるが、判決全文(要旨)が公開されたので、小沢一郎の事件がいかに馬鹿馬鹿しいか、ようやくわかった。


政治資金だとか、4億円だとかいうと、幻惑されるので、身近な町内会に置き換えると、問題の真相は、こうだ。


町内会が緊急に50万円を必要とする事態が起きた。
とりあえず町内会長が立て替えることになり、町内会長は会計に50万円を渡した。【貸付金1】
その後、会計は、この50万円を銀行に預け、この預金を担保にして、町内会長が銀行から50万円を借りて、借入金を町内会長が町内会に貸すという処理をした。【貸付金2】
その際、会計は、銀行に預けるとき、定期預金を町内会名義にした。
会計は、貸付金2を帳簿に記載して、貸付金1は帳簿に記載しなかった。


町内会長は、勤務先から、振込の給与とは別口で、現金で支給される給与があり、これを小遣いにしておった。
恐ろしい妻に知られると、現金支給分まで絞り上げられる。会計は、町内会長に配慮して町内会長が借入を起こして、町内会に貸した形にしたという訳だ。


さて、ここで法律問題だ。
町内会長は、町内会にいくら貸したことになるか。


町内会長は手元の50万円を融通しただけだから、50万円と考えるのが常識的ではないか。
ところが、法律は、50万円を2回貸しているから、100万円貸したことになるとするのである。


50万円を2回借りたのに、最初に町内会長から受け取った50万円を帳簿に記載していない会計は、帳簿に虚偽を記載したことになるというわけだ。


「市民感覚」で、おかしくないか。


しかし、これが小沢一郎や秘書の裁判の実態だ。


何しろ大物政治家だから、動く金も桁外れになるのは当然だ。
手元の融通資金が4億円だったというだけのことだ。


小沢一郎は、土地購入資金として、平成16年10月12日、秘書に4億円を渡した。【貸付金1】
秘書は、平成16年10月29日、陸山会代表小沢一郎の名義で4億円の定期預金を組み、これを担保に小沢一郎が4億円を借りて、陸山会に貸した。【貸付金2】
したがって、貸付金は4億円2回、合計8億円になるという理屈だ。
秘書は、陸山会の収支報告書に貸付金2だけを記載して、貸付金1を記載しなかった。
小沢一郎から出たお金は4億円なのだから借入は4億円だと思っていたのだ。
陸山会は、2回に分けて合計8億円を借りたのに、1回目の4億円を収支報告書に記載しなかったことが、収支報告書に対する虚偽記載とされたのである。


町内会長の例と同じだ。


「市民感覚」では、小沢一郎が陸山会に貸したのは4億円に過ぎないではないか。


ところが、法律というのは厄介なもので、この場合、8億円を貸したと言い張るのだ。
4億円の土地を買うのに、なぜ8億円を貸したと言わなければならんのか。
さっぱりわからん。


この点は、小沢一郎も一市民に過ぎん。
法的にどうであれ、自分では4億円を貸したという認識しかないのではないかな。
法廷での証言を見る限り、秘書も、4億円を借りたという認識しかなかったようだ。


しかし、法的にそうでなかったというのが、この小沢事件の肝である。


いや、4億円でも手元に置いた資金としては巨額過ぎ、これがいかがわしいという向きがある。
しかし、判決は、これは小沢一郎個人が、相続などを通じて取得した個人資産であると認定しており、争点にもなっておらんのだ。


判決は、

「被告人は、(上記貸付1に充てた)本件4億円の原資について『かなり以前から、元赤坂タワーズの金庫で現金として保管していた個人資産である。その原資は、親から相続した不動産を処分して、現在の自宅を取得したときの差額である約2億円、家族名義の預金を払い戻した約3億円、議員歳費や印税等が貯まったものを払い戻した1億六,7千万円であり、手持ちの現金として保管していた』旨、公判で供述している。この供述は、細部において、あいまいな点や捜査段階における供述との変遷がうかがわれるが、大筋においては、この供述の信用性を否定するに足りる証拠はない。」

と一蹴しており、指定弁護士もとくに争っておらん。


タンス預金に、7億円なぞ、けしからん等とやっかむではない。
私財を投じて、よい政治をする用意があるなら、褒められこそすれ、非難される謂われはなかろう。
問題は、小沢一郎が、やろうとしていた政治が真っ当だったかどうかにあるはずだ。


世には、水谷建設からの5000万円が含まれているという邪推がいまだにまかり通っておる。
むろん、特捜部もそうにらんだのであろうが、そもそも水谷建設の5000万円自体が特捜部が小沢一郎を陥れるために描いたストーリーとしか思われん上、小沢一郎が秘書に4億円を渡した後の事件にしかできなかったという間抜けた代物で、およそ信用性はない。


未だに、「政治とカネ」などと騒いでおるメディアは、揣摩憶測、流言飛語を広めているとしか言えんのだ。
証人喚問などと騒いでいる野党も野党である(社民党を除く)。
しっかり政治をせんかい。


ところで、判決は、どうして、小沢一郎は、陸山会に8億円を貸したなどと、非常識なことを言うのか。


最初の例では、町内会長は、50万円ではなく、100万円を町内会に貸したことになるという理由は何かという問題である。


おっと、凌ぎの催促があった。
今日は、ここまでだ。
答えは、また気が向いたら教えてやろう。

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2012年5月14日 (月)

明るい不登校

先日、元依頼者であるAさんに3年振りにメールで連絡して、お願い事をした。


返事は、子どもが不登校になっていて、有給は全て児童相談所に通うために消化しているので、自分は協力できないが、代わりの友達を探してみるということだった。


お子さんのことが、少し心配だった。


打ち合わせのため、Aさんが紹介してくれたお友達と会い、Aさんのお子さんのことを聞くと、なぜだか突然、不登校になった、勉強はしているし、学校が終わると下校した友達と一緒に遊んでいて本人は不都合がないみたいにみえる、学校が嫌いというわけでもなさそうだし、友達も仲良くしているので、どうして行かないんだろうねということなのだそうだ。


いずれ行くようになるよと、言いながら、いつの間にか、1年以上になったという。


おじさんであるマチベンは、やはり少し心配だ。


そういえば、自分の身に照らすと、こんなことがあったことを思い出した。
日弁連のある委員会で、非主流派である愛知県弁護士会選出の副会長(愛知県弁護士会の会長は、日弁連の副会長になることが多い。副会長は、日弁連に多数ある委員会を分担して受け持つ)が、不得手な分野を担当させられた上、何とはなしに、委員会からシカトされるような、冷たい扱いを受けたのを目にしたことがある。
で、思い出したら、それ以来、僕はかれこれ2年以上、その委員会には出ていない。
委員のみんなはいい人だから、別に仲が悪い訳じゃないし、意図して委員会に出ていないわけでもなくて、無意識に足が向かなくなった。


そんなことを思い出して、Aさんにメールしてみた。


返ってきた答えは、娘も元気で活発だし、勉強も遅れていないし、別に心配していない、こんなこともあるのね、というものだった。


何と鷹揚な。
親としては、それなりに忍耐はしているのだろうけれど、「明るい不登校」というものがあるのだなと、思い知らされた。


近代学校システムは、国民国家を担う国民を形成するために作られた。
近代資本主義の祖アダム・スミスは、国家が担うべき最低限の役割として、国防、治安、司法と並んで教育を挙げている。
要するに、近代学校システムは、国軍と工場労働を担うための集団的訓練を経た均一な国民を作るためのシステムだったわけだ。


この要請は、現代日本では明らかに後退していることは事実だろう。
徴兵制などというものは、草食男子が増えている中で導入も困難だろうし、強引に実行しても、実力ある軍隊になるか、甚だ怪しい。


工場労働が経済の主要部分を占めるという時代も、何となくではあるが、終わりそうな気がする。


それが証拠に、これからの日本に必要なのは、勤勉さだけでなく、創造性だとか発想力、構想力だとか言われて、画一思考が批判されたりする。
近代学校システムは、均一で画一な国民の形成を目的とするわけだから、時代のニーズに合っていない。


という訳で、マチベンとしては、国民量産体制の近代学校システムが時代環境の中で、機能不全を起こしたのだと考えてしまう。
「明るい不登校」は生まれるべくして生まれたなんぞと考えてしまうのである。

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2012年5月11日 (金)

オー!アウェイ法廷

政治家の世界ほどではないにしろ、法律家の世界も、ご多分に漏れず、男社会である。最近ではさすがに女性の裁判長も珍しくなくなったが、法律家全体に占める女性の割合はまだ20%にも満たないようだ。


先日の法廷、マチベン30年にして初めてのアウェイ法廷だった。


指定された時刻の5分前に法廷に入る。裁判官席を見ると、裁判長を始め3人の裁判官の内、2人が女性だ。へ~、こんなこともあるんた、珍しいと思って、被告席を見ると、これまた、3人いる代理人(国が被告の事件だったので、弁護士ではなく検察官が代理人だ。)も2人が女性だ。しかも、主任、副主任が女性で、男はその補佐だ。
で、国外退去命令の取消を求める外国人である原告の代理人も女性。


前の事件が終わって、僕が原告席に付く。並んで原告席に座った原告が、また女性なのである。
その上、この裁判を支援するために駆けつけた傍聴者が2人を除いて全員が女性。


男としては、完全アウェイ状態である。
で、居心地はと言えば、別に、悪くなかったよ。もともと僕はフェミニストなんだから。



僕が知っているロースクールの学生は3割から4割が女性である。で、僕の偏見かもしれないが、優秀な学生は女性の方が多いような気がする。


僕の事件は、地域の居住環境を守ろうとする建築確認処分取消の事件だ。企業論理にとらわれがちな男性より、女性の方が生活感覚を大事にしてくれそうな気がする。なぞと虫の良いことを考えるのが、偏見でないことを願うばかりである。


追伸
指定弁護士の控訴を受けて、このブログの読者は、「宮崎学の子分」の登場をお待ちかもしれないが、彼は暴力団大増員、ではなく暴力団排除条例の煽りを喰って、細かい凌ぎに益々忙しいようで、よろしく伝えてくれということだった。

何だか知らないが、原発に代わる電力として「暴力発電」を考案したそうで、電力会社に売り込んいるが、相手にしてもらえないと泣き言を言っていた。
それもこれも暴排条例のせいである。

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2012年5月 5日 (土)

子育ては、こうでなくっちゃ 家庭教育支援条例断固阻止

連休もあまり休まず仕事をするマチベンであるが、たまには休んで、近場の公園に出かけた。

公園の入り口は、人が多いが、奥に回ると、一気に人出が少なくなり、静かな環境である。


散歩していると、3歳くらいかと思われる女の子と父親の二人連れに追いつきそうになった。


女の子が、向こうからお母さんが来るのを見つけて、走り出した。


走ると足下がたどたどしく、真っ直ぐ走れなくて、なぜか、道ばたへ寄っていってしまう。
路傍には、女の子の身長より少し低い程度の数十㎝の崖がある。


危ないなぁと思いながら、冷や冷やして見ていると、一気に崖に接近して、体が傾き、あ、落ちると思った。


その瞬間、女の子の少し後ろを歩いていたお父さんが、崖下に飛び出して、抱き止めようとした。が、勢い余って、ずっこけてしまった。


女の子は、崖下に傾いた体を一転、見事に立て直して、何もなげに、走り始める。


思わず、大声で笑ってしまった。


女の子がびっくりして振り返った。
僕は、「ごめん、ごめん」と謝った。


向こうから、母親が「私も、『落ちる』と思った」と健闘むなしく、ずっこけた父親に話しかける。動揺した様子もなく穏やかな声である。


いいものを見た。


無関係な僕さえ、「危ないよ」と声をかけようか迷った。
父親がいたので、黙っていただけだったかも知れない。
親なら、なおさら声をかけたくなっただろう。


子どもが落ちる瞬間まで、じっと我慢していた両親は、素晴らしいと思った。


子どもは、失敗しては、自分で学んでいく。
それが致命的なリスクでない限り、じっと我慢して見ていてやった方がいいに決まっている。


そのためには、忍耐が必要だ。
女の子の両親は、二人とも、忍耐強かった。
いい子が育つだろうなと、孫がいてもおかしくない年齢になったマチベンは思ったのである。


大阪では大阪維新の会によって家庭教育支援条例が用意されていると聞く。
家庭教育にまで、権力が「支援」の名を借りて、あれこれ押しつけられては、たまったものではない。
このようなお節介を焼こうとする権力が、忍耐強い筈がない。
家庭教育に介入した挙げ句、ろくなことにならないのは、目に見えている。
家庭教育支援条例、断固反対である。

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追記

 大阪市の家庭教育支援条例は、「親学」なるものに基づくものなんだそうな。「親学」の推進勢力は、ずいぶんと、大きなものがあるらしく、何と、名古屋市も親学を推進中だそうだ。

以上、「俺の邪悪なメモ」さんで知りました。

2012年5月 3日 (木)

自民党憲法改正案の「矛盾の象徴」 天皇

憲法記念日にちなみ、4月27日に発表された自民党憲法改正案について、一言。

かといって、精密な分析は苦手なマチベンは、すぐに飽きるので、第1章までしか検討していない。


採り上げるのは、天皇に関する規定である。


どうもこの憲法改正案を作成した人は、論理ということを尊ばない人らしい。
その上、天皇制は大事であっても、現実に存在する天皇に対しては、配慮のない人らしい。
この憲法改正案は、矛盾の象徴だった天皇陛下のお悩みを、さらに深めてしまいそうである。
その意味では、自民党憲法改正案は、不忠の憲法改正案と呼ぶことができる。


この憲法改正案では、天皇を元首と定め、君が代日の丸を国歌・国旗と明記した上、国民に対して、これを尊重する義務を課している。
現憲法にある天皇=「国民統合の象徴」との規定は、そのまま残し、むしろ前文冒頭に明記する等、「国民統合の象徴」としての天皇の性格を強めるものになっている。


ここで、天皇の性格付や、天皇に直接、関わる事項は、
① 国民統合の象徴
② 元首
③ 君が代(国民の尊重義務付)
の3点である。


君が代を問題にするのは、君が代の「君」はまさに君主制の意味の「君」であり、君が代は君主である天皇の御代の永からんことを願う歌だからである(僕の小さい頃、愛知県の小中学校では、教師から「君が代」の「君」は、あなたという意味だとか、恋人という意味だとか、訳のわからない説明をされて君が代を歌うように指導されたが、さすがに今は、こんなことを言う教員はいないだろう)

 

さて、問題は①「国民統合の象徴」と、③の君が代尊重義務が論理的に両立するか否かである。

この問題は、今の日本国で圧倒的な少数者である当の天皇の立場から、考えると、わかりやすい。


まず、事実から確認する。


天皇は、君が代を歌わない。
皇后は、君が代を歌うが、天皇は歌わない。
しかし、天皇の様子を窺うと、君が代斉唱の間、何やら、居心地の悪そうな趣である。


現在の天皇が、君が代・日の丸の強制に懸念を示したことがあるためなどと解釈するのは、皮相な理解だ。天皇は、論理的に物事を考えて、このような態度を示しているのだと思う。


つまり、こういうことだ。
君が代は、国民が、天皇の御代の永からんことを願う歌であって、ご本人が歌うべき歌ではない。
したがって、天皇自らは、歌うべきではない。


他方、「国民の象徴」としての天皇としては、国民が歌うべきものとされる国歌を歌わなければならないというプレッシャーが働く。
したがって、歌わないにしても、「国民の統合」として国歌に対して何かしらの同調をしなければならない。


二律背反である。
天皇自身にしてみれば、この矛盾を痛感せざるを得ない。
そのために君が代が斉唱される度に、居心地が悪そうに沈黙するのだ。


これまでだって、天皇は、悩んできた。
自民党の憲法改正案は、天皇の悩みをいっそう深くする。
なぜなら、天皇を「国民の象徴」とする規定を強化した上、君が代を国歌と明記して、国民の尊重義務を課すからである。


「国民統合の象徴」である天皇しては、どのように処したらよいか、出口のない、決定的な論理矛盾の焦点に身を置かされることになる。


その程度の想像力は、憲法改正案を提案するなら、あってしかるべきだ。
しかるに、その想像力が欠落するがゆえに、天皇に対する配慮を欠く不忠の憲法改正案となってしまっている。論理力だけでなく、思いやりも欠いた人が起草したとしか思われない。

議論の土俵に上がる前から、第一章(前文)から論理矛盾を犯してズッコケている案は、「改正案」など名乗る資格もない。現憲法の論理一貫性に学んで、さっさと取り下げて出直すべきである。


その際、矛盾を解消するには、2つ方法がある。
一つ目は、君が代を国歌とすることを止めることである。別の国歌を作るのであれば、天皇も遠慮なく、国歌を歌うことができよう。
二つ目は、天皇を「国民統合の象徴」とすることを止めることである。そうすれば、天皇は、君が代を歌うべき立場にないことが明白になる。但し、この場合、「元首」としての世襲制の天皇と「国民主権」原則との折り合いをどう付けるのか、的確な論理が求められる。


現憲法は、押しつけ憲法であるとして、自主憲法制定を党是とする自民党であるが、せっかく保守層の先人が知恵を絞って占領軍から守り抜いた「国体」にまで浅知恵で手を付けようとするのは、いかがなものであろうか。

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2012年5月 1日 (火)

原発ムラ全面再稼働 ムラに支配される日本

取り急ぎ、備忘のためのメモです。

節電に住民支持ない場合は、再稼働容認…橋下市長

 (2012年4月26日12時35分  読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120426-OYT1T00545.htm?from=main3

関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に反対している大阪市の橋下市長は26日、 市役所で報道陣に、「原発を再稼働させなくても(今夏の電力需要を)乗り切れるかどうかは関西府県民の努力次第。

相当厳しいライフスタイルの変更をお願いすることになる。その負担が受け入れられないなら、再稼働は仕方がない」と述べ、節電策に住民の支持が得られない場合、再稼働を容認する意向を示した。

関西電力は今夏の電力需給について、ピーク時の7月に供給力が需要に比べて19・3%不足するとしたデータを発表している。

橋下市長は関電のデータの検証を求めているが、「検証を待っていたら対策が遅れる。今(関電が)出している数字を基に、 今夏の節電策を考えざるを得ない」と述べ、再稼働しない場合を想定した今夏の節電策をまとめるよう関西広域連合に要請する考えだ。

同記事、参考までに赤旗4月27日

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-04-27/2012042702_04_1.html

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中日新聞 5月1日 一面トップ 

日米で原子力委 原発の安全稼働研究 首脳会談

 

120501_2

他紙ではほとんど報道されていないようで、例によって中日新聞です。

ところが、この記事は何故かWEBでは見つかりませんでしたので、貼り付けました。クリックして拡大すれば、読めます。

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国会事故調 菅氏らの参考人招致決定
NHK 5月1日4時23分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120501/t10014820601000.html

国会の原発事故調査委員会は、これまでの調査で、事故対応に政治家が必要以上に関与したことが混乱をもたらしたおそれがあるとみていて、当時の政府首脳らの対応を検証するため、菅前総理大臣らの参考人招致に向けて具体的な検討に入りました。

国会の原発事故調査委員会は、これまでに原子力安全委員会の班目委員長や、東京電力の幹部、それに 福島第一原発周辺の自治体の町長らに参考人として出席を求め、事故の拡大を防ぐための取り組みや、避難指示の情報の伝達などについて、調査を進めてきまし た。調査委員会では、これまでの参考人の証言などから、事故対応に政治家が必要以上に関与したことが混乱をもたらしたおそれがあるとみていて、当時の政府 首脳らの対応を検証するため、菅前総理大臣らの参考人招致に向けて具体的な検討に入りました。
委員会では「政府などの調査委員会と比べると、責任 追及の立場を持っている」といった意見も出ていて、政府首脳らの責任についても明らかにしたいとしています。一方、民主党内には「政局に利用されるおそれ がある」などとして、政治家を参考人招致する際には、原則として公開で行われる委員会を非公開にすることも検討すべきだという意見もあり、今後調整が行わ れる見通しです。

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原発ムラは、問題を完全にすり替えることに成功しつつあるようです。


少なくとも事故直後の対応において、情報をほとんど出さない東電、「水素爆発はありえない」とする斑目委員長らに対して、菅氏が主導権を取ったことは原発事故の拡大を防ぐため適切な対応だったことがわかってきています。メルトダウンを想定した菅氏の方が的確な見通しを持っていたことも明らかになっています。

事故の混乱が菅氏の責任とする事故調査委員会の見解は理解しがたいものです。これは歴史の書き換えというべきでしょう。

民主党内で敢えて非公開論が出ているのは、公開での議論が菅氏に有利になり、東電側に厳しいものになる可能性を見て、一方的に菅氏を生け贄にするための論と見ていいと思います。


ここに来て、一気に原子力ムラの反転攻勢が成功して、脱原発は完全に骨抜きにされています。

しかも、ほとんど報道に接することすらできない情報統制状態です。

たかだか原子力ムラ程度のものすら、これほどの支配力があるということには背筋に寒さを覚えます。

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