オー!アウェイ法廷
政治家の世界ほどではないにしろ、法律家の世界も、ご多分に漏れず、男社会である。最近ではさすがに女性の裁判長も珍しくなくなったが、法律家全体に占める女性の割合はまだ20%にも満たないようだ。
先日の法廷、マチベン30年にして初めてのアウェイ法廷だった。
指定された時刻の5分前に法廷に入る。裁判官席を見ると、裁判長を始め3人の裁判官の内、2人が女性だ。へ~、こんなこともあるんた、珍しいと思って、被告席を見ると、これまた、3人いる代理人(国が被告の事件だったので、弁護士ではなく検察官が代理人だ。)も2人が女性だ。しかも、主任、副主任が女性で、男はその補佐だ。
で、国外退去命令の取消を求める外国人である原告の代理人も女性。
前の事件が終わって、僕が原告席に付く。並んで原告席に座った原告が、また女性なのである。
その上、この裁判を支援するために駆けつけた傍聴者が2人を除いて全員が女性。
男としては、完全アウェイ状態である。
で、居心地はと言えば、別に、悪くなかったよ。もともと僕はフェミニストなんだから。
僕が知っているロースクールの学生は3割から4割が女性である。で、僕の偏見かもしれないが、優秀な学生は女性の方が多いような気がする。
僕の事件は、地域の居住環境を守ろうとする建築確認処分取消の事件だ。企業論理にとらわれがちな男性より、女性の方が生活感覚を大事にしてくれそうな気がする。なぞと虫の良いことを考えるのが、偏見でないことを願うばかりである。
追伸
指定弁護士の控訴を受けて、このブログの読者は、「宮崎学の子分」の登場をお待ちかもしれないが、彼は暴力団大増員、ではなく暴力団排除条例の煽りを喰って、細かい凌ぎに益々忙しいようで、よろしく伝えてくれということだった。
何だか知らないが、原発に代わる電力として「暴力発電」を考案したそうで、電力会社に売り込んいるが、相手にしてもらえないと泣き言を言っていた。
それもこれも暴排条例のせいである。
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