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2012年6月の14件の記事

2012年6月29日 (金)

再稼働反対 あきらめない!

    

官邸前の道路を埋め尽くす抗議行動の参加者。
赤旗写真部記者撮影http://urx.nu/1qQG


岩上安身氏の空撮映像  とてもきれい
【国民の声を可視化するプロジェクト第6弾】6.29緊急!大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議~空撮チャンネル
http://www.ustream.tv/recorded/23643432

何とも言えない気持ちになった。

個人のジャーナリストが自腹を切ってヘリを飛ばし、撮影しなければ、伝わらないこの国のありよう。
そのありようを変えようと立ち上がった人、人、人…の美しさ・・
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グローバル金融帝国主義

この10日ほどに、いろんなことがあった。


6月20日には、2つの重大な法改正がおこなれた。


●一つは、いわばわが国の原子力利用の憲法に当たる原子力基本法の改正。
原子力利用の目的に「わが国の安全保障」目的が加えられた。
これは、原子力規制委員会設置法という下位法の付則で、原子力の憲法に当たる原子力基本法を改正するという離れ業で強行された。
原子力基本法の改正は、自公民3党協議の中で自民党が要求し、民主党がこれを認めたという。公のテーマにならぬまま原子力基本法の根幹部分が改正されたのだ。

昨年9月7日、読売新聞は、社説で、原子力発電は、「事実上の核抑止力」としても必要との論陣を張った。

ほどなくして、本来、国民的議論となるべきことが、極秘に決められてしまった。原子力利用が「わが国の安全保障」目的でもあるとされたことは、未だに大半の国民は知らない。しかし、隣国韓国では、外交課題にも浮上する情勢である。


●同日、著作権法の改正。違法ダウンロードに罰則規定新設。違法ダウンロードとは言うが、現在のyoutubeの設定では、その視聴自体が、無自覚にダウンロードする構造になっているらしいので、視聴自体が犯罪行為になる可能性がある。このことを国会議員のどれだけが認識しているか、疑問だが、官僚の方々はとうにご存じであろう。


●6月22日の官邸前反原発集会に4万5000名。

これを報じた報道ステーションの映像が、アップロードされていたが、今、探しても発見できない。

従来から、アップロードには過剰と思えるほどの重罰規定がある。但し、他のテレ朝系の動画は残っているので、この動画は具合が悪いらしい。アウトかセーフかは、テレビ局がかなり柔軟な(又は恣意的に)判断をしているらしい。


●読売巨人軍原監督の1億円恐喝問題は、恰好のワイドショーネタだと思っていたが、テレビ・大手新聞では、ほとんど見かけない。女性週刊誌も不倫騒動扱いしているようだ。しかし、同じ1億円の恐喝を受けた琴光喜関が解雇されたのに、「暴力団員ではない」と言えば、それですんじゃう暴力団排除って何なのか。1億円を要求する人も、仲介する人も、普通の市民であるはずがないのに。
「自分の中ではセーフだったが、芸能界のルールではアウトだった」という島田紳助のセリフが思い出される。
排除すべき暴力団に当たるか否か、セーフかアウトかは、力関係によっては、自ら審判することも可能なようだ。何しろ、この逆風の中、日本の原子力政策をリードできるくらいだから、自分で審判できるのだ。


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とか何とか起きる中で、堤未果「政府は必ず嘘をつく」(角川SSC新書)(なお、なぜか、アマゾンもBK1も1週間から3週間かかるという)を読みながら、何の脈絡もなく、今は、「グローバル金融帝国主義」の時代だと思った。

紀伊国屋書店が早いことがわかったので、貼り付けておく。直接、書籍にはリンクしないようなので、同書店で検索をかけてください。

そう思ったら、この後、10年から15年くらいの流れはおおよそ推測がついた。要するに、金融機関は、バブルで儲け、バブルがはじけて損失が出れば、国家にカネを注入せよと求める。金融機関が国家を食う図である。

バブルの対象は、何でもよい。原子力でも構わない。医療はすでにそうなっているようだし、TPPはそのことを強く求めている。近い将来、食糧がバブルの対象になるのは必至で、水もなりそうな勢いだ。

国家から出るお金は、結局の所、国民が働いて納めた税金である。
金融機関のバブル遊びのために国民は働いているのだ。
その末は、破綻しかないだろう。この循環の中では、やがて国家が没落し、金融機関も道連れになる。金融機関としては、没落するまでは、ばかばかしくて、この構造は捨てられないだろう。


なんて思っていたら、とっくに「グローバル金融帝国主義」を前提に議論を展開されているブログサイトを知った。
9条バトル」である。名古屋のサイトだ。心強い味方のようなので、紹介しておこう。

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追記 オマケ警視庁作成原監督出演「暴力団追放ポスター」

2012年6月22日 (金)

原発ムラの恐るべき言論統制 「『脅された』と言うなという脅し」

6月12日付のブログで、東電OL殺人事件に関して、「アリバイのあるA」氏の謎について書いた際、「誠実な印象の強い嘉田由紀子滋賀県知事まで、再稼働に同意させられたのは、僕には信じられないできごとだった」と書いた。


その後、嘉田知事は、6月13日の日本外国特派員協会における講演で、「関電や国から脅された」と暴露した。


このことは文字メディアではほとんど無視されたが、何かの拍子にWEBのニュースでは流された(ようだ)。


2012.06.13 17:13
 「関西電力や国から脅かされた」と滋賀県の嘉田知事が明らかにしました。 滋賀県・嘉田由紀子知事:「関西電力や国、あるいは企業からずいぶんと警告され、本当に停電になったらどうするんだとかなり脅かされました。

『お 前は責任が取れるのか』と」 嘉田知事は13日午後、都内で講演し、関西広域連合が福井県にある大飯原発の再稼働を容認するとも取れる共同声明を出した経緯について明らかにしました。事前に行われた橋下市長らとの話し合いでは、「本当に停電したらどうにもならない」との認識で一致し、苦渋の決断だったこと をうかがわせました。
該当の動画は削除されているが、youtube“「関電や国に脅かされた」大飯再稼働で滋賀県知事で視聴可能だ(横断記事検索によれば、ごく一部がテレビ朝日のスーパーJチャンネルで流されたことを示す痕跡がある。しかし同局の看板ニュース番組ニュースステーションでは放映された痕跡がない)。

案の定と思わせるが、問題は、文字媒体や地上波では、こうした経緯がほぼ完全に覆い隠されていることだ。さすが「覆い原発」などとしゃれている場合ではないのだ。

田中智之弁護士のブログによれば、文字媒体では、唯一、時事通信が「脅かされた」との発言を配信したが、どうもどのメディアも表に出さなかったようだ。

時事通信のこの記事は、大飯原発の再稼働にむけて福井県が行っている意見集約を「原子力ムラが操っている文楽」と呼び、「原子力ムラ」については「産業界と電力会社と研究者と官僚がつながり、実質的には霞ヶ関の官僚が操っている」との発言も紹介している。記者の良心が光る記事だ。

これからを生きる私たちは、どこかのマフィアめいた存在の言論統制が徹底していることを肝に銘じておかなければならない。


嘉田知事の「脅かされた」発言には、「脅かされている」事実を公表しながら、再稼働に同意せずに闘うべきだった等という意見もあったようだが、要するにメディアは、こうした事実を徹底して隠蔽するということなのだ。
闘う術もなかろう。


その上、というべきだろう。
6月17日付京都新聞が伝えるところでは、嘉田知事が「脅かされた」と発言したことについて、発言を不適切だったとして、謝罪をしたという(オタク.コム)。

滋賀県の嘉田由紀子知事は15日、東京都内で13日に行った講演で、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に対し、関西広域連合が慎重姿勢 から一部容認に転換したとされる理由として、「関西電力や国、企業から『停電になったらどうするのか』と脅された」と述べたことに、「不適切な発言でおわ びする」と謝罪した。

 嘉田知事は13日、日本外国特派員協会で講演し、再稼働に対する姿勢を変化させた理由について、「『(再稼働しなけ れば)電力不足の時に企業や生活が立ちゆかなくなる』と、関電や国、企業からずいぶんと警告され、かなり脅かされた。おまえは責任が取れるのかと」と述べ た。

 大津市内で15日に開いた県内各界との節電対策会議の冒頭あいさつで、嘉田知事は「計画停電にかなり恐れを抱いていた結果、あの表現 になった」と釈明して謝罪した。会議後の取材に対し、「(会議出席者の)関電や経済界から意見を聞く前に、おわびしようと思った」と説明した。

 嘉田知事はこれまで、記者団の取材やテレビ出演で、国や関電を批判する同様の趣旨の発言を重ねていた。

原発利権の関係者は、言論統制に反した嘉田知事の口封じを図っているとしか考えられない。
そして、嘉田知事は、「『脅された』と言うなという脅し」を受けていることを発言できないほどの圧力として、それを受け止めていることになる。


それが、どういうものかはわからない。
しかし、この国を覆う原発利権関係者の力が、途方もないものであることだけは、僕にもわかる。


東電OL事件の「アリバイのあるA」氏に、弁護団や佐野眞一氏すら迫れない事情が、その周辺から発している力によるものではないかという僕の疑いは、ますます深まるばかりだ。
 
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2012年6月21日 (木)

改めて小沢一郎の無罪判決を読み解く

どうやら小沢一郎は腹を括ったように見える。
少なくとも、むざむざと生殺しにされるより、決起すべきだ。生殺しにされている日本国民のためでもあると僕は思う。


で、改めて小沢一郎無罪判決要旨を読んだ法律の専門家として、ごく骨の部分だけをわかりやすく説明したくなった(それでも相当にややこしいことになるが)。


少なくとも小沢一郎を「政治とカネ」の問題で追及することが見当はずれであり、この国の得体の知れない支配者グループの思うつぼであることだけでも、改めて説明しておきたいからだ。


自称宮崎学の子分さんにしたがい、町内会の例を改めて出す。


町内会の会長が、会計から緊急に50万円が必要だといわれた。
会長は、奥様に隠して貯めたタンス預金から50万円の現金を会計に渡した。
会計は、50万円を銀行に預金して、これを担保にして会長が銀行から50万円を借りて、これを町内会に貸せば奥さんにもへそくりがばれずに済むからと助言し、会長は、そのアドバイスにしたがった。
会計は、50万円を○○町内会会長大沢二郎の名義で預金し、これを担保に町内会長個人は50万円を借りて、会計に渡した。


さて、この50万円が一向に返されない。


町内会長は、弁護士に相談して、町内会に返済請求してもらうことにした。


弁護士は、いくらを町内会に請求するのが正解だろう。


まあ、間違いなく、大半の弁護士は50万円しか請求しないだろう。


しかし、法律に照らすと、この場合、会長は町内会に100万円貸したことになる。だから、100万円を請求せずに50万円しか請求しない弁護士は弁護過誤になる。
同様に、100万円借りたのに、会計が50万円の借り入れしか記帳していないのは虚偽記載だというのが、小沢一郎裁判の肝なのだ。

わけがわからないと思う。書いている僕も訳がわからない。


仮に100万円の借入を計上すべきだったとしても、動いたお金は、50万円であることは間違いないのだから、ただの記帳ミスである。


小沢一郎の場合、動いたお金が4億円で、会計の代わりに秘書が処理に当たったというに過ぎない。

秘書もまさか、陸山会代表小沢一郎が個人である小沢一郎から借りたお金が8億円になるとは夢にも思っていなかったに違いない。


これをきちんと理解するには、少なくとも簿記の基礎的知識があり、かつ法律の専門知識が必要だ。


ところで、裁判所はさらに頭が良い。実は、この場合でも、果たしてすべての場合に8億円貸したことになるのかどうかを裁判所は、考えた。
その結果、8億円を貸したことにならない場合があることを発見した。

刑事事件であるから、立証責任は、全て、起訴した指定弁護士にある。
指定弁護士は、本件が8億円を貸したケースに該当することを合理的な疑いを容れない程度に立証しなければならない。
ところが、指定弁護士は、そのような立証をしていないというのが無罪判決の理由だ。


無罪判決に対して、指定弁護士が不意打ちだと愚痴ったのも、この法律論があまりにもややこしく、起訴していた彼ら自体が法的構造を理解していなかったためだ。
しかし、それだけ無罪判決の法律論は精緻だということだ。法律論も事実認定も、盤石だと言える。


世論が気にしている4億円は、純粋に小沢一郎の私財で、不正な点も何もない。末尾のとおり判決は、明確にお金の潔白性を認定し、指定弁護士も争っていないようだ。


世に言われる水谷建設の5000万円は、それ自体が、いかがわしいでっち上げの可能性が高い上、検察が描いたストーリーが本件の4億円が動いた後の出来事だというのだから、全く無関係である。


たとえは悪いが、知らずにスピード違反を犯したようなものだ。僕は、30年近い運転歴があるが、昨年初めてスピード違反で反則金を払わされた。
片側3車線の広々とした道路で、どう考えても、50キロ規制としかみえないのに40キロ規制だった。僕は57キロで走行していたと言われた。
この場合、40キロ規制だったとは知らなかったというのは、言い訳にならない。


秘書の有罪判決でも、まさか8億円借りたとは思わなかったという言い分が通らなかっただけであろう。
しかし、僕に言わせれば、これは単純な記帳ミスで、過失なのだから、故意を前提とする政治資金規正法の虚偽記載罪には問えないと思う。


まして、いわば秘書の運転する車に同乗していただけの小沢一郎に虚偽記載の共謀共同正犯だなどというのは濡れ衣もいいところである。
当たり前の無罪判決だし、極めて謙虚で丹念な判決である。控訴審で覆るようなことがあれば、それこそ司法の独立が侵されたことになる。

いかに、ちまちました裁判であることか。
これが、あれだけの強制捜査を尽くした挙げ句に出た小沢一郎の「政治とカネ」の問題の全容である。

これで、小沢一郎がカネに汚いという世論は、本当にどうかしている。

政治家には、政治への志を求めるのが筋だろう。
ちまちました会計処理に堪能なことを求めるのはおよそ筋違いだ。


小沢排除で一致しているマスコミはともかくとして、国民は、そろそろ小沢一郎の排除が何をもたらしたかに気づいてもいい頃だ。小沢一郎の排除以来、市場原理主義はいっそうスピードを増し、貧困問題が深刻になり、対米従属は屈辱的なほど深まった。違う選択肢があることを小沢一郎という、もはや日本に唯一といって良いような政治家が体現していることに気づくべきだろう。

遅すぎたかも知れないが、まだ間に合うことを信じたいものだ。


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以上の詳細は、宮崎学の子分さんが「小沢一郎の4億円とは何だったのか」「小沢一郎はなぜ8億円を貸したことにされちゃったのか」で詳しく論じております。興味のある方は、こちらもどうぞ。但し、極めてややこしいので、頭がこんがらがります。


判決

「被告人は、(秘書に交付した)本件4億円の原資について『かなり以前から、元赤坂タワーズの金庫で現金として保管していた個人資産である。その原資は、親から相続した不動産を処分して、現在の自宅を取得したときの差額である約2億円、家族名義の預金を払い戻した約3億円、議員歳費や印税等が貯まったものを払い戻した1億六,7千万円であり、手持ちの現金として保管していた』旨、公判で供述している。この供述は、細部において、あいまいな点や捜査段階における供述との変遷がうかがわれるが、大筋においては、この供述の信用性を否定するに足りる証拠はない。」

2012年6月20日 (水)

ご紹介“急増『弁護士』生き残り策は” TV Tokyo digital 7から

感心するやら、あきれるやら。
弁護士急増に関心のおありの方は、是非、ご覧ください。


TV Tokyo digital7 から。
急増『弁護士』生き残り策は


弁護士の独立性に憧れてこの道に進んだ者としては、営利目的に専念する能力も、大樹による能力も、到底、ない。
他方で、現実には、弁護士になっても、弁護士登録できない(しない)人が昨年(平成23年)は、1800人中(合格者2000人から裁判官・検察官の任官者を除く)、司法修習終了時である2011年12月現在で、400人いた。毎年倍々で増えているので、僕の予想では、今年は800人以上になる予定である。まぁ何と半数(近く)が弁護士登録できない訳である。こうなると、一般大学の就職率の方がはるかにましである。何のために高い授業料を払って、法科大学院に行き、何のために生活費を借りて、研修を受けたのか、当事者にすれば、訳がわからないだろう。


危機は、新人だけではない。
10年から20年以上の経験を持つ弁護士も経営危機にあると感じる(僕のように30年の経験があっても、マチベンでは、手取り15万円+養育費送金10万円に制限していても、常に経営危機と隣り合わせにいる)。というのも、日弁連の機関誌を見ると、「請求による登録取消」すなわち廃業する弁護士が年々増え続けていて、若い世代だけではなく、おそらく10年、20年の経験がある中堅世代と思われる弁護士まで、廃業が増加している実態があるからだ。


このまま行くと、貧困マチベンがあふれ出して、建築士のように社会問題を起こす可能性もなしとは言えないと思う次第である。


弁護士歴30年の僕は、すでに時代について行けない老兵になったということなんだろうかと自問するこの頃である。

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2012年6月16日 (土)

総思考停止社会 スーパークールビズ服装規定

いまだ裁判所では、キャミにも超ミニにもお目にかからない。残念ながら、夏本番にはいまだ通しである。


さて、6月1日、「スーパークールビズの法解釈」で紹介した環境省の着物着用可否リストを以下にお示しする。


Hukusoukitei


イソ弁君が、遠足の持ち物リストみたいといったのも、むべなるかなである。
普通は、これを、子ども扱いと言う。


環境省がお示しになられたのであるから、各企業もこれに倣って、「スーパークールビズ服装規定」を作成して、社員に押しつけるのだろう、というか、社員は押しつけられるという自覚はない。目安ができて助かるというのが実感だろう。
何というか、つくづく日本人(英米系植民地人共通の病理かも知れないので、日本人に限られるか多少、疑問を留保する)は管理されることに無自覚になったというか、飼い馴らされてしまったというか、言葉がない。


企業系弁護士にとっては、「スーパークールビズ」服装規定が、また、メシの種になるのだろうか。
多分、僕が考えたような抜け道をどうやってふさぐのか、環境省の規定をひな形にしながら、いっそう細かく規制をする規定を作るのが、企業系弁護士の重要な仕事になるのだろう。
何しろ、これでは「スーパークールビズ」を口実にした超ミニスカートの着用を禁止できていないという大問題もある。
キャミについては「キャミは下着とみなす」という一文ですむが、超ミニの場合、そうはいかない。


「超ミニ」を定義するときに、膝上か、股下か、あるいは双方か、また、絶対数値なのか、足の長さによって変わる相対数値なのか、議論の余地がある。股下が理屈に合いそうではあるが、どう服装検査するのか、セクシュアルハラスメント規定との関係で問題がありそうだとか、弁護士の腕の振るいどころは満載である。競って、よりすぐれた服装規定の作成に邁進することになろう。


Tシャツとブラチラの関係などは、どのように規制を文言化するか、高度な法的技術が求められそうである。


ペーパー1枚で大量の仕事が生まれるのであるから、安上がりな弁護士救済公共事業である。
弁護士大増員の狙いの一つが社畜に対する管理を弁護士の名によって権威付けることにあったとは、さすがに、司法改革に反対した者でも、誰も予想していなかったのではないだろうか。


それにしても、こんな幼稚なルールに、本当に誰も抵抗しないのか、不思議でならない。


僕の中学校は、管理教育のメッカと言われた愛知県の中、さらに西三河地方という管理教育の中核に位置づけられる地域にあった。
だから、僕の中学校では、男子は校則で、丸刈りが義務付けられていた。
幼くても、僕は、文句の一つは言ってみた。
何かと嫌みを言ってみたくなる性分は、中学生のとき、すでに萌芽があったようである。


「先生、どうして、中学生は、丸刈りでなければならないんですか」


教師は、答えて言った。
「君たちは、まだ、どういう髪型がよくて、どういう髪型がいけないか、判断する能力がないからだよ」


僕は、改めて尋ねた。
「先生、どうして僕たちには判断する能力がないんですか」


教師は、再び答えた。
「それは君たちがまだ、中学生だからだよ」


僕は、釈然としなかったが、何となく、納得させられた。
大人というのは何と言っても、僕らより、判断する能力があると思い込まされていたからだ。


その大人が、今度は、環境省や会社の指示によって服装を決められて、嬉々として従う。
何とまぁ、大人のレベルがさがったものか。


ちなみに、論理を用いるのが仕事になった今の僕なら、教師の言っていたことが、どうも循環論法と呼ぶものになっていて、どこにも丸刈りの根拠がないということを指摘できるような気がする。
が、中学生の頃は、「論理」や「論理的思考」という概念も知らなかった。
今でもそうだが、僕は、純粋に情緒派だった。


それにしても、いつから、この国は、これほど、ものを考えるのを嫌うようになったのだろう。
中学生以下である。
批判的な考察など、この国のどこにもなくなっていくようだ。
誰かが操っているのか、一体誰が、どんなシステムを使って…
まるでSFの世界を見ているようだ。


総思考停止社会の到来である。

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2012年6月14日 (木)

さよならモノカラーテレビ 何が省エネか?

地上波デジタル対応テレビをようやく買った。

アナログテレビに対する視聴妨害にも耐えて、ケーブルテレビが提供するデジアナサービスで、アナログテレビを使い続けてきたが、ついにこのテレビにも寿命が来た。

数年前から僕のテレビは、赤の光が発光しなくなり、緑っぽい奇妙な色でしか映らなくなった。

こんな感じになる。

Monokara1

NHKだけでなく、民放もむろん、赤が出ないと変である。

いっそのこと白黒の方がましかも知れない奇妙な色合いである。

Monokara2

こうした症状は、何度か、スイッチをオンオフしていれば、そのうちに赤が発光するようになるので、数年前から騙し騙し、このテレビを使ってきた。

ところが、この1ヶ月ほど、赤が出るのは、週末のわずかな時間だけになった。

なんだかよくわからないが、やはり寿命と見るべきだと考え、ようやく今回、デジタルテレビを購入することになったのである。

Monokara3

94年上半期のサンヨー製品である。

離婚後最初に転がり込んだワンルームマンションの前住民が置いて行ったのをそのまま使ってきた。

地上波のデジタル化は、テレビの売り上げを伸ばすための公共事業だったと思っている。公共事業だけならまだしも、むりやり買換を迫る手口は、脅迫的である。

もったいないから、モノは長く使うべきだと僕は思っている。

使える限り使うのが、結局、今流行りのことでいえば、エコなのだと思う。それは許さない、他方で、省エネとかいいながら、高出力の製品に買換を迫られている。

今は、電力不足を補うために、白熱灯をLEDにだそうだ。

40年も持つような電灯がどうして必要なのか、家庭で白熱灯を使うのは、トイレとか、物置とか限られていて、そんな耐久性の高い電灯は無用だ。

これも結局、高いLED電灯を買わせるための公共事業(但し、今回は白熱灯を出荷自粛するきっかけを与えれば、よいので、元では要らないようである)なのだろう。

Monokara4

6月12日(火)に、デジタルテレビが搬入された。

その日だけ、僕のテレビは、久しぶりにカラーになった。

まことに健気で、捨てるには忍びないが、もう十分に使ったと思う。

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2012年6月12日 (火)

東電OL事件の闇 この国を覆う途方もない力 大飯原発再稼働

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東電OL事件には、こだわる。
この事件は、原発事故後から振り返れば、およそ見え方が違う。
桐野夏生「グロテスク」は切り口が全く見当はずれだった可能性がある。そのことを桐野氏本人も嘆いているようにも思われる。
ネットで広く流通している、この事件が、どこかの「ムラ」と関係しているという見方を否定する材料が見当たらないからだ。
「ムラ」退治の手がかりを、この事件が残していてもおかしくない気が益々強くなってきている。
以下、本文である。
----------------------------

何に対して、怒りを向ければいいのか。


検察(警察を含む)なのか、政府なのか、メディアなのか、東電なのか、さらに大きな誰かなのか、それともこの社会の、あるいはこの世界の構造なのか。
今の僕には、「東電OL殺害事件」と呼ばれてきたこの事件に、一体誰が、このような力を加えているのか、不明だ。
それを“マフィア”と呼ぶのは容易だろうが、その実体が何なのか、とにかく、僕には、わからない。
そしてひたすら恐ろしい。


大飯原発の敷地内には、活断層があることが明らかになった。
その大飯原発について、一国の総理が「安全だ」と断言して、再稼働を表明した。
あの誠実な印象の強い嘉田由紀子滋賀県知事まで、再稼働(一時稼働)に同意させられたのは、僕には、信じられないできごとだった。
何か途方もない力が、そうさせている。
東電OL事件を、どこまでも歪ませようとする力は、この力の周辺から発されている。


朝日新聞が、6月8日から10日まで3回に分けて、『15年の叫び 東電社員殺害』と題する検証記事を掲載した。


ゴビンダさんの友人や、2審無期懲役判決の根拠とされた供述をしたとされる、現場アパートの大家にも取材したすぐれた記事だ。


だが、この記事は、この事件に触れれば触れるほど、あからさまになる決定的な矛盾について、寸前まで接近しながら、敢えて避けている。


被害者の体内に残された精液が誰の物かが、まともに問題とされてこなかった経緯について、第3回に当たる6月10日の記事には、このような記載がある。


“別の捜査関係者は「(体内精液の)鑑定をそれほど重要視しない警察の姿勢もあった」と認める。「事件当日の夕方に被害女性と性交し、事件発生時刻にはアリバイがあった男性と同じO型だったことから、証拠として重要視されてこなかった」”


体内精液は、この「アリバイのある男性」(以下、Aという)が、コンドームを使用せずに、性交に及んで残した物になっていた。ポイントは、Aが「コンドームを装着せずに性交した」と供述していなければ、そのようなストーリーにはならないことだ。


Aは、被害者と約束の上、ホテルで、買春に適切なだけの対価を払った(むろんホテル代は客持ちである)。正規のなじみ客だ。
被害者が、将来を嘱望される俊才であったことは公知(社会に広く知られた事実)であり、Aは、被害者の知性に惹かれた客だと想像される。肉体の関係を伴う売春にあっても、人気のある女性は、何かしら人間的な魅力があるという。被害者の場合、固定客にとっての魅力は、何よりも、売春にはふさわしくないほどの、すぐれた知性だったろう。
そうした被害者のなじみ客であったAが、ゴビンダさんとは、ほど遠い裕福な階層の日本人男性であったことは容易に推測可能だ。


そのAが、コンドームを使用せずに性交したと供述しない限り、朝日新聞のこの記載は成り立たない。


Aの供述は、それ自体として極めて不自然だ。
一定の社会的地位があれば、性病の感染がどれほどのダメージになるか、容易に想像できる。
まして被害者は、風俗嬢の中でも最底辺を蠢く街娼をしており、性病検査を定期的に受けていた形跡も窺えない(性病罹患を恐れるから、旧日本軍は、日本兵にコンドームを支給していたのだ)。


コンドームを使用せずに性交した(そして、被害者体内に精液を残した)という供述自体が極めて不自然なのだ。


そして、ゴビンダさんの再審開始の決め手となった鑑定によれば、被害者の体内精液はAのものではない。
むろん、Aの精液が別に検出された訳ではない。第三者の精液だけが被害者の体内にあったのだ。


すなわち、Aが、コンドームを装着せずに、性交して、射精した事実は、ない。


Aは、意図的に、虚偽を供述している。


ゴビンダさんを犯人とした捜査・判決は、全てAの虚偽供述を大前提としている。


あまりにも明らかなのは、Aが虚偽の供述をして、検察の捜査を誤らせ(?・合作の可能性も?)、無実のゴビンダさんの15年にわたる取り返しの付かない人生を奪ったことだ。


ところが、記事は、このあまりにも当然の疑問に封印してしまう。
一連の検証記事では、関係者に取材し、公判の模様も取材しながら、この当たり前の疑問をスルーしてしまうのだ。


この検証記事によれば、

“弁護団の一人も「B型の元被告に不利な証拠ではなく、鑑定の必要は感じなかった」と語る。”

とするに止まっている。


はるか遠方から、この事件を見ているだけでも、Aは、捜査関係者と、2審の裁判官、そして有罪判決を確定させた最高裁を除けば、今回の冤罪事件の最大の責任者である。このことは、普通に考えれば、誰にも明らかだ。
ゴビンダさんの代理人弁護士であれば、国家賠償とともに当然にAに対する損害賠償を考えるだろう。


しかし、Aの虚偽供述については、ゴビンダさんの無実を晴らすために、献身的に弁護に当たった勇敢な弁護団ですら、触れることができない。Aの責任に触れることは許されないのだ。


さらに付け加えれば、僕が、この事件に関心を持った傑出した著作の著者である佐野眞一氏すら、この疑問に対して何らの示唆も示さない。


「アリバイのある」Aは誰なのか、Aはなぜ虚偽供述をしたのか、この疑問が解かれるまで、そして、真犯人が明らかにされるまで、この事件は終わらない。


この事件の真犯人を明らかにすることは、その社会的地位からはおよそ考えられない街娼という心身を賭した奇矯な行為に及んでまで何かを訴えたかったと思われる、被害者があの世から望んでるいるような気がしてならない。


これからも、恐怖に怯えながら、この事件には拘りそうだ。
いつまで拘るつもりかと言われれば、地球の表面から消除されるまで、と答えれば超格好いいし、お守りになるかもしれないので、そうしておこう。

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追記(参考)

僕の抱える問題は単純で、以下の判決認定事実に関する説明を、メディアは全くしようとしないし、触れようともしない。このことの不思議に対する合理的な説明がほしいだけなのだ。

2000年4月14日東京地裁判決

まず、本件死体の膣内から、精子とO型の血液型物質が検出されており、精子の残留は微量であったと認められるところ、右微量の残留精子については、前記甲野は被害者とコンドームを使用せずに性交しており、甲野の血液型がO型であることからして、膣内に残留した精子は甲野に由来するものと考えられる。そして、その後に被害者が本件売春客と性交したと認められるから、本件売春客は性交時にコンドームを用いた可能性が高いと考えられる。

そして、犯行現場である101号室内には本件コンドーム以外に使用されたコンドームは発見されておらず、被害者が携行していた前記コンドームの1つと本件コンドームとが同種の製品であることも併せ考えると、本件コンドームが本件売春客の使用したコンドームであると考えるのが自然である。さらに、前記死体発見の状況等、死因等、被害者の身上及びその失踪状況(3月8日の被害者の行動、翌9日からの失踪)等を総合すると、被害者は、3月8日深夜、101号室において、本件売春客と性交した後、身支度を整えたところ、本件売春客から頸部を圧迫されて窒息死させられたと推認され、さらに、前記被害者の所持金の紛失を考慮すると、被害者が所持していた少なくとも現金4万円は、被害者を殺害した犯人である本件売春客が奪い去ったと認められる。

2000年12月22日東京高裁判決

被害者は、3月8日(土曜)の正午過ぎから午後5時30分ころまで前記SMクラブに勤務したが、その間に遊客の申込みはなかった。その後、あらかじめ約束してあった常連客と、午後7時ころJR渋谷駅前で待ち合わせて円山町のホテルで売春し(コンドームは使用しなかった。料金3万5000円を要求し、1万円札4枚を受け取り、前記2つ折り財布に仕舞い、釣り銭として1000円札5枚を返した。ちなみに、右常連客のABO式血液型は、O型である)、午後10時16分ころホテルを出て同人と別れた。

2012年6月 8日 (金)

東電OL殺人事件の謎 なぜ体内精液のDNA鑑定がなされなかったのか

東電OL殺害事件の元被告ゴビンダ・マイナリ氏に対する再審開始が決定され、そして、釈放まで一気に進行した。
わずか1,2歳で故郷に置いて出た娘たちがもうすでに20歳になる。
この間の失われた時間は取り返しがつかない。
この事件が日本人のアジア人(日本人もアジア人のくせに)に対する抜きがたい差別によって作られたものであるだけに、われわれ一人一人が自らの差別意識のもたらす人権の蹂躙に今一度向き合うべきだろう。

東電OL事件の照らす闇 発展途上国を見る目


さて、どうしても疑問が拭えないのが、なぜ検察(警察も含む)は、トイレに捨てられたコンドーム(もしも、ゴビンダさんが犯人なのであれば、流さなかったことが却って不思議だ)内の精液のDNA鑑定をしながら、被害者体内の精液というより直接的な物証に対するDNA鑑定を行わなかったのかという根本的な疑問だ。

 

この問題については、過去のブログで2回にわたって、「妄想」を展開した。

東電OL事件の照らす闇 捜査の奇妙

東電OL事件の照らす闇 誘導された?虚偽供述


ざっと見る限り、メディアの取り上げ方は、最初に犯人(ゴビンダ)ありきの捜査によって、基礎的な物証固めを怠ったというお決まりの構図で説明しようとしている。


しかし、この事件に限っては、そのような説明が無効なことは上記ブログをお読みいただければ、おわかりと思う。


この疑問について、主任弁護人に聞いてみようかと思ったら、何と、一昨日の記事で上げた太郎代言人の昔の親友の花井代言人事務所のパートーナー弁護士だった。さすが花井君、立派な弁護士を育てたと思うが、太郎としては、現在、花井代言人とは敵対関係にあるので、直接、お尋ねするのは、やめてほしいという。


この事件には、確実にもっと巨大な闇が存在すると思う。
その手がかりが、なぜ体内精液のDNA鑑定がなされなかったのかという根本的な疑問だ。
弁護団からもこの疑問を解く、積極的な説明がなされていない。


是非、弁護団には、ゴビンダ被告の無罪を勝ち取るだけでなく、検察・警察の腐敗に対して、徹底的に切り込む活動を望みたい。
そうでなければ、この種の闇に包まれた事件は、必ず繰り返されるだろう。
弁護団まで、検察・警察の闇を覆い隠す手助けをするはずがないと固く信じている。

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追記 端的に書く。

一審判決には、以下引用の記載がある。

「まず、本件死体の膣内から、精子とO型の血液型物質が検出されており、精子の残留は微量であったと認め られるところ(甲五・一八二の鑑定書)、右微量の残留精子については、前記Aは被害者とコンドームを使用せずに性交しており、Aの血液型がO型であること からして(甲九の鑑定書)、膣内に残留した精子はAに由来するものと考えられる。」


このAは本件犯行時刻とされた時刻の2時間前に、コンドームを使用せずに体内に射精したと供述しているに違いない。この虚偽供述が、真犯人に向けた捜査を妨げ、ゴビンダさんの人生から貴重な時間を奪い去る理由の一つとなっているのだ。

Aにはなぜそうした虚偽を供述したか、覆面でいいから、公に明確にする責任がある。

弁護団には、どうしてそうした虚偽供述がなされたのかを追及し、この事件の背後にある大きな闇に立ち向かう責任がある。それが弁護士というものだと僕は思う。

2012年6月 6日 (水)

再掲 きれいなおなご先生の想い出(『日便連執行部』の誕生)

ブログばかり書いていて仕事をしないボス弁を見ていれば、イソ弁君も心配になるだろうと思う。

よって、ここでは、一昔(といっても、2010年11月30日付とあるから、わずか1年半しか経っていない)の記事を再掲してお茶を濁す。


現在では、司法改革(法科大学院制度、弁護士人口激増)が失敗に帰したことは、普通に見れば歴然としたものになった。敢えて、法科大学院の生き残りを主張しているのは、日弁連中枢に巣くう司法改革族だけだということが明らかになった。


白状するが、これを書いた当時、これほど早く法科大学院制度の失敗が明白になるとは、僕も想像していなかった。だから、昔話というフィクションを装ったのだ。


確か、きれいなおなご先生が、そのご主張を豹変させたのは、93年頃ではなかったかと思う。さる団体の機関誌を過去に遡れば、時期が特定できるのだが、とうの昔に廃棄してしまっている。


------------------
だから、ここでもう一つだけ物語を付け加える。

太郎が、代言人専門学校に通っていた当時、太郎と同じ集落に花井君という、洗練されたユーモアにあふれたシティーボーイがいた。花井君は何と言っても、誠実な人柄で村人の嫌がる仕事を率先して引き受けて徹夜するほど、献身的だった。


たまさか僕は同じ集落だったために、彼が一人残って仕事をするのに、自分だけ帰る訳にはいかず、徹夜して朝方まで彼の仕事に付き合うことになった。自己チューの僕にはいい迷惑だった。


ときは流れて、お互い10年を超えるキャリアを持って、自分の代言人事務所を構えた。


僕が、noteひとりでいるって素敵なことね~noteとノーテンキに浮かれていた頃、彼は、自分の身を削ってでも、鬼ヶ島に代言人事務所を作り、彼が鬼退治の訓練を施した若い代言人を鬼ヶ島代言人事務所に派遣するという涙が出るほど献身的な活動を続けていた。


あるとき、彼が、『鬼退治のためには代言人をもっと増やさにゃいかん』と言って、代言人組合総会の委任状の勧誘をしていたことがあった。


その頃、僕は、外国軍隊にカネを出すな裁判や、お国の軍隊を外に出すな裁判に浸りきっていた(この運動は、後にイラク派兵差止訴訟の青山違憲判決として結実する)。
僕はthunder代言人を増やすと戦争になるthunderと、僕らのお師匠様であるT代言人が言っとるでにゃぁか」と言って、猛烈に反発した。


議論はかみ合わず、それ以来、彼とは縁がない。


愛知県代言人組合の大御所的な存在であり、常々弱者の立場から顧問先である名だたる大企業に苦言を呈してきたO代言人は、もう10年も前から、日本代言人組合の本部を称して「ベンカン(弁護士官僚)」ここだけは、代言人でなくて、弁護士となってしまうのだと唾棄してきた。


花井君、まだ君が今、本部にいるなら、どうしても、考え直してほしい。
きっと君は善意だったと思う。僕も善意だったように。


でも、今、僕ら日本代言人組合がやっていることは、学生の人生を弄び蹂躙し、崩壊大学院の利権を守るという心底、恥ずべき行為に成り下がっているのではないかsign02

僕は、この20年近くの間、シホー改革反対の立場で、一貫してきた。その立場の中には、マチ代言人としての自分の立場を守ろうという邪心がゼロだったとは言えぬかも知れぬ。
でも、君には、私心などなかったはずだ。


時代を直視して、どこかで生まれてしまったであろう私心を捨てて、考え直してほしい。


今からでも、遅くない。君が、もう一度、冷静に考え直し、若い人たちの未来のために立ち上がるというなら、もう一度、何の利益も求めず、ただ、みなのためになると信じて、朝方まで徹夜で一緒に作業した、君に会いたい。

若かった僕たちは、朝方まで作業した上、M市駅すぐそばにあったゲーセンで遊んだものだった。楽しかった。


君に会いたいんだsign01

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総務省が法科大学院制度の見直しを提言して、今、司法改革に反対してきた人たちがものを言いやすい雰囲気が生まれている。


僕は、実は心配している。
司法改革反対派にとっては、今が『プラハの春』になってしまうのではないか、と。
司法改革反対派が、この機会を適確な方針と、政治的配慮をもって、活用し切れなければ、待ち受けているのは、前よりいっそう強権的で苛烈な弾圧ではないか、と。


敵は、もっと巧妙に政治的に権力的に動き回っているのではないか。
目に見えないところに、罠をしかけているのではないか。


申し訳ないけれど、僕には、そんなイヤな予感がしてならないのだ。


ではでは、以下、再掲でお茶を濁すのであります。
仕事をするぞー。


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むかし、むかし。
あるところに、どえりゃーきれいで、どえりゃー、えりゃーおなごの先生がおったげな。


巷では代言人が足らん足らんと騒いでおって、代言人になってまもない頃の太郎も、そりゃすくにゃーで、ふやさにゃかんがやと思うておったげな。


そこで太郎は、おなご先生に言ったがね。

leo「代言人がすくにゃーで、村の衆が困っとるでにゃーきゃ。まちょっと増やさんと、不親切な代言人が多いであかんでにゃあか」


おなご先生はきっとして言ったがね。

virgo「代言人増員論の本質を見抜かなければなりませぬ。


代言人が少ないと言っているのは誰か、よくご覧なさい。


全部、こわーい赤鬼やら青鬼やら妖怪どもではないですか。


彼らは、彼らの言いなりになって何でも彼らの欲望を満たしてくれる代言人をほしがっています。


代言人は誇りを持っているので、彼らが弱い者いじめをしていれば、代言人がそろって、反対するでしょう。


彼らが弱い者いじめをしようとしても、鬼どもに雇われている代言人さえ、鬼をいさめているでしょう。


鬼や妖怪どもはこれが我慢ならないのよ。


彼らの言いなりになる代言人を作るには、代言人を大幅に増やして、食べていけない代言人を大量に作らなければならないのです。


そうなればお金に困った代言人は、弱い者いじめでもお金次第で、彼らの言いなりになるでしょう。


こうして代言人は鬼どもの思い通りになるようになります。


だから、彼らは代言人を増やすことを主張しているのですよ。太郎さん」

この頃、代言人組合でも多少の話し合いはあったけんど、たーぎゃーの代言人は、増やしてもろくなことがにゃーがやと言って反対しておった。


代言人組合は平和じゃった。


太郎は、すっかりおなご先生に洗脳されてまって、代言人増員反対の活動をしておったげな。


何よりおなご先生はサヨクだったので、自分もサヨクのつもりだった太郎は、おなご先生の言うことを全面的に信用したんだと。


ある日、きれいなおなご先生に会った、太郎は、おなご先生に張り切って報告したんだと。


leo「おなご先生、僕、鬼をこれ以上のさばらんようにせなかんで、頑張って、代言人を増やさんように活動しております」


おなご先生は、きっとして太郎をたしなめなさったげな。

virgo「何を言っているの。太郎さん。


村の衆は代言人が少ないから、代言人にたどり着くまでに大変な思いをしているでしょう。


高慢な代言人も多いから、結局、高いお代をふっかけられたり、足蹴にされて追い返されて権利を実現できない村の衆がこんなんにいるではありませんか。


何より、代言人を増やして、村の衆の権利を実現できるようにすることが大事です。


代言人を増やして村の衆のための司法を実現することが大事です。


裁判に村の衆も参加できるように裁判員制度も大事です。


何より大事なのは村の衆が直接、裁判権を握ることです。


これこそ、村の衆の、村の衆のための、村の衆による革命ではありませんか。


一郎さん、既得権にこだわるような古い考えは捨てて、大幅に代言人を増員するように代言人組合を説得しなければならないのですよ」


太郎は、きれいなおなご先生の言うことが、急に変わってしまったことに、どえりゃー驚いたげな。


ちょっと前に言っとったことと180度、違うでにゃーか。


そういえば、同じように急に、代言人を増やせと言う代言人が、太郎が仲の良いサヨクの代言人の中から増えてきた。


太郎は、二回も洗脳されるには、柔軟性に欠けておった。


だゃあたゃぁ、政治きゃーきゃくにも行政きゃーきゃくにも反対しておったのに、三権の残りの司法きゃーきゃくだけ賛成というのはおかしきゃにゃあきゃあ?


太郎は、きっと赤鬼どもが、代言人を懐柔して回ったんだと思った


が、鬼は増えていくばかりで、10年以上が経ってまった。


そいでもって、太郎の代言人事務所の預金残高が40万円になってまって、事務所経営が危機的水準に達してまったんだがね。


気がついたら、代言人業界は、うみゃー事件に群がって奪い合う、競争社会になっとったんだわ。


太郎は、困り切ってまった。


悩みに悩んで、やたら強気な村の衆の言いなりになるような仕事もしようとしてみたげな。


だけど、生来わがままな太郎には、こういうやり方は、合わなんだもんで、言いなりになっている内にノイローゼになってまったんだわ。


しょうがないで、太郎は開き直ったげな。


とにかく、後、1年でも2年でも代言人ができる内は、代言人の誇りをもって代言人をやる。


そして、誇りを捨てなければならなくなったら、自分で自分に区切りをつけると腹を固めたげな。


そうして、ようやっと、精神の平衡を取り戻したんだげな。


サヨクの強気の代言人たちは、まっと代言人を増やさんといかんと、まんだ、言うとる。


だけんど、本当の生存をかけた代言人の競争は、「かっぱりゃー金」ちゅう資源が枯渇したときにくるんだげな。


そんときの様子は想像もできんちゅうこった。


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2012年6月 5日 (火)

オフ会のご案内

下記の日程で、このブログの読者感謝祭を行います。

        記
8月5日(日)午前11時から午後1時
名古屋市内
参加費 無料
(但し、お気持ちは喜んで受けます)

具体的な会場は、7月31日までにブログでお知らせいたします。

---------------------------------

追記1
6月18日現在で、応募者が大変に少ない状況です。依頼者及びその関係者、同業者も大歓迎です。ご遠慮なく、お気軽にご参加くださいませ。

また、遠方のため、わざわざ行くほどでもないとのお声もいただきました。
よろしければ、下記メールアドレス宛に
メッセージを頂戴いただけますと幸甚です。

mlo_jimu@yahoo.co.jp

マチベン事務所創設20周年にも当たりますので、よろしくお願い申し上げる次第です。

---------------------------------

どなたでも、どんな参加動機でもマチベンに感謝されても良いという方は歓迎です。
当事務所は開かれた事務所ですので、異見、批判、論難、一度見てみたい(写真は良く写りすぎているのではないか)、この際だからマチベンに文句が言いたい、からかい等々、動機はどうあれ、マチベンに感謝されてもよい方なら誰でも歓迎です。


但し、一つだけルールを作らせていただきます。
参加者に不愉快な思いをさせないこと!
(結婚式と同じだと思っていただければ結構です (^^)V)


下記のファイルをダウンロードして、当事務所へFAXしてください。
会場設営の都合上、7月20日に締め切らせていただきます。
なお、主催者も全く見当がつかない企画ですので、できるだけお早めにFAXをいただけると嬉しいです。

「参加申込書」をダウンロード

万一、コンビニを使ってもFAX環境がないという方は、お電話ください。電話番号は、探せばわかります。それでも、わからない場合は、お電話くだされば、お教えいたします。
メールフォームはないのかとお叱りは当然ですが、技術もお金もないものですから、ご容赦のほどを。


なお、私が辞任した事件、私が解任された事件、私を懲戒請求(請求不成立)した事件の関係者の参加はお断りします。

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2012年6月 4日 (月)

菅直人バッシングに反対する! 東京新聞を取ろうキャンペーン

小沢一郎を執拗な「政治とカネ」バッシングでたたき出した菅直人が、今度は、バッシングされている。

因果は巡り、いい気味だと言いたいが、「脱原発」を根絶やしにするためのバッシングであることが目に見えているために、世の中に「それでいいんですか」と問いたい。
「バッシングして排除するには、あまりにも損失が大きいのではないんですか。」


マチベンは、小沢一郎も嫌いだ、菅直人も、鼻持ちならない権力欲が、目に付きすぎて、嫌いだ。


しかし、マチベンは、少数派・異端派を含め、事実を公正に見たい。


メディアが、腐りきった今、平凡な弁護士である僕ですら、情報を公正に伝える努力をしなければならない時代となった。


以下、原発事故関係者にインタビュー取材した今年3月11日の中日新聞の記事を貼り付ける。

少しでも効率的に見ていただくために、傍線を引いた。
お許し頂きたい。
Photo

 


菅直人は、全電源喪失という、あの緊急事態の中、東電、専門家の全てが思考停止状態に陥った中、唯一、適確に判断しようとし、行動し、指示した人物だ。
彼がいなかったら、さらに大規模な爆発が発生したことは確実であり、日本は、壊滅的な打撃を受けていた。
菅が総理であったことは、日本の国にとって、僥倖だったのだ。
間違いなく、菅直人は、原発事故については、ヒーローである。


------------------
マチベンは、暴力団対策法に関して、宮崎学の子分の尻馬に乗って、『敵と我々』という線引き問題は、絶えず他者を拡大再生産し、排除を繰り返すメカニズムであると主張した


しかし、こうも見事な典型例が、起きるとは想像もしていなかった。


小沢一郎は、対米従属を緩和しようとし、市場原理主義経済をよしとしなかったから、排除された。


そして、菅直人は、脱原発派であることから、排除された。
橋下が脱原発的言辞を弄しながら、巧みに世論を幻惑する役割を割り振られていることも見えてきた。


常に「我々」という安全サイドにいるためには、どこかの大きな力に徹底的に従順である必要があるのである。
日本は、まさに全体主義へ向かっている。



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オマケ
菅直人問題以外にも、この日の中日新聞のインタビュー記事は、おそらく他紙にはない視点から重要な事実を指摘している。

Photo_2

2012年6月 2日 (土)

東電社員の給与アップと貧乏マチベン 各界の反応

foot電力の供給に責任を果たすには人材の確保が不可欠で、ある程度の給与水準は認めてほしいfoot
       by盗電


angry良質な法的サービスを提供するためには、有為な人材の確保が不可欠で、ある程度の収入水準は認めてほしいangry
     by 貧乏マチベン


foot良質な法的サービスをあまねく提供するためにはまだまだ弁護士を増やす必要がある。貧乏マチベンは相変わらず旧態依然とした弁護士の思い上がりにとらわれている。収入を確保するためにはスポンサーである法テラスなどの意向に従うのが当然であり、スポンサーのためには弁護士の秘密保持権を率先して差し出すくらいの気概を持つべきである。貧乏マチベンの主張は非常識で見苦しいというほかないfoot
    by 砂糖麹&日便連失効部


foot電力確保のために、給与水準の確保を主張する東電は、世間の強い反発を覚悟した経営者としての高い識見を示すもので、結論はともかくとして、傾聴に値する。

一方、貧乏マチベンの主張は聞くに耐えない。弁護士が少ないためにどれだけの大企業が傲慢な顧問弁護士を雇わざるを得ず、弱者に配慮しろと言われて、不本意な話し合い解決を強いられてきたか、そのためにどれほどの社会的損失を大企業が被ってきたか、外資にどれだけ絞り上げられることになったか、貧乏マチベンごときにはわかるはずもない。

ことは国益の問題だ。言いなりにならない傲慢な顧問弁護士は、いくらでも代えが利くようにしなければ、厳しい国際競争に打ち勝つことはできない。また巨額の所得隠しに快く協力してくれる社内弁護士を安く採用できるようにしなければ、眩ロン機関としての使命も果たせない。弁護士が掃いて捨てるほど必要なことは論を待たない。貧乏マチベンが淘汰されてこそ、司法改革の真の目的が達成される。業界エゴ丸出しで内向きの議論に終始した旧日便連、鬱のミャ~失効部は失効して当然だったということだfoot
    by 日没新聞

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追記 記事投稿後、一貫した曇りのない視点で司法改革問題を追及してきた「法律新聞」の元編集長が6月1日(僕のブログの前日)に『無血開城の先に待っていたもの』として、同じ問題を論理的に採り上げておられるのを知った。示し合わせたわけではない。ま、世の中真面目にやってると、不思議な巡り合わせということもあるのである。

法律新聞元編集長様

 今回の件、決してパクリではございません。今後とも、理論編は法律新聞、アホな冗談(しかも笑えない)はマチベンという棲み分けをお赦しくださいませ。

2012年6月 1日 (金)

「スーパークールビズ」の法解釈

裁判所の帰り、車のラジオから、今年は昨年を上回る「スーパークールビズ」が実施されるとのニュースが流れた。


運転をしながらの聞き流しなので、詳しい内容は聞き取ってはいない。


最近、何やらめっきり妄想癖が強くなったので、さっそく、ひらめいた。


助手席に乗っていた純情なイソ弁君に『スーパー』って言うんだから、きっとホットパンツ、OKになるんだぞ」と話しかける。
即答がないので、
「えっと、ホットパンツって言葉、今は使わないの?」と具体的な質問を投げかけてみる。
「えぇ、普通に使いますよ」イソ弁君は至って真面目である。
  以下、「マ」がマチベン
  「イ」がイソ弁君である。


「だから、裁判所の書記官が、ホットパンツとキャミで仕事してたら、めっちゃ楽しくない?職場に来るのが楽しみで楽しみで、仕事の能率、ばりばりに上がるよ
気になって、仕事が手に付かないかも知れないじゃないですか
「いや、絶対に能率上がりまくりになる。僕は、用がなくても裁判所へ行く。夏場は、無理に事件を作ってでも裁判所へ行くようにする。そうすれば、弁護士業界の不景気も少しは改善するのだ!!」
「……(先生、妄想ばかりしないで、もう少し冷静になってもらいたい。こんなんで、食ってけるのか不安になるよ)」


事務所に戻って、昼飯時、イソ弁君は、いつものようにネットサーフィンである。スーパークールビズのニュース記事を見つけたようである。
先生、ホットパンツだめみたいですよ
え゛~、そんなバカな!down
「ホラ、ランニングシャツや短パンはだめだってあるじゃないですか
やる気を失うようなニュース教えるな、バカ」


いや、それにしても、イソ弁は役に立つ。雇ってみるもんだ。
愚かなマチベンが、誤解したまま、事実に反する間違ったブログを書く窮地から救ってくれた。


しかし、マチベンは、こういう夢のある話には、しつこい
引用ニュースは信用ならん。
原典はどこだ。
とにかく、ホットパンツ、キャミOKにしてくれれば、いい歳になったマチベンは生きてきてよかったと思えるのだ。生き甲斐が増えるのだ。
しばし、ネット検索に耽る。


見つけた、見つけた。
ニュース元は環境省のページである。

平成24年度スーパークールビズの実施について(お知らせ)

クーラーよりはるかに節電効果にすぐれている(らしい)テレビには当然、触れていない。

やたらクーラーが憎いらしい。弱冷にしろだとか、一室に寄り集まってクーラーの運転台数を減らせだとか、お節介である。


いろいろ検索しているうちに、ホットパンツ・ダメ説の根拠を見つけた。
じゃーんsign03
「環境省におけるクールビズの服装の可否」 なのだ。

さっそく、これをイソ弁君に見せて仕事中のイソ弁君の邪魔をする。
「確かに、これでは、ホットパンツはだめだなぁ。ハーフパンツがダメとなってるもんなぁ」
「それにしても、これって、学校の遠足の持ち物リストみたいですね。これはいい、とか、あれはダメ、とか。むちゃくちゃ細かいですよね」
「そういえば、そうだなぁ。環境省は、大人相手に、こんな細かい指示するんだな…俺の中学校時代の校則を思い出すよ。」


イソ弁君、君は偉いぞ。
重要なポイントに気づいた。
管理されることに馴れきっている者では、気づかぬ論点である。
現に管理に馴れきったマスコミの誰も、この問題を論点にしようとしない。
イソ弁君には確認したことがないが、君は、司法試験では、憲法は得意科目だったに違いない。俺が採点官だったら即、合格である。


それにしても、だ。
こんな細かな指示書をトップエリートの大人が喜んで押し頂いている国は、もう末期状態だ。


それはともかく、ここには、ハーフパンツはダメとある。ハーフでダメなのだから、確かにホットパンツはだめとなるのであろう。


しかし、だsign01
キャミはだめとは、どこにもない。
ランニングシャツはだめとあるが、キャミはランニングシャツとは別物である。
夏の一般的なファッションであるキャミについては、敢えて触れていないのだから、これはOKということと理解してよいだろう。
少なくとも、ランニングシャツより露出の少ないキャミであれば、絶対にOKである。
こういうのを法解釈という。念のため。これが、弁護士の仕事である。一説には牽強付会ともいう。


さらに、緻密(牽強付会)な法解釈を進める。
確かにホットパンツは、だめであるが、ミニスカートがダメとはどこにも書いていないではないかsign03
環境省も粋な計らいをするもんだ。happy01


マチベンとしては、ホットパンツに対する郷愁もあって、ホットパンツも捨てがたいが、ミニスカートも悪くない。膝上何㎝までという制限も明記されていないから、超ミニもありである。


したがって、緻密な法解釈の結果、明記されていない、キャミと超ミニスカートの組み合わせはOKである。
また、検討経過は省くが、胸元がチラリとしそうな無地のTシャツはOKのようである。


今日の結論がこれで出た。環境省が音頭をとって、夏のビジネスシーン公認スタイルとして、キャミと超ミニの組み合わせを認めてくれたのである。


節電、節電で、苦しめられるのであるから、少しは楽しみがほしい。
女性はおしゃれしたいし、男は、ぬすみ見しながら、ときめいて仕事がしたい。


環境省のお陰で、しっかり、この夏は、楽しくなりそうだ。


この夏は、裁判所へ行くのが一段と楽しみである。sunsun

なお、この法解釈の正確性は、全く保証の限りではないから、この記事にしたがって、職場で顰蹙をかってもマチベンは責任を持たない。各自の勇気と創意工夫によってこそ、初めて管理は突破できるのだ。

なお、書いていないのは、当然にダメだから書いていない、という当然解釈というものもある(ちょっと違うかも知れないが、ま、わかりやすいたとえと思ってもらいたい)。たとえば、環境省の親切な着用リストに、下着は明記されていないのだから、ブラとパンティだけで「スーパークールビズ」としてOKかというと、これはもちろんダメである。そんな非常識なことをする奴はいないという前提があるから、わざわざ書いていないだけなのである。したがって、キャミを「下着」と解する頭の固い男性裁判官に当たると、キャミが明記されていないのは、当然すぎるから明記されていないだけで、当然、ダメに決まっていると、されるのである。


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告知 8月5日(日)午前11時から2時間程度の予定で、名古屋市内で、ブログ読者感謝パーティーを行います。

詳細は、後日、お知らせしますので、マチベンから感謝されてもいいと思う方は、予定を空けておいてくださいな。(^^)V

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