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2012年7月の8件の記事

2012年7月31日 (火)

西村あさひ法律事務所 そろり名古屋進出

弁護士・税理士ら500名の法律専門家を擁する日本最大の法律事務所西村あさひ法律事務所が名古屋事務所を開設する。

8月1日を目処として、既存の西村あさひ法律事務所の他に弁護士法人西村あさひ法律事務所を設立の上、大阪と名古屋にそれぞれ支所を開設するという。

思わず、「えー、西村あさひが名古屋に来るんだって!!」と声を上げた。
以下、イソ弁君との対話。

イソ弁(以下、dogという)「西村あさひも東京だけでは苦しいんですかねぇ」

マチベン(以下、catという)「思いがけない発想だな。俺は縄張り荒らし来ただけだと思ったが…考えてみれば、そういうことかなぁ」

dog 「それにしても、日本最大最強という法律事務所までマチベン並に苦しいんですかねぇ」

cat「いや、そんな訳はない。この業界も激しく二極化しているから、西村なんか、がっぽがっぽ儲かって笑いがとまらないいんじゃないか」

dog「ということは、将来への投資…」

cat「投資ねえ、名古屋進出という割には、半端だなあ。パートナー(経営弁護士)1名、アソシエイト(雇われ弁護士)2名ねえ。西村の勢いなら、一挙に10名以上投入して、次々拡大して、名古屋1の企業弁護士事務所を目指すくらい訳もないはずだよ」

dog「西村あさひってそんなすごいんですか」

cat「すごいかどうか知らんが、とにかく日本一大きい。大きいから投資能力だって、計りしれん…うーーん、TPPと関係あるかなあ。TPPでアメリカの弁護士が大量に進出するかもしれん。TPPに先立って、とりあえず名古屋にも拠点を置いておこうということかな」

dog「ふーん、でも先生、アメリカのローファームのクリフォード・チャンスなんか、西村あさひの5倍近い弁護士がいるんでしょ。太刀打ちできると思ってるんかな」

cat「うーん、よくわからんけど、ひょっとしたら、クリフォードチャンスに対抗するんじゃなくて、クリフォードチャンスが名古屋でM&Aなんかするときに、日本法サービスを提供して、手助けして儲けようというもくろみかもしれんなあ。ひょとしたら、クリフォードチャンスと、提携しているなんてこともありかもなあ」

dog「貧困マチベンにはとりあえず関係ないですかねえ」

cat「まさか、ちまちました不貞慰謝料だとか、離婚なんかには関心ないかもなあ。とりあえず、名古屋の企業系事務所は戦々恐々かもな」

dog「どうでもいいけど、先生は、ともかくも資金繰りのために働いてくださいね」

cat「ま、明日のメシが心配なマチベンにはとりあえず、関係ないか。ちまちま事件まで取り上げられないように祈るばかりだよな」

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2012年7月30日 (月)

野田政権『国民の生活が台無し』

寝ぼけ眼で開いた今朝の中日新聞、三面記事の右肩に「脱原発 国会を包囲」。

そう言えば、金曜日のデモを中断して、日曜日にデモするって、言ってたなあ、
20万人で成功したんだ、頑張ってるなあ、
普通に報道されるようになったのも岩上安身さんの功績大だよなあ、
東京新聞も脱原発デモを報道しなかったことを大々的に謝罪したなんてこともあったよな、営業政策だったとしても立派だったよね、
なんて思いながら、写真を見る。


『野田政権 国民の生活が台無し』のプラカードが目を惹く。これっておかしくねえ?
『国民の生活を台無し』だよなあ…
あ、これパロディなんだと気づいて笑って目が覚めちゃった。(^_^)v


『国民の生活が第一』と
『国民の生活が台無し』
2文字しか違わないけど、意味は真反対。
このキャッチフレーズ、いけてる。わざわざこのブラカードを目立つように撮ったカメラマンと中日新聞の見識もエラい。


今日明日はトーキョーへ避暑同伴出張。

追記
8月5日のオフ会は、シダックス伏見住吉通クラブ、パーティールールで行います。別途ご案内しますか、別に歌う訳じゃないのでご心配めされぬように。

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2012年7月28日 (土)

上高地探索

上高地を訪れた。
泊まりである。
泊まりで遊びに行くのは、8年ぶりである。

Kamikohchi


一人事務所は気楽だが、事務所を留守にしにくいという不便は常につきまとう。
今回はイソ弁君がいる。
一応、バッチを付けている以上、一人前に弁護士でなければならない。
だから、ボス弁は「俺は遊びに行くから、留守はちゃんとやっとけよ」と言っておけばいいのである。
お蔭さまで十分に別世界に浸ることができた。
イソ弁さまさまである。


上高地は若い頃に、何度も訪れている。
ただし、そこに滞在することはない。
ひたすら穂高連峰へ登りたいだけだ。
上高地に入ると、山に来たという実感は湧くが、ただの通過点でしかない。
登りにしろ下りにしろ、とにかく早足で通り過ぎた。
登りは、一刻も早く登山にかかりたい一心で、下りは痛む足を一刻も早く休めたくて、どちらにしろ駆けるような早足である。


今回は、河童橋畔の宿に泊まった。
さしたる目的もない。
大正池から明神池周辺にかけてゆったりと散策した。


ゆっくりだから、初めて知ることも多かった。


ここの野生動物は、驚くほど人間を気にしない。
実は、このことは知らなかった。


間近な木々の間を猿の群れが戯れているのが見える。
極めつきは林間の遊歩道脇の木で、平然と子猿を抱いた母猿である。
木の股がちょうど、座り込んで子猿を抱くのにぴったりでお気に入りなのだろう。
手の届く距離に愛くるしい母子猿を見つけて、喜びざわめく人間が次々とカメラを向けるのに、どこ吹く風で子猿を抱いて休んでいる。

Kamikouchisaru_2



天然のサファリパークという訳である。
僕は、三河湾の猿ヶ島で、人間の持っている食料を狙って次々と猿に襲われて以来、猿が大嫌いになったが、すっかり猿好きになった。


岳沢湿地では、梓川支流の川面で鴨の群れが餌をあさり、繰り返し水面に体ごと没する。
時間はたっぷりあるので、何するでもなく、ただ座って眺めている。
遊歩道を行き来する観光客のグループが立ち寄り、短時間で何回も入れ替わるが、こちらは目的があるわけではない。
ただ、座って眺めている。

Kamikouchikamo


見ている内に、桟橋間近まで餌をあさりにつがいが寄ってくる。

少しずつ移動しながら、下流から上流に向けて、桟橋回りで餌をあさっている。
手の届くような間近にいながら、ざわめく人間を気にする風はない。
鴨の羽色が手に取るように見える。
多彩な羽色がオス、地味な羽色がメスだろう。
一羽が移動するともう一羽も連れだって少しずつ移動しながら、餌をあさっている。
僕は、大方、桟橋周りを一巡するまで、ただ座って眺めていた。


なるほど、これを称して鴨のつがいを仲の良い夫婦に譬えるのね。
別に餌あさりをするのに一緒にいることにメリットはないのに、一緒に移動しているのはどうしてだろうね。


上高地に来ると、人間も動物を変に構ったりしなくなるみたいだ。
だから、野生動物なのに、人間を気にしない。
動物が人間を恐れたり、襲ったりするのは、人間が動物を迫害するから自然にそうならざるを得ないからだろう。
3年前、マチベンは、床下に居着いたアライグマに手を焼いたが、アライグマは凶暴ではないという仮説を立てて同居を選ぼうとした。上高地は、この仮説に根拠を与える。


ハチが人にまとわりつく。
嫌がって、逃げるとなぜか、ついて回る。
その様子がおかしくて、笑った。
その様子を繰り返し見ている内、僕は、ハチは別に人間を襲うつもりはないらしいことに気づいた。
野生動物と同じように人間を恐れていないだけではないのだろうか。
マチベンの立てた仮説は、ハチは凶暴な虫ではないというものだ(但し、アシナガバチは毒性が強いので除く)。


そこで、仮説の検証に取りかかった。
土産店前の、木製テーブルの上を動き回っているハチをしばらくそのまま眺めている。
何か舐めているようだが、よくわからない。
舐めることに専念しているだけで、僕のことを気にしているようには見えない。

それでは、さらに仮説を検証するために実験をしてみることにしよう。
缶コーヒーのキャップを外し、普通にハチにかぶせてみる。
都会のハチは、僕の腕が動くか動かない間に気配を感じて、すぐに逃げるだろう。
上高地のハチは見事にキャップに捕まってくれた。
別に捕まえるのが目的ではない。
すぐにキャップを外す。ハチはいったんテーブル板を離れるが、すぐにまた舐めるために戻ってくる。
複数のハチで試してみた。
結果は同じである。
納得である。


極めつけの結論が出た。
上高地では、ハチすら、人間を恐れもしなければ、人間を攻撃したりもしない。
少なくとも実験を経た一部のハチは凶暴ではないのである。



人間の社会でも無数に見てきた。
対立する当事者グループは似てしまうのだ。
暴力団対応の警察官は、一見、暴力団員と見分けがつかない。
荒っぽい使用者と対立する労組は、やり方が荒くなる。
そのくせ、使用者が時間厳守で規律立っていると、労組も時間厳守できちんとした規律を持ったりする。
暴力的な夫や妻は、しばしば親も暴力的だったりする。

マチベンの場合、好き勝手に生きてきた親に育てられた子どもは、好き勝手に生きていて、正業に就きそうな気配を見せている子は限られている。
困ったことではある。


上高地を初めて訪れたとき、それまで僕が抱いていた山のイメージを覆すような穂高連峰の威容に圧倒された覚えがある。
そう、学生時代だ。別れた妻と一緒だった。
今回の上高地は、またひときわ異なる味わいの二日間だった。



若い頃は、目的にとらわれる。
それなりの歳になった今は、目的もなく流れる時間に浸ることもできる。
流れる時間の豊かさを味わうことができるのは、それなりの歳になった者の特権かも知れない。


エーリッヒ・フロム「生きるということ」の原題は「to have or to be?」である。
資本主義社会の「持つ様式」が極端に支配するとき、人が不幸になることを知った、フロムは、生きることの意味を「持つ様式」にではなく「在る(ある)様式」に求めようとした。
ただ「在る」ことの豊かさを知るには、それなりの試練と修練が必要なのかも知れないと、最後は理屈っぽく締めくくりたくなるのがマチベンの弁護士たる所以である。

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2012年7月26日 (木)

【緊急署名】「原子力規制委員会」のムチャクチャ人事に異議あり!

【緊急署名】「原子力規制委員会」のムチャクチャ人事に異議あり!
「原子力ムラ」だらけの人事はもうたくさん。
これでは子どもたちは守れません!

https://fs222.formasp.jp/k282/form2/

上記サイトで緊急署名を集めています。
マチベンは早速署名して参りましたデス。(^^)V

上記サイトから引用

「原子力規制委員会」の5人(田中俊一氏、更田豊志氏、大島賢三氏、中村佳代子氏、島崎邦彦氏)の国会同意人事案が複数のメディアに報じられました。
しかし、このうちの3人は、明らかに「原子力村」の人間であり、現在までの原子力推進政策の責任者としてその責任を問われるべき立場にあります。

とりわけ田中俊一氏は、日本原子力研究開発機構 副理事長、原子力委員長代理、原子力学会会長を歴任し、長年にわたって「原子力村」の中心で活動してきた人物です。事故後も原子力損害賠償紛争審査会で は、最後まで自主的避難者への賠償に反対しました。低線量被ばくリスクについての認識がなく、「100mSvというのは健康に大きな影響がないというこ と。このあたりをどう今後住民に、折り合いをつけていただくかということが大変大事」と発言しています。政府が決めた年間20ミリシーベルトの避難基準を そのまま帰還基準とし、住民に20ミリシーベルト近い線量を浴びる暮らしを強いても構わないという考えです。中村佳代子氏も、「低線量被曝では子供と大人 で発がんリスクに差がなく、原発事故による住民の被曝線量も十分に低い」と発言しています。(強調はマチベン)

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2012年7月20日 (金)

TPPと日弁連

TPPに関する日弁連の公式な意見は、いまだ表明されない。
他方で、企業法務を中心とする弁護士からは、日本の弁護士の海外展開、国際化のチャンスとして推進する論考が相次いで発表されている。


日弁連は全くこの問題に触れないつもりだろうかと思っていたところ、先日、大阪弁護士会の杉島幸生弁護士から、本年2月1日付の「日弁連新聞」で日弁連事務次長が日弁連の立場を説明していることを教えてもらった。


これによれば、「一昨年来、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加問題をめぐり日弁連の立場について問い合わせをいただくことがある」と前置きした上、以下のように述べている。

「しかし、意見形成の前提となる協定案や交渉内容の確認が出来ないため、現段階では意見をとりまとめるに至っていない。外務省の説明によると、交渉参加国と非参加国との間では情報共有や協議が禁止されており、現在協議が行われている21分野の具体的内容や条文案は、日本政府の交渉参加が認められて初めて開示されることになるという。
21分野のうち、弁護士業務に関わるのは「越境サービス」「商用関係者の移動」「紛争解決」であるが、他にも「電子商取引」「投資」「知的財産権」「競争政策」「環境」「労働」等、日弁連が検討すべき分野は多岐にわたると想定される。今春以降、日本が交渉に参加した場合には、これらの各分野について正確な情報を入手した上で、関連の委員会にて調査検討して、テーマ毎に必要に応じ意見を発信していくことになると思われる。」


しかしながら、「わが国のTPP交渉参加後に正確な情報を入手した上、調査検討する」とする立場は、結局のところ、TPPに関しては、日弁連は何も言わないとすることを表明しているに等しい。


TPPについては、シンガポール、チリ、ブルネイ、ニュージーランド4カ国の間ですでに発効している経済連携協定(P4)が前提となっており、多くの分野について、TPPの基本的な内容を予測することは十分に可能であり、現時点において、批判的検討も可能である。
TPP交渉参加を前提とした言明は、結果として、TPP参加を支持するものと取られてもやむを得ない。
在野の団体として、とりわけ権力を監視すべき立場にある日弁連が、外務省や政府の説明を鵜呑みにした立場説明を行うことには、失望せざるを得ない。


交渉に参加すれば、正確な情報が入手できて、調査検討できるという思考も理解に苦しむ。論理を旨とする弁護士のなすべき説明とは思えない。


そもそも、参加国には情報が提供されるが、非参加国には情報がないという事態が何を意味するか、少し考えればわかるはずだ。
参加各国が、参加国に限るものであれ、TPP交渉の内容を民主的な意思決定に基づいて交渉するとすれば、その内容は、逐次、個別具体的に参加国の国民に知らされなければならない。参加国の国民に知らされれば、自ずと非参加国も交渉内容を知ることが可能になる。


参加しないと交渉内容がわからないということ自体が、交渉は秘密裏に進められるということを意味している。参加して情報を得られるのは、政府限りのことであって、国民や国会、まして日弁連のことではないのだ。


したがって、日弁連は、TPPが締結・調印されるまで、蚊帳の外である。その間、公開された「正確な情報」など、入るはずもないのだ。


これを裏付けるニュージーランド政府のマーク・シンクレアTPP首席交渉官の発言もある。

赤旗 2011年12月22日

TPP交渉に「守秘合意」 発効後4年間、内容公開せず

現在、米国など9カ国が行っている環太平洋連携協定(TPP)交渉で、交渉内容を公表しない合意があり、交渉文書は協定発効後4年間秘匿されることが、ニュージーランドのTPP首席交渉官の発表で分かりました。

 ニュージーランド外務貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は11月末、情 報公開を求める労働組合や非政府組織(NGO)の声に押され、同省の公式サイトに情報を公開できない事情を説明する文書を発表しました。同文書は、交渉開 始に当たって各国の提案や交渉文書を極秘扱いとする合意があることを明らかにし、文書の取り扱いを説明した書簡のひな型を添付しました。

 それによると、交渉文書や各国の提案、関連資料を入手できるのは、政府当局者のほかは、政府の国内協議に参加する者、文書の情報を検討する必要のある者または情報を知らされる必要のある者に限られます。また、文書を入手しても、許可された者以外に見せることはできません

 さらに、これらの文書は、TPP発効後4年間秘匿されます。TPPが成立しなかった場合は、交渉の最後の会合から4年間秘匿されます。

 米国のNGO、「パブリック・シティズン(一般市民)」は、「これまでに公表された唯一の文書は、どんな文書も公表されないという説明の文書だ」と批判しました。

 これまでに、米国労働総同盟産別会議(AFL―CIO)、ニュージーランド労働組 合評議会、オーストラリア労働組合評議会などや各国のNGOがTPP交渉の情報を公開するよう求める公開書簡を各国政府に送っています。マレーシアの諸団 体の連名の書簡は、「より透明なTPP交渉の過程が、交渉者や政府には明らかでないかもしれない誤りや、(国の)アイデンティティー(主体性)への危険に 対し、基本的な防御をもたらす」と指摘しました。

 日本政府は、交渉に参加しないと交渉内容が分からないとして、参 加を急いでいます。しかし、交渉に参加しても、交渉内容を知ることができるのは、政府内や政府が選んだ業界などに限られます。国民に影響のあることであっ ても、国民が交渉内容を知ったときには、TPPが国会で批准され、発効してしまっている危険があります。」
(太字引用者)

この原典を探したところ、以下のファイルがあることがわかったので貼り付けておく。

「tpp_letter_mark_sinclair」


「政府当局者のほかは、政府の国内協議に参加する者、文書の情報を検討する必要のある者または情報を知らされる必要のある者に限られます。また、文書を入手しても、許可された者以外に見せることはできません

ということを前提にすれば、「交渉参加後正確な情報を入手した上、調査検討し、必要に応じて意見を発信していく」とする日弁連の立場は完全に破綻している。


2012年2月1日という前記の日弁連新聞の日付は、上記報道との関係で、極めて微妙な日ではある。
敢えて、善意に見れば、日弁連新聞の記事が執筆されている時点では、まだ、赤旗報道にあるような事実を日弁連が把握していなかった可能性がある。


しかし、上記報道によって、日弁連が、TPPに関して官僚的答弁で回避する根拠は完全に失われた。


日弁連は、現段階で、TPPに対していかなる立場で臨むのか、決断しなければならないのだ。


TPPは、グローバル金融帝国の法的インフラである。


詳述はしないが、そこには、生存権の根本に関わる問題、労働基本権に関わる問題、表現の自由に関わる問題、日本の弁護士制度のあり方に関する基本的な問題、さらに司法制度自体や国家主権に関わる問題まで、極めて重大な問題が無数に存在する。


日弁連が、今もなお、基本的人権の守り手であるのかどうか、国民が注視して見ていることを日弁連執行部は肝に銘ずべきであろう。

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2012年7月10日 (火)

消費税なんて増税したって知れてるの

あたしときどき思うの
どうして消費税を上げるのかなって
偉い人は国の借金は1000兆円にもなるとあたしを脅すの
消費税を上げたところで数年の内には国民一人1000万円の借金になるの
あたし奥さんには逃げられたけど
子どもが3人いるの
3人とも成人はしても我が道を行ってるから
正業の目鼻はつかないの
あたし併せて4000万円を返さなきゃいけないの
返せるわけないじゃん
偉い人は嘘をついてるの
返せるわけないお金を返しましょなんて嘘でしょ


あたしときどき思うの
十数年前になる
その頃すでに一人500万円近い借金になっていたの
あたしまだ奥さんに逃げられる前だったから
五人家族だったのね
2500万円も返せるのかなって心配してた
そのとき偉い人は誰も借金の心配なんかしてなかったのよ
偉い人は返せるわけなくなってから返せ返せって言うのよ
おかしいでしょ?


あたしときどき思うの
どうして消費税かなって
金転がしして儲けている人からもらえば
大金が転がり込むのよ
金融取引税って言うんだって
だから金融取引税の導入を真っ先にやるべきよね
ささやかな庶民の消費から税金とっても
きっとすぐに目減りしていくわよね
そんなこと誰だって知ってる
偉い人はどうかしてるわ


あたし弁護士だからこう考えるの
この借金はどうせ返せないのよ
偉い人は真剣に返すつもりなんかないから
金融取引税なんか考えないの
だったら破産するのが一番いいの
偉い人に付いていって苦しんでみても
どうせいつか破産するんだから
早めにきれいにしちゃいましょうよ
どうせ破産するんだから
そんなに借金のこと苦にせず
日々楽しく暮らしましょ
どのみちこの世界はがらがらぽんになる日が
遠くないのだから
そんなに深刻にならずに
気楽に毎日が過ごせればそれでいいの


あたしときどき思うの
借金よりずっと大変なものがあるの
使用済み燃料棒っていう物がもう数十万本もあるんだって
サイクル処理するなんてできないことは
もうはっきりしてるんだって
だから数十万本もある使用済み燃料棒は
何万年も放射能が漏れないように
保存しなきゃいけないんだって
でも偉い人は
使用済み核燃料棒っていう物を
まだまだ増やしましょうって言うのよ
どんどん増やして
日本中をフクシマにしましょうって
あたしときどき思うの
この方がよっぽど深刻よねって


あたしときどき思うの
偉い人は深刻なことは深刻でないように振る舞い
深刻でもないことを深刻だと言うの
それって不思議?
それとも当然?


あたしときどき思うの
だから偉い人にはなりたくないなって
偉い人に近づきたくないなって
あたしなりに人生楽しく過ごせればそれでいいじゃんって

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2012年7月 9日 (月)

日韓請求権協定から瓦礫処理、除染まで

韓国大法院(日本の最高裁判所に当たる)が、5月24日、新日本製鐵と三菱重工業に言い渡した判決が波紋を広げている。


これらの判決は、戦時中、上記両社で労働を強いられた徴用工が、未払賃金と損害賠償を求めた訴えに対するものだ。
両事件は、1、2審とも原告(労働者側)が敗訴していたが、大法院は、原判決を破棄して、原告側が請求権を有することを認めた上、認容額を決定する範囲で原審である高等法院に差し戻した。


この大法院判決に対して、日韓両国政府は、日韓請求権協定(1965年日韓の国交を回復する日韓基本条約とともに締結された)によって、個人の請求権の問題も含めて、最終的に解決されたとの従来の見解を改めて表明した。


ここで検討したいのは、強制労働被害者の請求権が、日韓請求権協定で解決した、すなわち請求権は消滅したと言いうる道理上の根拠があるかである。


日韓請求権協定によって解決済みと主張する日本政府や企業が最大の根拠とするのは、同協定によって5億ドルもの多額の支払を日本が韓国に対してなしたではないかというものだ。


だから、被害者を救済すべき責任は韓国政府にあるのが当然であるとするものだ。
この見解には、一理ある。したがって、韓国政府が相応の責任を取るべきである。
問題は、日本政府や加害企業が、被害者個人からの賠償請求について、免責されるのを当然と考えることが果たして妥当なのかである。


日韓請求権協定の条項を具体的に検討すると、日本の植民地支配の結果、韓国の個人に与えた戦時被害についてまで、この協定で解決した、したがって、不法行為を受けた韓国人個人の損害賠償請求権は消滅したとすることには、無理があることに気づく。


日韓請求権協定に基づく日本側の負担は、あくまでも「経済協力資金」であり、「日本の生産物及び日本人の役務」によって、支払われるものとされている。


確かに協定締結に至る過程では、韓国政府から徴用による被害者の未払賃金が持ち出されたことはあった。しかし、最終的に「生産物と役務」によってなされる「経済協力資金」が被害者の救済に使われることはあり得ない。
そのことは、日本政府も韓国政府も十分に承知の上で、「経済協力」が選択されたのだ。


私たちは、いつまでもやむことのない韓国国民の要求に苛立つことがある。あまりにも古い話がなぜ、繰り返し蒸し返されなくてはならいのかと。
しかし、戦後65年以上を経て、なお、被害者が加害企業を訴えなければならない真の理由の一つはここにある。解決の基本的な出発点から問題の本質は外され、被害者は切り捨てられたのだ。


協定締結の背景には、当時の朴正煕軍事独裁政権が政権基盤を固めたいとの韓国側の思惑があった。また、日本政府には、支出の形態を日本の生産物及び役務に限定することによって、日本企業を支援し海外展開を後押しする狙いがあった。
さらに、この時期(1965年)に協定が締結されるに至ったのは、ベトナム戦争への韓国軍の派遣を求めるアメリカが日本に対して韓国への支援を求めた要請があったことが指摘されている。


結局、この資金は、韓国国内で製鉄所などのインフラを整備するために使われた。注目すべきは、このインフラ整備に当たった企業の多くが戦時加害企業だった事実である。たとえば、韓国最大の製鉄所の建設に伴う業務を請け負ったのは、新日本製鐵(当時、富士製鉄や八幡製鉄)であり、無償で韓国人を強制労働させたとして、被害者から訴えられている当の企業だったということだ。


加害企業は、戦時加害によって儲け、さらに加害を原因とする経済協力によって、再び潤い、海外展開の拠点を得たのだ。


この構造は、日本が、戦後、国際社会に復帰したサンフランシスコ平和条約(1951年)以来、変わりがない。同条約では、基本的に日本に対する連合国各国の賠償請求権は放棄され、例外的に賠償が認められる場合でも、日本の「物品及び役務」の形態によるものに限られるとされたのである。
そして、東南アジア各国で、この戦後補償「特需」によって潤ったのは、戦争に寄生して儲けた財閥を初めとする大企業だった。


何を今さら、そんなことを言うかと思うだろうか。
実は、この構造が、今でも繰り返されていることを、知ったからだ。


東京都が受け入れた震災瓦礫の処理を受注したのは東電の子会社だという。福島の除染を受注するのは、原発関連の各社だという。(堤未果『政府は必ず嘘をつく』角川SSC新書
加害企業が、加害行為の事後処理をするに当たって、再び、儲ける。
戦後補償特需で行われたのと同じことが繰り返されている。
瓦礫処理も、除染も費用は税金から支出される。つまりは、国民・住民が負担する。
他ならぬ加害企業が、加害を原因として、国民や住民の負担で、肥え太ることなど決してあってはならないと僕は思う。


しかし、東京新聞系列など、一部を除けば、メディアは沈黙を守っている。
加害企業は、国民や国家に被害を与えても、加害を原因とする事業で、再度国民や国家から搾り取って儲けることができる。一部の企業は、滑っても転んでも、損はしない仕組みがこの国には厳として存在している。


遡れば、それは、サンフランシスコ平和条約に源流がある。
冷戦が激化する中、日本がアメリカ合衆国を初めとする西側陣営に位置づけられ、その庇護下に入ったときから、この不道徳な構造は確立されたのだ。
この構造が、変わらない限り、この国は変わることができない。
強者であろうが、弱者であろうが、正は正とされ、非は非とされる当たり前のルールが通用する社会に戻す、そのことがこの国が再生するために必要とされる最低限の条件なのだと僕は思う。

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2012年7月 4日 (水)

吉野屋さんゑ

あたしときどき思うの
吉野屋さんのこと、懐かしく思い出すの。
大学受験で初めて東京へ一人で出かけ
新橋駅前のお店で
吉野屋さんの牛丼を食べた
田舎から出てきた受験生は
東京には
こんなにおいしいものがあるんだと
びっくりしたの


あたしときどき思うの
吉野屋さんのこと、不思議に思うの。
今の吉野屋さんの牛丼
学生の頃ほどおいしくないと思うのは
あたしの舌が鈍くなったせい?
どうして安売りしなければならないの
カレーチェーンなんて
大しておいしくもないのに
ちょっとトッピングすると1000円くらいするの
どうして吉野屋さんは300円台にこだわるのかなぁ
500円、だけど昔のおいしさを味わってくださいと
どうしていえないのかしら。


あたしときどき思うの
安売り競争すればするほど
みんなの財布は細くなり
ますます安くしなければ売れなくなるのに
どうしてみんな安売りするのかなあ
みんなが貧乏になれば
贅沢品である弁護士は
庶民の手の届かない物になってしまい
マチベンは駆逐されるの
どうしたらいいのかなあって
あたしときどき思うの


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『狼になりたい』中島みゆき
   1979年アルバム「親愛なる者へ」収録

note夜明け間際の吉野屋では
化粧のはげかけたシティ・ガールと
ベイビー・フェイスの狼たち
肘をついて眠るnote

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