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2012年11月16日 (金)

脱原発運動を弾圧する公安警察に対して、抗議する

さる11月9日、弁護士6名で、愛知県東警察署警備課に抗議の申し入れに赴いた。


東署は、今年5月、大飯原発再稼働の前、関西電力名古屋支社に対して再稼働反対の運動に参加した人に対して、5ヶ月も経過した10月末頃になってから、執拗に呼出をかけている。


警備員の了解を得て関西電力名古屋支社の入っているビルに入り、関西電力名古屋支社の受付まで行ったが、受付がすでに閉まっており、ビルから退去したという行為が、「建造物侵入」の容疑があるというのだ。


この容疑で、警備課は、何度となく執拗に当事者に出頭要求の電話をかけ、複数名で自宅にまで来て、出頭を要請した。


警察から執拗に呼び出しを受け、自宅にまで来られれば、本人も家族も不安に怯える。8月には、交際相手の女性の勤務先にまで、照会をかけているという。警察から照会されたとなれば、何かやったかと思われるだろう。名誉にも関わる行為だ。


N弁護士を初めとする弁護士6名で、東署警備課に対して、嫌疑もない、不当な出頭要請であると抗議に赴いたのである。


警備課は、捜査上の秘密を理由として、当事者が「被疑者」に当たるとする以外、被害届の有無も含めて、一切を明かさず、任意の範囲で事情聴取のお願いをしていると繰り返すばかりで、非を認める姿勢など、全くなかった。


他のテナント事務所も入ったオフィスビルに、平穏に入っただけで、「建造物侵入」なぞという犯罪など、成立するはずもない。


そんなことで、警察沙汰になるようでは、一般市民は普通の生活すらできない。


こういうときに些細な口実で、刑事事件に仕立てて、市民を脅かすのが、いわゆる公安警備の警察である。


普通なら、マチベンは、刑事にも「あんたも原発はいやでしょう」と語りかけるところだが、公安警備は、脱原発を主張する市民運動は、「反社会的勢力」というレッテル貼って敵視するという特殊な思考回路を持っている。聞く耳がないのだ。


大飯原発再稼働をきっかけに原発ムラは、すっかり開き直って、横暴を極めている。


あまり報道されないので、知られていないかもしれないが、脱原発のデモでは、東京、大阪、福岡などで、不当逮捕や不当捜索がなされ、脱原発運動に対する弾圧が始まっている。


福島第一原発の事故は、故郷を追われた数十万人の被害者を生んだ。事故後しばらくは、避難地区を回避するために迂回搬送されたために命を落とした患者も少なくなかった。今も避難生活のストレス死や自殺者が後を絶たない。除染には、気の遠くなる歳月を要する。
そして、今後、何十年かにわたって、放射能が原因で命を奪われる多数の被害者が確実に出る。
我が国の歴史上、未曾有の被害を出した、大規模な犯罪的事件だろう。


本来国民を守ることを使命とする警察が、原発事故の犯罪性に目を背けて、原発をやめさせようと立ち上がった市民に対して、些細な口実で、脅しをかけ、逮捕監禁したりしているのだ。


許されることではないと、僕は思う。


市民が本当に声を上げることができるように、こういうときこそ、弁護士が必要だろう。脱原発に向けた思いを同じくするというだけで、無償でも機敏に動く弁護士が必要だと僕は思う。

必要だと思ったから、空いている時間があったので、東署に赴いたのだ。


弁護士幹部の多い民主党が、脱原発依存だというのなら、同じ声を上げている市民に対して各地で続く警察の横暴を直ちに止めさせるべきだ。
維新の会が脱原発を基本政策として主張するというのなら、自覚的な市民に対する弾圧に断固抗議するべきだ。


そういう声が政界から全く聞こえない。
警察の弾圧を覆い隠したまま、脱原発を主張するのは、選挙向けのポーズでしかないと僕は思う。

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» 関電支社を訪問した市民が「建造物侵入」容疑「運動つぶし」が目的か(週間金曜日記事・Esamanさんより) [生存助け合いのネットワーク(生存組合)]
Esamanさんから名古屋での弾圧を警戒してほしいとの情報がありました。 *** 名古屋のEsamanです。 各地で脱原発アクションに対しての弾圧が行われていますが、 名古屋でも下記のような動きがあります。 現在のところ、警察からの弾圧対象 (具体的には、不当な出頭要請...... [続きを読む]

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