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2013年3月31日 (日)

“純と愛”は朝ドラ史上に残る傑作だった

後半から注目していた“純と愛”、ついに3月30日に最終回を迎えた。


脳腫瘍の手術をした、いとし君が目覚めないまま、純が再度、魔法の国を作る目標に向かって進むことを決意するシーンで終わる。


本来なら、いとし君が意識を取り戻したところで終わるところだし、台風で破壊されたホテルが新装オープンしてハッピーエンドで終わるのが、朝ドラに似つかわしい。


しかし、遊川氏の脚本は一筋縄ではない。この試練の中でドラマを終わらせてしまう。
現代という時代と正面から対峙しようとし、それでも人々に励ましを与えようとするならば、こうした終わり方しかないのだと僕は理解する。


多くの人が、時代の試練に苦しんでいる。
努力して、その試練を乗り越えることができました的な、過去完了形の単純なハッピーエンドは、現実感がないと僕は思う。


あまのじゃくな僕は、普通なら、最終回の純の延々とした独白は説教臭いと言いたいところだが、ドラマの真意を伝えるには、こうするしかなかったのだろう。
素直に胸に落ちた。


現代という、マネーが人間を押し流そうとする、不条理と苦難に満ちた時代に、生きる希望と励ましを与える、素晴らしいドラマだったと、僕は確信している。
朝ドラファンには散々な“純と愛”であるが、紛れもなく朝ドラ史上に残る傑作である。


以下、純の独白の一部を他サイトから借用しました。


「もう下を向かない。胸をはって前に進んでいく。
自分にできることを1日1日やり続ける。自分の家を守る。家族を守る。
愛する人を守る。自分の信じたことを伝える。もう、神様がいても、たよらない。
奇跡を起こすのは、神様じゃなく、あたしたち人間なんだから。
この世で一番大切な愛くんが、一生目覚めなくても、あたしは死ぬまで、街田純であり続ける    ・・・・・・   決めた ! 」


確か、世の中や未来を変えるのは自分(人間?)なんだというセリフもあったように思う。
私たちは、諦めれば、全て終わりというほど、際どい時代を生かされていると僕は、思う。
諦めない限り、希望はいつでも在り続けるのだ、と信じることに決めたマチベンである。

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