TPP バスは出ていた 中日新聞大奮闘
『バスに乗り遅れるな』の大合唱で、朝日新聞などは、深遠な課題であるISD条項をいともたやすい話のように歪曲・ねつ造して、乗車を急かせていたバスが、とうの昔に出てしまっていたことを、とうとう中日新聞がすっぱ抜いてくれた。
昨日3月7日の夕刊。
そして、とっくにバスが出ていたことを政府は昨年6月には知っていたと今日の朝刊で報道。
さらに詳細に解説。
まあ、とにかくひどいもんだ。
バスは2011年11月には出ていた。
2012年6月には、政府もしっかり、バスが出ていたことを知っていた。
いまさら、交渉に参加しても何も言えない立場にあることを知りながら、『バスに乗り遅れるな』の大合唱を煽動してた。
2月、安倍訪米。
本当は外交交渉で大失態をしていたにも拘わらず、日米首脳会談礼賛報道ラッシュをでっち上げて、その勢いで、とっくに出ていたバスに飛び乗るばかりだった。
米国 「別にどっちでもいいけど、乗りたきゃ乗れば~」 (`ε´)
忠犬ポチ「クーン、クーン」 ~(°°;)))オロオロ(((;°°)~
と言ったところである。
それにしても、朝日は後追い記事も出さない。古式ゆかしきおバカ優等生は未だに朝日は正しいと信じているのだから、少なくとも、そういう人たちに対しては、詐欺犯的である。
中日もついこの間まで、礼賛記事を書いていた。
忠犬ポチよろしく、TPP推進社説を書いていたのだ。
中日はすんでのところで、提灯持ちを止めることにしたらしい。
かろうじてマスコミの良心を示したということだ。
ということにしておこう。
真相は、やはり安倍の大失態と関係がある気がする。
某世界一の自動車メーカーは、まさか自分が切り捨てられるとは、思ってもいなかったに違いない。
よく見ると、切り捨てリストの筆頭に自分が上がっている。
高度に政治的なレベルで、中日新聞が動いた気がする。
かつてこの国は、「国敗れて、財閥あり」であった。
某自動車メーカーは、所詮、財閥の前には、どこの馬の骨ともわからぬ新興メーカーに過ぎないのである。
国民も企業もいつも、自分を安全側に置いて、考えている。
革新系の弁護士の主流もそうだった。
まさか自分たちが切り捨てられるとは思いもしなかったから、権力中枢に入ったなぞと偉ぶっていたが、瞬く間に大没落させられた。
この読みが正しいとすると、
今後、政界・財界でも動きがありそうな気がする。
ちなみに、朝日新聞社員の平均給与は1400万台だったよね。
中日新聞は、たしか700万円台だったような気がする。
今の日本では、国民から真実を覆い隠すほどに、年収は高くなるのである。
今に始まったことじゃないか。悪い奴ほどよく眠る。
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