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2013年3月20日 (水)

リアルタイム弁護士運転資金借入体験記 完

リアルタイムとか言いながら、大幅に遅れた。それもこれも安倍が、無権代理人オバマと、日米首脳会談・共同声明、TPP参加表明などと言うバカげたことをしたからである。安倍本人は多分、オバマが無権代理人だとは知らないと思われる。しかし、官僚とマスコミ、財界はしっかり知っていると思われる。おバカな安倍ちゃんに振り回されたので、リアルタイムでなくなったのである


リアルタイム弁護士運転資金借入体験記もいよいよ完結編である。


マチベンは、稼ぎ下手ではあったが、しかしまがりなりにも、20年以上、独立事務所を構えてきた。
むろん、稼ぎは多分、低位20%程度を低迷する状態ではあったが、借金などということは想像すらしたこともなかった。
サブプライムショック(2007年)、リーマンショック(2008年)と続く経過の中で、売上が急降下し、2009年夏には預金残高が40万円になるという財政危機に陥ったことはあったが、何とか一年で持ち直していた。
ついでだが、宴資本主義で儲けるのは、一握りの金満家である。
マチベンが依拠するような庶民は、景気が良いと言われても、収入は減り続け、経済危機があると一遍にその煽りを受ける。
再度、別件で依頼に来る方々が、悉く前回の依頼時より、経済的に窮した状態になっていたのは、マチベン自身にとっても精神的に極めてきつかった。


ところが、加速度的な弁護士人口増加によって、借金なしには運転資金があまりにも心細くなった。
預金残高を気にしながらでは、いい仕事はできない。
借金であっても、残高は多い方が良い。
借金することを決意したのは、昨年暮れ預金残高を確認した頃である。


新人の窮状をベテラン弁護士は語る。
司法改革推進派も司法改革反対派も他人事のように司法改革の是非を論じる。
しかし、ベテランであるにも拘わらず、司法改革の『大成功』を身をもって体験しているのがマチベンである。


司法改革を推進してきた革新系の弁護士はよく「弁護士も普通の仕事になった」という。
「普通の仕事(自営業)」には、借金が付きものである。
自らも借金なさいと、言いたくもなる(`へ´)フンッ。


さて、一体、いくら借りられたか。
500万円かっきりである。
意外と苦戦だったという印象だ。
希望額700万円とふっかけているのだから、600万円くらいで手を打ってくれないかと期待していたが、現実は意外とシビアである。


3月6日に500万円から振込料が天引きされて(けちくさいのである)、499万9790円が送金された。
3月13日頃に、支払明細が届いた。

Nihonseisakukinyuukouko


毎月8万5000円の元金均等払いである。
利率は2.1%。返済期間5年で元本500万円に対する利息はざっと26万円である。月額にならせば、4300円ほどである。
お陰様で、事務所の預金残高は豊かになった。
残高が大きいと人のお金でも、安心感がある。


総括すると、日本政策金融公庫から借りられるのは、(事務諸経費+生活費)×3ヶ月分というのが結論である。
経験31年のマチベンがこの態であるから、日弁連の即独マニュアルに上限7400万円とか書いてあったのは実情を知らないノーテンキな者が流すデマないし流言飛語の類である。とにかく実体験にまさるものはないのだから、あんたも借りてみろと言いたい。(○`ε´○)


それでもとにもかくにも、これで、仕事に集中できると思う今日この頃なのである。o(*^▽^*)o


今日の教訓
借りるなら、今でしょ。
弁護士はまだ、不良事業者に仕分けられている訳でもなさそうだ。
今なら極めて低利で借りられる。
2.1%は、無担保無保証の利息である(多分、固定金利)。
ダダ漏れ金融緩和のせいで、近いうちに金利が上がる可能性がある。
低利で、かつ不良事業者扱いされずに借りるなら、今である。


なお、借入に当たっては、依頼者からの預かり金の保全措置には万全を尽くす必要があることはいうまでもない。


仮にも万が一にでも、マチベンが司法改革の犠牲者になるようなことがあれば、マチベンは司法改革推進勢力を
「恨みま~す。恨みま~す。あんたのことを死んでも~
『生くべくんば民衆とともに、死すべくんば民衆のために。』の覚悟で、化けて出てやるから覚悟しときな。


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