集英社から新書デビュー 6月14日発売予定
集英社から新書デビューをする段取りとなりました。
と言っても、共著ですけど (^^ゞ
2月に「TPPを慎重に考える会」からお呼びいただいて、議員会館で、TPPによる憲法破壊と国際法秩序紊乱のお話しをさせていただいた、そのエッセンスだけは、担当部分で書かせていただいています。
話には聞いておりましたが、編集・校正というお仕事がいかに大変なお仕事か、体験してみて、よく実感できました。
TPP 黒い条約 [新書] (集英社)
中野 剛志 (著), 関岡 英之 (著), 岩月 浩二 (著), 東谷 暁 (著), 村上 正泰 (著), 施 光恒 (著), 柴山 桂太 (著)
<目次>
第一章 世界の構造変化とアメリカの新たな戦略――中野剛志
第二章 米国主導の「日本改造計画」四半世紀――関岡英之
第三章 国家主権を脅かすISD条項の恐怖――岩月浩二
第四章 TPPは金融サービスが「本丸」だ――東谷 暁
第五章 TPPで犠牲になる日本の医療――村上正泰
第六章 日本の良さと強みを破壊するTPP――施 光恒
第七章 TPPは国家の拘束衣である――柴山桂太
思えば、菅直人首相の開国宣言にあわてふためいていた僕が、初めて手にしたTPPの解説本が中野剛志氏の「TPP亡国論」でした。
経済官僚の方が、普通に考えて、百害あって一利なしだと断言する内容に、自分の直感の正しさを確信することができました。
中野氏の書く本で、分担執筆することになるとは夢にも思いませんでした。
対米従属が日本の構造部分まで深く根を下ろしていることを教えてくれたのが、年次改革要望書を初めて白日に晒した関岡英之氏の「拒めない日本」でした。
「拒めない日本」は、僕が注文しようとした当時、ベストセラーなのにアマゾンには「在庫なし」と表示されていたのを印象深く記憶しています。
アマゾンでは、本によっては、在庫があるはずなのにえらく届くのが遅いというようなこともあるので、要注意ですね。
忘れた頃にアマゾンから届くので、honto(旧BK1)で二重に頼んでしまった本が何冊かあります。
法律に沿って分析すればするほど、TPPは如何に歪んだルールであるか、痛感します。
ISDだけでなく、SPSルールも非人間的なルールです。
超国家主体となったグローバル資本が最大限の利潤を追求するために、国家の枠組みを作り替えて共通化=スタンダード化しようとしています。
グローバル資本にとって、人間や国家、そして地域は、彼らの利益に奉仕する物としてしか意味がありません。
日本農業新聞で取材いただいてから、ほぼ1年で、共著デビュー。
TPPについて法律家の目から説明した方が明快になる点が山ほどありそうですので、引き続き単著デビューを目指しております。
新書という類型は結構、内容が難しめにできるみたいですので、刊行の形態は問いませんが、できるだけ気楽に手に取れるような、わかりやすい本を書いてみたいです。
「ホントはこんなだったの!! TPPの正体」
「TPPに騙されないための4つのヒント」とか。(^^)V
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