アメリカは、200万人の新生児に粉ミルクを支給する。但し、遺伝子組み換えのものに限る。
晴耕雨読さんのサイトで教えてもらいました。
印鑰 智哉さんのページで紹介されています。
WTOの牛成長ホルモン事件でEUを撃破した(つもりの)米国食品メーカーは、赤ちゃんの粉ミルクに牛成長ホルモンを使うという残酷な人体実験の暴挙に出ている。
また、米国政府はアメリカの新生児200万人に粉ミルクを提供します。
但し、それらは全て遺伝子組み換えの粉ミルクだけです。
49秒ものです。ご覧ください。
晴耕雨読さんと印鑰智哉氏は、ジカンバ耐性遺伝子組み換え大豆を農水省が承認したこと、この遺伝子組み換え大豆は、危険性が今まで以上に疑われ、アメリカですら承認されていない遺伝子組み換え作物であること、それなのに、農水省は何の疑問もはさまず、次々と危険性の高いと疑われる遺伝子組み換え作物を承認している実態を伝えている。
安倍総理がTPP参加を表明して以来、あまりにも事態の進展が早過ぎる。
世界市場主義のタイムラインは瞬く間に過ぎていく。
人間の時間ではない。
コンピューターの時間であり、1000分の1秒を争う投機資本の時間だ。
早過ぎて、昨日の知識が今日には陳腐化してしまう。
しかし、世の中には1年前の知識すら普及しない。
本質的ではないはずの食品表示だけが騒がれ、本質的に将来の世代に禍根を残す事態は決して報じられることはない。
それでも、知ったことは、伝える努力はし続けなければならない。
陳腐化していることを承知の上で、WTO/SPSルールの恐怖についてまとめた記事を末尾に貼り付けておく。
今なら、政策選択を変えれば済む。
WTOは国際基準を超える基準であっても、適切な保護の水準を国家主権の行使として承認している。
TPPは、この国家主権を、国民の生存にとどめをさすほどにまで、狭めようとしている。
アメリカはTPPを結んでも、国内法的効力を無効にするから傷つかない。
他方、日本は、モンサントを初めとする食物メジャーの巨大実験場と化する。
まだ間に合う。
知って、広げ、この止めどない流れにとどめをさすこと。
遺伝子組換えダイズ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等のパブリックコメント)募集
締め切り12月4日
第一種使用とは、思いっきり平たく言ってしまうと、隔離して行う試験栽培ではなく、隔離せずに行う栽培、商業栽培のことです。
WTO/SPSルールの恐怖まとめ(2013年5月31日)
今朝の朝日新聞、私の視点欄に「TPP 秘密交渉は憲法に反する」という意見が掲載されました。
TPPに関連する法律専門家の憲法論がマスメディアに掲載されたのは初めてのことではないかと(勝手に)思います。
ご参照くだされば幸いです。
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