秘密保護法成立翌週明けの光景
秘密保護法成立の翌週明けの風景。
NHKの国営放送化が顕著だ。9日午後7時のニュースは安倍首相の記者会見をただ延々と垂れ流し、最後に時間を2分延長して、再度垂れ流し。おかげで、さすがの達人国谷裕子もクローズアップ現代がまれな完全時間切れ発生。
週刊誌は、秘密保護法成立に触れない派が多数派か。負け犬は早々と秘密保護法モードへ。そんな中、気を吐く週刊プレイボーイ。官僚の全面支配の大特集。マチベンによれば、支配者は法律の壁で隔てられた、さらに奥にまします。
それにしても小沢事件、村木事件と傷ついた特捜の威信は完全復活か。くしゃみしただけで、オリンピック最大の功労者を失脚させた。あいかわらずメディアは お先棒担ぎ。猪瀬都知事をかばう気は起きないが、特捜に振り回されることが何を意味するか自覚しないと、秘密保護法と特捜支配がセットになる。オリンピック翼賛した共産党はとくに自覚してもらいたい。
特捜のくしゃみで、猪瀬都知事が株主総会で追及して東電が売却を決めたと言われる、時価120億円ともいわれた東電病院の入札を徳洲会が辞退。安田財閥の東京建物が100億円で落札していたことを知る。一つの利権を排除して次の利権が座る。東京建物はマンションにするわけでもあるまい。東電病院はどうなるのか。
マスメディアと検察権力を操ることのできる者が政治家を支配するのはナンバー2が粛清された、かの国の風景に似る。
民主政体をとるこの国の場合は、それだけ、この国を操ろうとする者が焦っている証でもある。
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