無料ブログはココログ

« 今さら聞けないISD わかりやすいISD条項資料をプレゼント 本当はみんな知らないISD | トップページ | 生命倫理とグローバリズム »

2014年1月 1日 (水)

お勧め『月刊日本』1月号  グローバリズムによって空洞化される国家

新年に当たり、月刊日本1月号をお薦めする。
1224061_p


秘密保護法について、左派が反対し、右派が推進か若しくは容認という構造の中、正真正銘の右翼誌『月刊日本』は、秘密保護法反対10人インタビューという大特集を組む熱の入れようである。
この雑誌には、立場は違えど、言論人の根性を見る気がする。


月刊誌では『世界』も大特集を組んでいるが、インタビュー形式を採用しているためかどうか、『月刊日本』の方が、はるかに読みやすいのでお勧めである。
自民党議員の反応など、結構生々しい話も出てくるし、公安などの官僚利権の話もわかりやすかったりする。


なぜだか、マチベンもインタビューを受けることになり、『秘密保護法はグローバル企業特権法だ』論をぶってきた。
この雑誌がすぐれているのは、肩書を問わず、何を主張しているのかを重視する編集方針を貫いている点だろう。
だから、マチベンも2回目のご登場である。


Gekkannippon2601


月刊日本のサイトでも内容が紹介されていますが、全部ではないので、以下に全文PDFを掲載しておきます。


「グローバル企業が国家を解体する」(PDF)


突飛なことを言っていると思われているのか、途惑われているようで、今のところ、単独説の趣が強いが、法文を読む限り、確実なことを主張している。


秘密保護法に反対している左派は、経済に苦手意識があるせいか(マチベンは経済は最高に苦手である。だから弁護士所得はほぼいつも最底辺をさまよっている)、経済に人権が絡め取られる現代国際法の趨勢に疎いし、TPPに反対している右派は、グローバリズムはあらゆるチャンネルを通じて、国家の空洞化を狙う狡猾な運動である(狡猾さこそが彼らの最大の武器である)という点の認識が甘いと思う。
どちらも偏見を取り除くことが何より必要である。


* ランキングに参加しています *
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

新年だからといって、何もめでたくはない。
青木薫氏の初の書き下ろし「宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論」を読みながら、生命と宇宙エネルギーの神秘について妄想を膨らましている。

« 今さら聞けないISD わかりやすいISD条項資料をプレゼント 本当はみんな知らないISD | トップページ | 生命倫理とグローバリズム »

憲法」カテゴリの記事

TPP」カテゴリの記事

トラックバック

» モンサントの代替案: 遺伝子組み替え食品推進の秘密の裏口 [マスコミに載らない海外記事]
2013年12月19日 Public Citizen 一週間前、コネティカット州知事が、メーン州(いずれも、発効は近隣各州におけるGMO表示法の採択が要件)で承認されたものに続いて、アメリカで二番目の遺伝子組み換え生物 (GMO)表示政策に署名し、法を成立させた。食品が遺伝子組み替えである場合にそれを知る権利を要求する... [続きを読む]

« 今さら聞けないISD わかりやすいISD条項資料をプレゼント 本当はみんな知らないISD | トップページ | 生命倫理とグローバリズム »

2022年2月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28