そして全てが日本会議になる 追記
小渕経産相の辞任記者会見が行われた。
(午後には、松島法相も辞任した。)
産経から朝日、赤旗まで、フジテレビからテレビ朝日、TBSまで、次世代の党から共産党まで、「政治とカネ」一色である。
小沢一郎事件のデジャブである。
まさにオールジャパン体制である。
とくに籾井会長のNHKとフジ・サンケイグループが他局より、熱心に報道しているところに今回の特徴が見える。
要するに朝日新聞バッシングの中心勢力が今回も率先して小渕問題にも、安倍政権危機説の流布にも熱心である。
むろん、輝く女性閣僚でも、在特会との特別な関係が指摘されている山谷えり子国家公安委員長の問題(リテラ10月6日)は、ねんごろヤジ問題にすりかえられたまま(朝日10月7日)、進展を見ない。
その結果は、旧保守本流を駆逐した内閣と自民党は日本会議化する。
とんでもないことが起きているように見える。
政教一体化にもみえるが、議員、閣僚個人の思想の問題と主張されれば、憲法学者も批判しにくいかもしれない。
なお日本会議については、SUMのブログがわかりやすく解説している。
小渕前経産相の原発政策に対する姿勢は孫崎享チャンネルが正当に評価している。
ツゲッターのまとめを紹介しておく。
非日本会議系女性閣僚の不祥事リークに違和感を感じる人たちのコメントまとめ
繰り返せば、そもそもの「スクープ」が右派週刊誌の週刊新潮であり、安倍政権と緊密なNHKや産経新聞が大きく採りあげている。
こうしたネタは、猪瀬都知事のときのようにだらだらと新情報が続いて、しばらく楽しませてくれるのが通常と思うが、今回は、あらゆる情報が一気に噴出したのが特徴的だ。
かくして、メディアとねんごろな関係を築いている安倍政権は安泰、順風満帆というのが、僕の見立てだが、完全な異説のようである。
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Andrew Korybko 2014年10月12日 ICH アメリカ戦略の世界的転換が現在進行中で、アメリカは‘世界の警察官’から、陰で操る首謀者へと変身中だ。この根本的な移行は、本質上、アメリカが、多数の前線部隊を、防衛的な後衛部隊へと変えることを伴う。この転換の一環が、通常戦力を削減し、それを特殊部隊と、諜報部隊... [続きを読む]
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