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2014年12月15日 (月)

束になっても日刊ゲンダイにかなわぬマスコミ

この国の中央メディアは、揃って北朝鮮状態になった。
ヽ(´▽`)/
朝鮮労働党新聞と平壌中央放送しか存在しなくなった。
ヽ(´▽`)/


何の情報網もない12月5日付のマチベン予想が当たりすぎで、困るほどだ。


大新聞とテレビが束になって有権者の投票意欲を奪い、猛烈な寒波まで味方につけて、投票率最低記録を大幅に更新させた(世に『2人に1票状態』という)にも拘わらず、自民は前回選挙から4議席減である。


誤報より罪深い、情報操作。
自民300超などと、自民圧勝ムードを煽ったメディアのどこも、誤報を検証する様子はない。
自民圧勝、安倍総理バンザイ状態である。
いったい、この国の未来にだれが責任をとるというのか。


朝日新聞の本日の社説の結論は
「投票日の翌日こそが本当の始まりである」
だそうだ。


ばからしくなったので、即刻、販売店に電話をかけて、朝日の購読をやめた。


日刊ゲンダイ11月26日付記事を引用しておく。
立派。ジャーナリズムの鏡である。
序盤の選挙情勢調査で各紙の見出しが自民300と揃った理由がちゃんと書いてある。


有権者はいいのか? 無党派層が棄権なら「自民大勝」の悪夢
2014年11月26日


悪政に鉄槌を下すチャンス/(C)日刊ゲンダイ

 選挙区に戻った自民党議員は、思わぬ逆風にさらされているという。

選挙戦はスタートしたばかりだが、有権者から「大義もないのに、なぜ700億円も使って選挙するのか」「暮れの忙しい時に商売あがったりだ」と文句を言われ、釈明に追われている。地方ではアベノミクスの成果について演説すると、ヤジが飛ぶそうだ。

 それでも“自民優勢”という選挙情勢になっているのは、有権者の関心が薄く、まれにみる低投票率になりそうだからだ。朝日新聞の調査では、選挙に「大いに関心がある」は21%しかなかった。05年選挙は47%、09年は49%、12年は39%だったから半分である。このままでは、無党派層はほとんど棄権しそうだ。投票率が下がれば、組織がしっかりしている自民、公明が圧倒的に有利だ。

 安倍首相を支えている大新聞は、低投票率にするために、わざと選挙前に「自民300議席へ」という記事を1面に掲げる予定だという。無党派層に「もう勝負はついた」「投票に行ってもムダだ」と諦めさせる狙いだそうだ。

 しかし、12月14日の総選挙を棄権したら、安倍首相の思うツボだ。

「ほとんどの国民は、安倍首相の政策を支持していないはずです。むしろ、不安に思っている国民の方が多いと思う。自民党に一票を入れようと考えている有権者も、積極的な支持ではなく、ほかに入れる政党がないから、といった消極的な理由でしょう。しかし、それでも選挙で過半数を獲得したら、安倍首相が『私は国民から信任を得た』と勝ち誇るのは目に見えている。この先、4年間、暴走するのは間違いない。有権者は本当にそれでいいのか。安倍首相の暴走をストップさせるチャンスは、この年末選挙しかない。国民は棄権してはダメです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 無党派層が動かずに低投票率になったら、税金で食べるために政治家になっているような連中が、また大挙して国会に戻ってくることになる。日本の民主主義のどうにもならない限界を象徴する選挙結果になりかねない。まだ時間はある。国民は絶対に放り投げてはいけない。


古館伊知郎が一人気を吐く、『報道ステーション』だったが、奇妙なことがあった。
今朝2時24分に、メーテレ(テレビ朝日の中部版)放送中止。午前4時5分まで放送がなかった。
深夜の時間帯は、テレフォンショッピングのCM収入の時間帯ではないだろうか。
原発事故直後の電力不足のときですら、テレビは深夜放送を自粛しなかったのに、おかしい。
どこぞの筋が、古館しっぺ返しに停波を強いたとすれば、あまりに子供じみていてバカげているが、それくらいしか理由が思いつかない。


『報道ステーション』は来年3月に古館降板の噂がもっぱらだが、みのもんた降板で一気に視聴率が落ちたTBSの看板番組の二の舞は踏みたくない。
4月からは、朝日新聞バッシングの一翼を担った、今や不動のテレビスター、池上彰のニュース特番という噂が仕切りである。


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追記 ついでながら、小渕、松島ダブル辞任当日の当ブログ10月20日付記事の結論「かくして、メディアとねんごろな関係を築いている安倍政権は安泰、順風満帆というのが、僕の見立てだが、完全な異説のようである。」も大当たりである。が、当たっても何も嬉しくない。

 

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