STAP細胞なぜ騒ぐのかとバカンティ言い 但し、虚報新聞
「どうしていつまでも騒いでいるのか、私には全く理解できない」と、STAP細胞の提唱者であるハーバード大学大学院医学部教授であるチャールズ・バカンティ氏は、困惑と憤りを隠せない。
「長年、私はSTAP細胞研究を続けており、私の教え子の小保方の今回の論文でも共著者に名を連ねている。確かにSTAP細胞はまだ成果は出ていないが、極めて有望な分野だ。私の研究を非難する者はアメリカではどこにもいない(変人扱いする者はいるが)。
日本がこれ以上、些末なミスを追及するなど自らの首を絞めるに等しい愚かな振る舞いだ。
日本の騒ぎ方があまりに異常なので、とばっちりが私にも及んでしまった。いい迷惑だ」
「そもそも科学の進歩に失敗はつきものだ。
星占いを信じていたから、コペルニクスやガリレオは天動説の誤りを指摘できたし、錬金術を信じた研究者があまたいたから化学は飛躍的な進歩を遂げた。遺伝法則を発見したメンデルのデータが、結論に合わせたつじつま合わせの改竄データであったことは常識だ。
アメリカでもベル研究所での研究不正が大問題になったことがあったが、調べ始めたら、データの不正は、ありふれたことだったので、なんとなく、いちいち不正を騒ぎ立てるのは止めようということになった。
科学の長い歴史を振り返れば、よほど社会に害悪を及ぼさない限り、不正やミスなどいちいち追及しない方が科学の進歩に有益だからだ。
些末な問題で大騒ぎしていたら、科学の進歩は止まる。小保方の論文程度で、いちいち大騒ぎしているようでは、日本の再生医療は世界から取り残されてしまうだろう。韓国の再生医療がソウル大学教授の捏造事件を騒ぎ過ぎために大幅に遅れてしまったことを教訓にすべきだ。」
「大体、STAPばかりがなぜ、こう追及されるのか。
日本は、『核燃料サイクルはできま~す』と言って、もう何十年も莫大な研究費を費やしている先例があるではないか。占星術や錬金術と同じで、科学の進歩のためにはそうした実践例が必要だ。私は核燃料サイクルにかけるようなおおらかな気持ちが科学には必要だ信じている。
STAPばかり騒ぐのは、何か別の動機が働いているように思えてならない」
話が笹井氏のことに及ぶと、氏の表情は曇った。
「まさか、笹井氏が自殺するとは想像もしていなかった。笹井氏には、私が声をかけて研究のとりまとめを依頼した。研究がほぼ最終段階に入る頃だったが、小保方の論文作成能力には問題があったし、ネームバリューのある共著者がほしかったので、笹井氏にお願いした。最初はためらっておられたが、最終的には快く了解してもらった。
彼の自殺は科学界の損失だ。無駄な追及が科学界全体に損害を与えた」
氏の議論は、薬にも及んだ。
「そもそも薬でさえ、おおらかなものだ。アメリカの市民団体が調査したところでは、新薬の大半で、データの改竄や使い回し、捏造が発見されているが、アメリカでは問題になっていない。
その意味では、どうして日本でスイス系のノバルティスが、あの程度のことで問題にされているのか、日本人はもう少し考えた方がいいのではないか。効能がなくても薬は有効だと信じて飲めば、効くようになっているのだから、些細なことで追及するのは何か別の思惑が働いていると考えた方がいいのではないか。」
最後に日本の現状を尋ねた。
「自然科学の研究に対しては、おおらかさが必要だが、それを実用するかどうかは、政治の役割だ。
社会科学の場合、その成果が直ちに政治に採用される結びつきがあるから、社会科学については、むしろ慎重さが求められるかもしれない。
一部の経済学者の学説どおりに実行されているアベノミクスとかいう政策は、素人の私から見ても、支離滅裂で、ヤケクソノミクスにしかみえない。
その意味で、私が心配しているのは、安倍総理の持病に効いているという画期的な新薬の方だ。
新薬の副作用が日本国民全体を巻き込んでしまったら、問題はSTAPの比ではないだろう。まあ、アメリカ政府にとってはその方が都合がよいのかもしれないが」
ということで、バカンティ教授が最も心配しているのは、安倍総理の新薬の副作用であった。
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