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2015年1月15日 (木)

表現の自由は戦争のお題目w イスラム国空爆、仏が空母派遣へ

なぜか、日本語情報は、これしかヒットしない。
日本語情報が極端に不足していると感じるのが、思い過ごしなら、いいのだが…。

フランスは(多分、ヨーロッパも)、本腰を入れて、戦争をすることにしたようだ。
日本語の報道が少ないとすれば、集団的自衛権が大問題になっているわが国にとっては、大したニュースではないということのようである。


イスラム国空爆、仏が空母派遣へ
対「イスラム国」で空母派遣=緊張高まる恐れも―仏


【パリ時事】フランスのオランド大統領は14日、仏軍主力空母「シャルル・ドゴール」の艦上で行った軍への新年あいさつで、イラクなどで台頭するイスラム過激組織「イスラム国」に対する空爆に同空母を参加させる意向を表明した。仏軍は2014年9月に米国などが実施するイラクでの空爆に加わり、今月13日に作戦の継続を決めたばかり。


仏風刺紙シャルリエブドなどを狙った連続テロ事件を踏まえ、仏国内ではイスラム過激派に反発する世論が高まっている。一方、イスラム国側は同紙がイスラム教を侮辱したと非難しており、空母派遣を機に両者の緊張がさらに高まる恐れもある。


  (時事通信) 2015年01月15日 00時52分


フランスは、日本でいえば、旧植民地の宗教を笑いものにする、嫌韓本が即日完売という様相である。
フランスには、強力なヘイトスピーチ規制がある。
もちろん宗教も対象に含まれている。
漫画表現も対象である。
それでもこうなるのである。
ことの本質は表現の自由などではない。
宗教問題でもない。


グローバリズムが行き詰まっているのだ。


狂っているフランスの中で、正気を保つエマニュエル・トッド氏の見立ては、まさに、そこにあるのだろう。


華やかなパリと、目と鼻の先にあるのだろう、難民キャンプに近いようなスラムの描写から始まる、土地勘や、歴史に無知な者は、読むのに少し骨の折れる「マスコミに載らない海外記事」さんの『希望を失った人々からのメッセージ』を是非、じっくり、お読みいただきたい。

怒りはコーランやイスラム教から生じているわけではない。怒りは、大衆の絶望から、明白な貧困状態から、欧米帝国主義の暴力、資本主義の搾取と思い上がりと相まって生じるのだ。


ついでに事件からあまりにも迅速に40ヶ国以上の首脳が結集した、パリのデモの不自然さを指摘する、コメントにも注目しておきたい。
『偶発的な事件』から、至極短期間のうちに、政府がデモを企画し(官製デモ)、多数の国家首脳が終結した図は、やはり不自然である。


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追記
産経新聞の記事が、ブログアップと前後して出た。
時事より詳しい。
なぜか誤字があるのが可愛らしい。

仏、イスラム国空爆支援に空母派遣- 産経ニュース(2015年1月15日10時47分

 【パリ=宮下日出男】フランスのオランド大統領は14日、年頭演説を仏南部トゥーロンに停泊中の原子力空母「シャルル・ドゴール」艦上で行い、同艦をペルシャ湾に派遣すると表明した。イラクやシリアを拠点とするイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討のため、米軍など有志連合が進める軍事作戦の支援に当たる。風刺週刊紙襲撃など一連のテロを受け、過激派への対決姿勢を改めて鮮明にした。

 オランド氏は「われわれは自国領内でテロに遭遇した」と述べ、過激派に対する軍事作戦がテロ封じ込めにつながると強調。また、政府が今後3年間で予定している軍の人員削減計画についても見直しの必要性があるとした。

 オランド氏は「国際社会が必要なときに行動を起こさなかった事実を今も悔やんでいる」とも指摘した。内戦中のシリアで2013年、化学兵器使用疑惑が浮上した際、米仏がアサド政権に対する軍事介入に向けて動いたが、米国の方針転換で実現しなかった。オランド氏はこの結果、過激派の台頭を許したとの分析を明らかにした。

 フランスは昨年9月意向、イラク領内に対象を限定し、有志連合によるイスラム国への空爆に参加。アラブ首長国連邦とヨルダンなどを拠点に戦闘機十数機を投入しており、空母の派遣でこの態勢をさらに強化する。

 テロ事件では、イエメンの国際テロ組織アルカーイダ系組織が14日に犯行声明を出したが、ユダヤ系食料品店の人質事件の実行犯がイスラム国のメンバーを自称。欧州ではイスラム国に参加する若者が増加し、帰国後にテロを起こすことへの懸念が強まっている。

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