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2015年1月 3日 (土)

【誤報です】頭を垂れたら靴の裏も舐める権力の羊となった朝日新聞

孫崎享氏が、今朝のメールで嘆いている。
朝日新聞は最早、報道をすべきことを行えない新聞になっている。
安倍首相の広報紙になる事を選択している。

朝日新聞が12月15日付の社説で「投票日の翌日こそが本当の始まりである」とした選択は、やはり政府広報への道であったのである。


フツーこういうのを『権力の犬』と呼ぶのであるが、未年にちなんで、『権力の羊』と敢えて控えめに呼ばせていただこう。


経済植民地化との関係では、どうしても『羊たちの沈黙』という言葉が浮かんで消えない新年である。


----------以下、転載--------------
昨日、私は「1月3日各紙の報道をチェックしよう。天皇陛下の「戦争の歴史を学び,今後の日本のあり方を考えていく」という言葉をどのように報じているかを見てみたいと書いた。

 
 

 それは、幾つかの新聞はこの部分を正確に報道しないのでないかという懸念をもったからである。

 
 

 この懸念はまさに適中した。

 
 

 朝日新聞は報道していない。

 
 

 先ず、宮内庁の発表した新年に当たり「天皇陛下のご感想」の戦争の部分は次のとおりである。

 
 

 「本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々,広島,長崎の原爆,東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。

 
 

 「この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています」という項目が入っているかに注視したい。

 
 

 本日の朝日新聞の構成は異常である。

 
 

 私の手元にあるのは東京での14番である。

 
 

 「和の心秘め、米に忠誠」の米国日系人を一面、2面を割いている。

 
 

 そして「首相訪米、春の連休軸に」と報じている。

 
 

 いずれも、緊急性、一月1日、2日の動きと全く関係がない、

 
 

 そして38面「天皇陛下”少しでもよい年に」一般参賀に8万1千人」「佳作さまは初出席」との標題のもとに、天皇陛下に関しては「天皇陛下は“今年が国民一人一人にとり、少しでもよい年となるように願っています」などと呼びかけた。

 
 

 新年に際しての「天皇陛下のご感想」は全く報道していない。

 
 

 「この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています」との言葉をほうどうしない朝日新聞とは何か、

 
 

 それはこの言葉は安倍首相の集団的自衛権などの動きに対する警告と響く可能性があるからである。

 
 

 27日礒崎陽輔@isozaki_yousukeのツイッターが関心を呼んでいる(本物との前提で書く)

 
 

「秘密を増やしたり、一般国民への規制を強化するものではありません。新聞は大分理解しておとなしくなったのですが、一部のテレビ局ではなお異常な報道が続いています。」

 
 

礒崎陽輔氏は内閣総理大臣補佐官である。朝日新聞批判の中心的人物である。

 
 

朝日新聞は最早、報道をすべきことを行えない新聞になっている。

 
 

安倍首相の広報紙になる事を選択している。

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電子版の見出しは、
『天皇陛下が年頭の感想 「歴史を学ぶことが大切」』2015年1月1日05時00分配信
なので、紙面にするに当たって、大幅な編集が加えられたのだろう。

ちなみに総選挙2日後の12月16日に安倍総理の会食に預かった面々をリテラ12月24日から引用しておこう。

時事通信の田崎史郎解説委員、
朝日新聞の曽我豪編集委員、
毎日新聞の山田孝男特別編集委員、
読売新聞の小田尚論説主幹、
日本経済新聞の石川一郎常務、
NHKの島田敏男解説委員、
日本テレビの粕谷賢之解説委員長

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