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2015年1月14日 (水)

たった独りの良心 エマニュエル・トッド氏と空爆継続決議反対議員

フランス議会がイスラム国と戦うため、イラク空爆延長を決議した。

「イスラム国」空爆継続を決議=仏議会
(時事通信) 2015年1月14日(水)09:35

フランス議会は13日、イラクでの過激組織「イスラム国」に対する仏軍の空爆を継続していくことを決議した。バルス首相(写真)は「フランスはテロとの戦いに直面している」と訴え、議会に継続承認を求めた。


採決の賛否数を知りたかったが、なぜか日本語のマスコミの情報が、海外メディアも含めて、検索にかからないので、Pulsoムンディニュース(パナマ、国際ニュース)を見ると、賛成488,反対1、棄権13という一色ぶりだ。
こういう異常事態での一人というのは、本当に立派だと思う。


アフガン戦争開戦決議も同じだった。
SYNODOS2013年9月5日に「アフガニスタン戦争とアメリカ ―― アメリカ国内政治の展開を中心に」西住祐亮 / アメリカ政治外交の記事がある。

アフガニスタン戦争の開戦理由と戦闘目的は明確であった。9.11テロ事件の主謀者とされたオサマ・ビン・ラディンと彼を指導者とするアルカイダの 引渡しをアフガニスタンのタリバン政権が拒否したということである。これ以上の対米テロを防ぐためにアルカイダとタリバンを打倒するという、米国益との関 わりが明確な戦闘目的が掲げられた同戦争に対する支持は国内的にも国際的にも非常に高かった。

前者の国内的な支持については、まず連邦議会の動向が象徴的であった。2001年9月14日、9.11テロ事件に関わった者とそれらをかくまう者に 対する軍事力行使を容認するという内容の決議が連邦議会において圧倒的多数で可決された。同決議に対する反対票は下院(定数435)においては僅か1票 で、上院(定数100)に至っては反対が0票という結果であった。


まるで劣化したコピーを見るようだ。


読売新聞の12日付朝刊に掲載された「自由貿易は民主主義をほろぼす」(「帝国以後」の方が著明と思う)の著者エマニュエル・トッド氏のインタビュー記事が話題になっている。


同インタビューを、「一角獣ニ乗リ、月ノ揺籠ニ眠ル。2 それでも生きるために」サイト1月13日付から重引させてもらいます。


 ・テロは断じて許してはいけない。

 ・だがフランスの社会構造を理性的に直視すべきで、なぜ北アフリカからの移民の2世、3世の多くが社会に絶望しているのかを考えるべきだ。彼らが過激化している。

 ・背景は長期に及ぶ経済の低迷で、移民の子供たちに職がないことであり、日常的に差別もされていること。そして、フランスの「文化人」ですらが、移民の文化を「悪」とする空気まである。

 ・移民の若者の多くは人生に展望を描けないことから犯罪に走ることもあり、獄中で受刑者同士の接触で過激派になっていく。

 ・彼らは9.11の実行犯とは違い、フランスで生まれ育った人たちだ。

 ・フランスの外交にも問題があり、フランスは中東で空爆をしている。

 ・真の問題は、フランス人の誰もが道義的危機に陥っていることで、誰も何も信じておらず、人々は孤立している。移民の若者がイスラムに回帰するのはなにかにすがろうとするからだ。

 ・言論の自由は民主主義の根幹ではあるが、ムハンマドやイエスを愚弄し続ける「シャルリー・エブド」の在り方は、「不信の時代」においては有効でない。

 ・移民の若者がかろうじて手にしたささやかなものに唾を吐きかける行為だ。

 ・だが今フランスでは誰もが「自分はシャルリーだ」と名乗り、感情的になりすぎている。

 ・フランスで発言すれば「テロリストにくみする」と誤解され袋だたきに遭うだろうから、フランスでは取材は受けていない。独りぼっちの気分だ。

トッド氏の「ひとりぼっちの気分だ」との言葉に、胸が詰まる。フランスを代表する知性にして、感情的になった社会で正気を保つことは、それほどに至難で孤独なことなのだ。

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