【息抜き】 再掲:『純と愛』 モノローグ全文書き起こし
朝ドラ史上、記録的な低視聴率を記録し、不評の嵐に見舞われた、「純と愛」であるが、僕は、朝ドラ史上、最も、惹かれるドラマだった。
以下は、多分、最終回だったかの、純のモノローグである。
放映された2013年3月から、2年経った今、このモノローグは、僕には、よりいっそう切実に見える。
安倍暴走独裁政権下で、苦闘している仲間たちは、どう思われるだろうか。
ちょっとした、息抜きタイムで引用してみる。
なお、2013年4月頃、TPP関連、ISD関連で書いたブログ記事は、正確に丹念に書き込まれたものであるので、自分で言うのも何だが、今でも十分に参照に値する記事が多い。
ここの当たりが押さえられていれば、最新版ISD条項に対するパブリックシティズンの評価も半分くらいは理解できるのではないかと思う。
知識の整理に有益であるので、お勧めしたい。
--------2013年4月2日のブログより-------
どんなに風が吹いても、どんなに雨が降っても、
たとえ嵐や洪水になっても、どんなに不幸に襲われても、
苦しさに耐えて血反吐を吐き、はいつくばってでも生きていく。
どんなに寂しくても、不安でも、
どんなに人にバカにされても、自分を見失わず、
明日は晴れると信じ、勇気と情熱と希望を持ち続ける。
このホテルと、大切な仲間だけは、何があっても守ってみせる。
絶対に失ったりしない。
そのためにも、もっともっと賢くなりたい。
我慢強くなりたい。
母のように優しくなりたい、父のように純粋になりたい、
兄のように広い心を持ちたい、弟のように自由でいたい。
姉のようにたくましくなりたい。
おじいのように愛する人のために一生を捧げられるような人間になりたい。
強い者には決して屈せず、弱い者には、いつでも味方できる人間になりたい。
もう下を向かない。
自分のできることを一日一日やり続ける。
自分の家を守る。家族を守る。
自分の信じたことを伝える。
この世界から笑顔をがなくならないように命を捧げる。
この空や海に比べれば、あたしたち人間は本当にちっぽけな存在かもしれないけど、
でも、私たちは未来を変えることができる。
よりよい世界を作ることができる。
もう神様がいても頼らない。
奇跡を起こすのは、神様じゃなく、あたしたち、人間なんだから。
たとえ、いとし君が、…この世で一番大切な人が、
一生目覚めなくても、あたしは死ぬまで町田純であり続ける。
と、決めた。
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