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2015年7月25日 (土)

警察は抗議活動を妨害するな  戦争法反対抗議行動過剰警備反対

SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)主催の昨夜の国会前抗議行動、昨日も変わらぬ熱気で盛り上がっていた。
おかしなことに、今朝の新聞には、取り上げられていない。
朝日が一面に写真を掲載しただけで(記事はない)、その他、中日、毎日(中部版)には記事も写真も見当たらない。


警察の過剰警備に対する不満の声がツイッターで上がり続けていた。
狭いところに押し込めたり、人の流れをせき止めたりして、参加者をあきらめさせようとするかのような手口だ。


マスコミに載らない海外記事のブログ主さんも、抗議集会に参加した。
模様を次のように書いている。


「抗議をする方、前は混んでいて進めません。お待ちください。こちら側は駅に向かう方だけです。」という趣旨の誘導を警察はしていた。警備はまるでダンジョン。国会周辺封鎖だらけ。

道路は、丸い円錐コーンと、それにひっかける丸い輪が両方についたプラスチック棒で、抗議参加者用列と(意図的に混雑状況を作りあきらめさせ)駅に向かわされる人用列と、二列にわけられている。あきらめて駅に向かう人用の幅の方が広い悪辣さ。あきらめて帰りなさい!

実際、行列は進まない。ところが、体力の限界、地下鉄に向かう側を歩いて前に進むと、「前は混んでいて進めません。」どころではないのに驚いた。
前はスカスカ。行列などないのだ。行列を細切れに区切って、個別列の先頭を、円錐コーンとプラスチック棒をおいて止めているのだ。

遊園地で混雑緩和にベルトとポールを多用する例はみる。お客を大事にしたうまい工夫だと思う。今回の警察の工作、抗議行動参加者撃退を意図し、国民を馬鹿にした悪辣な策謀。

悪辣売国政権はウソしかつかない。ウソつき売国政権を守る警察もそうなのだろうか?

あきらめて?帰る方が「警察はウソをついている。前は混雑していない」と怒っておられたのを不思議に思ったが本当だった。


 

狭いところに押し込めた上に、こんな妨害もしている。
地下鉄出口封鎖、回れと言われた出口に回っても、封鎖されて出られない。

先週は、地下鉄出口で妨害されても、タクシーで駆けつければ参加できた人がいた…。

 

閉じ込め警備のひどさを窺わせる痕跡が、わずかに毎日新聞のWEBサイトに掲載されていた。

001

参加者によれば、反対側歩道はガラガラということだ。

006

安保法制に反対し、国会に向かって抗議の声を上げる人たち=東京都千代田区で2015年7月24日午後7時45分、本社ヘリから小川昌宏撮影(毎日新聞2015年07月24日安保関連法案:「安倍政権NO!」国会前で集会

密集した歩道もコーンで区切られて、「歩行者用」部分は大きな空間がある。
警備としてもこれではかえって危険だ。


官邸前見守り弁護団は、2012年8月2日に、過剰警備をやめるように求める声明を出している。
当たり前のことを求めている。

関西電力大飯原子力発電所再稼働に反対する首相官邸前抗議行動について

市民の表現の自由を尊重し、過剰警備をしないよう求める声明

第1 声明の趣旨

 1 本件官邸前抗議行動は、表現の自由という、民主主義の根幹にもかかわる、憲法上最大限の尊重が必要である権利、自由及び、市民の生命・身体の安全の確保に関わるものであり、その態様も平和的であり、警察その他の公権力が必要最小限度を超えて規制することは、あってはならない。
 2 7月6日及び7月13日に警察が行った本件官邸前抗議行動に対する制限・干渉は、十分な空きスペースがあるのに通行を制限したり、車道の通行を確保するためとして鉄柵や警察車両を用いて行動を制約したりする一方、車道を通行する車両に対してもそれを制限するなど、合理的理由のないものであるうえ、太鼓を抱えた参加者に対しては演奏を開始するとともに数十人の警察官が取囲む・写真撮影をするなどして威圧し、また、数ヶ所では、警察車両の上から本件官邸前抗議行動の参加者を威圧的な態度で見下ろし、参加者をビデオで撮影するなど、肖像権侵害等の妨害行為をするものであった。
 3 本件官邸前抗議行動に対するこうした制限・干渉は、警察法2条による規制権限の濫用であり、同条2項に違反し、憲法21条1項の保障する表現の自由を侵害するものであって、違憲・違法である。また、ビデオによる本件官邸前抗議行動の参加者の撮影行為も、警察法2条2項に違反する他、憲法13条の保障する肖像権の侵害であり、また、憲法21条の保障する表現の自由に対する侵害であり、違憲・違法である。
 したがって、こうした制限・干渉はすべきではない。
 4 真に本件官邸前抗議行動の参加者の生命・身体の安全を確保するためであれば、首相官邸前の道路(車道部分)又は・及び国会正門前の道路(車道部分)の解放こそ検討されるべきである。
 

昨日の熱気の盛り上がりは、強行採決から時間が経ったからと言って、あきらめていないことを表している。
最後の写真、歩行者用として区切られた部分の多くが報道関係者にも見える。
現場の記者は、たくさん集まっていたのだから、編集部は、報道自粛をしてはだめだろ。
“つぶれて欲しいのは、朝日、毎日、東京だ”とか、“広告主から圧力をかければいい”、などという恫喝に負けてはだめだろ。

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追伸 東京近辺の弁護士の方々、過剰警備に対応するため見守りに参加しましょう。

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