ギリシャ民主主義の勝利 反グローバリズムの長き戦い
ギリシャ国民は、『ユーロから離脱するのか』、『デフォルト後の破局的生活』という脅しに屈さず、毅然とした民意を示した。
IMF等の融資が開始され、緊縮財政が採られた2009年から5年間の数字は次のとおりだ。
(世界経済ネタ帳のサイトから)
2014年失業率 26.49%
7月4日には、ユーロ圏の一体性が成功していないのはドイツを初めとする富裕国の側にあること(東京での税収を地方に回すように、富裕国が、そうではない国に仕送りする覚悟がないことに問題を求め)、
7月5日には、ヨーロッパ内の政党や個人が、ギリシャの反緊縮政策を支持していることを伝えていた。
日本のマスコミは、不可解なほど、トマ・ピケティをもてはやしたが、この問題に関する彼の意見は伝えない。
ピケティやスティグリッツら世界的に著名な経済学者26名は「経済の健全性と人間性のための嘆願」と題する書簡を6月初旬、ガーディアン紙に公表して緊縮財政にこだわる、EUの自制を求めている。(IN THESE TIMES 6月5日)
僕らの大学時代には第3世界問題の象徴的存在だった、北沢洋子さんが、7月3日に亡くなられた。
亡くなる直前まで、正確で適切な情報を提供されていたので、失ったものは大きい。
心から哀悼の意を表したい。
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