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2016年7月の2件の記事

2016年7月28日 (木)

相模原殺傷事件 ヘイトクライムに無策な政府は我々を危うくする

衝撃的な事件が起きた。
障害者の安楽死という容疑者の主張は、ナチスと同じだ。
ユダヤ人虐殺に用いられたガス殺は、もともと障害者に対する安楽死の方法として考案され実行されたものだ。
(Wikipedia T4作戦 優生学思想に基づいて1939年10月からナチスによって行われた障害者安楽死政策)

こうした事案に政府がどう対応し、マスコミ世論がどのように形成されるかが、今後の歴史を幾分かは左右するに違いない。
現状では、我々はとんでもない世界に連れて行かれかねない危惧を覚える。

http://livedoor.blogimg.jp/mamasoku/imgs/6/1/616b0606.jpg

この間、フランス、ドイツと相次いで起きた大量殺人に対する政府の対応の差をメモしておきたい。


フランスでのトラック突入殺傷事件は、当初、政治的な主義・主張の存否が不明で、テロの疑いは出ていたもののテロとする根拠が示されるまで複数日を要した。
オバマ政権は即日テロ認定して非難声明を発したが、おそらくフランス政府より迅速であった。
日本政府も即日、テロと認定し、最大限の非難を表明している。

【外務省ホームページ】

フランス・ニースにおけるテロ事件を受けた安倍内閣総理大臣及び岸田外務大臣の弔意メッセージの発出
平成28年7月15日
1 フランス・ニースでフランス革命記念日の花火見物のため集まっていた観客にトラックが突入し,多数の死傷者が出ているテロ事件の発生を受け,本15日,安倍晋三内閣総理大臣からフランソワ・オランド大統領(H.E. Mr.Francois Hollande, President of France)にあてて以下のメッセージを発出しました。

「今般,ニースでフランス革命記念祝日の花火見物のため集まっていた観客にトラックが突入し,多数の死傷者が出たとの報に接し,大きな衝撃を受けています。このテロ行為を,最も強い言葉で,断固非難します。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。そして,負傷された方々とご家族の方々に心からお見舞い申し上げます。ここに日本国政府及び日本国民を代表し,普遍的価値を共有するフランス政府及びフランス国民の皆様に強い連帯の意を表明します。この困難な時に,日本はフランスと共にあります。我が国としては,テロ対策を含む国際社会の諸課題に対し,引き続きフランスと緊密に連携していく考えです。」

2 また,本15日,岸田文雄外務大臣からジャン=マルク・エロー仏外務・国際開発大臣(H.E. Mr.Jean-Marc Ayrault, Minister of Foreign Affairs and International Development, the French Republic)に対しても同様のメッセージを発出しました。


ミュンヘンの銃乱射事件でも、日本政府は即日、声明を発表しているが、ここではテロとの言葉は使わず、犯罪に対する非難もない。
(安倍晋三様の決断を求めていた容疑者が、これをどのようなサインと見たか、それこそ「真相解明」に全力を挙げてもらいたい)

【外務省ホームページ】

ドイツ・ミュンヘンにおける銃撃事件を受けた
安倍内閣総理大臣及び岸田外務大臣の弔意メッセージの発出
平成28年7月23日
1 ドイツ・ミュンヘン市内にて現地時間22日に発生した銃撃事件を受け,本23日,安倍晋三内閣総理大臣からアンゲラ・メルケル・ドイツ連邦共和国首相(H.E. Dr. Angela Merkel,Federal Chancellor of the Federal Republic of Germany)にあてて以下のメッセージを発出しました。

「ミュンヘンのショッピングセンターで発生した銃撃事件により,多数の死傷者が出たとの報に接し,日本国政府及び日本国民を代表し,お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに,負傷された方々とご家族の皆様に心からお見舞い申し上げます。
 この困難な時に,日本はドイツと共にあります。ドイツ政府及びドイツ国民の皆様に強い連帯の意を表明します。」

2 また,本23日,岸田文雄外務大臣からフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー・ドイツ連邦共和国外務大臣(H.E. Dr. Frank-Walter Steinmeier, Federal Minister for Foreign Affairs, Germany)に対しても同様にメッセージを発出しました。



その後の情報から人種差別的な犯罪である可能性が指摘されるようになっても、ミュンヘンの銃乱射事件は犯罪に止まっていてテロとは呼ばれない。
政治的な主義・主張を有する暴力をテロと呼ぶのであれば、テロの筈である。
おそらくこの種の犯罪に対して現在用いるのに最も適切な用語だと思われる、ヘイト・クライムとの言葉もマスコミは使っていない。

【産経】

2016.7.28 08:53
18歳の容疑者はヒトラーを崇拝か 自身の誕生日「4月20日」が同じ 極右思想から凶行
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ南部ミュンヘンの銃乱射事件で、犯行後に自殺したアリ・ダビド・ソンボリ容疑者(18)がヒトラーを崇拝していた疑いがあることが明らかになった。独紙フランクフルター・アルゲマイネ(電子版)が27日報じた。捜査当局は極右思想への傾斜が動機の一因の可能性があるとみて調べている。

 同紙によると、容疑者は自身の誕生日がヒトラーと同じ4月20日にあたることを「栄誉だ」と周囲に語っていた。ヒトラーがアーリア人の優越性を主張した思想を踏まえ、自分がドイツと、アーリア人の起源とされるイランの二重国籍を持つことにも誇りを示していたという。

 

同時に、トルコ人やアラブ人には優越感とともに憎悪を感じるなど、容疑者には人種差別的な傾向があったとした。事件の犠牲者9人のうち7人がトルコなど移民系の出自を持つため、容疑者は移民を狙ったとの見方もある。


相模原障害者施設の殺傷事件は、政治的な主義・主張に基づく犯罪であり、紛れもなくテロに該当するが、事件発生後2日を経ても政府の公式な表明はない。
フランストラック突入事件で示された断固たる意思との落差の激しさはすさまじい。

【時事通信】

被害者の冥福祈る=障害者施設襲撃で安倍首相
2016年07月26日 12時19分    時事通信
 安倍晋三首相は26日午前の自民党役員会で、相模原市の障害者施設で入所者が殺傷された事件について、「多数の方がお亡くなりになり、重軽傷を負われた。心からご冥福、お見舞い申し上げる。これから真相解明、究明をしていかなければならない。政府としても(対応に)全力を挙げていきたい」と述べた。
 菅義偉官房長官も記者会見で「二度とこのようなことが起こらないように、厚生労働省を中心に関係省庁が協力して、再発防止策を早急に検討して対応していきたい」と語った。 


容疑者の手紙は、障害者の大量殺害が安倍首相の意に適うと、容疑者が考えていた事を示している。

【容疑者の衆院議長宛手紙】

衆議院議長大島理森様
 この手紙を手にとって頂き本当にありがとうございます。
 私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
 常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為(ため)と思い、居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。
 理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。
 私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
 重複障害者に対する命のあり方は未(いま)だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。
 今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛い決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。
 世界を担う大島理森様のお力で世界をより良い方向に進めて頂けないでしょうか。是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います。
 私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。
 衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。

        文責 植松 聖

作戦内容
 職員の少ない夜勤に決行致します。
 重複障害者が多く在籍している2つの園を標的とします。
 見守り職員は結束バンドで見動き、外部との連絡をとれなくします。
 職員は絶体に傷つけず、速やかに作戦を実行します。
 2つの園260名を抹殺した後は自首します。
 作戦を実行するに私からはいくつかのご要望がございます。
 逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせて下さい。心神喪失による無罪。
 新しい名前(伊黒崇)本籍、運転免許証等の生活に必要な書類。
 美容整形による一般社会への擬態。
 金銭的支援5億円。
 これらを確約して頂ければと考えております。
 ご決断頂ければ、いつでも作戦を実行致します。
 日本国と世界平和の為に、何卒(なにとぞ)よろしくお願い致します。
 想像を絶する激務の中大変恐縮ではございますが、安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております。

                           植松聖

政府が、テロに対するのと同じ強い姿勢で対決しないのは、ヘイトクライムを助長する結果をもたらしかねない。
個々の事件の罪責を超えて、手紙に示されたような考え方とは断固対決するという明確なメッセージを政府が発しないということ自体が、日本の行方をいっそう危うくしている。
都知事選に立候補している各位からもヘイトクライムに対する言質を取っておく必要があるだろう。

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こうして安楽死政策は立法化も正式な発表も行われないまま、病院や安楽死施設で実行され始めた。立法を司る法務省もこの事態を認識しておらず、1940年7月9日に匿名の政府高官からの投書があって初めて知ることとなった[# 6]。ブランデンブルクの区裁判所の後見裁判所裁判官ロタール・クライシヒ(ドイツ語版)も法律に基づかない殺害が行われていることを把握し、法務省に事態の調査を求めていた[12]。法務大臣フランツ・ギュルトナーは調査を命じたが、やがて殺害がヒトラーの意志であることを知ることになった[12]。ギュルトナーは総統官房長ハンス・ハインリヒ・ラマースと会談し、安楽死作戦を中止するか、法制化を行うかという要求を行った[12]。ラマースはヒトラーの意志が法制化に否定的であることを伝えたため、結局法務省は何の措置もとることができなかった[13]。クライシヒはあきらめずに調査を行い、安楽死施設に殺害の中止を命令した。クライシヒは法制化を目指す民族法廷の裁判長ローラント・フライスラーの支持を受けたことで勇気づけられ、ボウラーを殺人容疑で検察当局に告発した[13]。しかしギュルトナーはヒトラーの意志を優先させるべきであると考え、クライシヒの行動はすべて無効とされ、彼は裁判官を罷免された[13]。結局最後まで安楽死制度は法制化されなかった

Wikipedia T4作戦

2016年7月12日 (火)

「帰ってきたヒトラー」観てきた  全国で観られます

何となくではあるが、選挙前には観ておきたいと思っていた「帰ってきたヒトラー」を投票日前日の土曜日に観てきた。

Hitora


傑作だ。
こんな映画を作ってしまい、ヒット作になるというドイツは捨てたものじゃないと思う。
少し前になるが、米国映画「マネーショート」も前宣伝と違って本質は非常にシリアスで(であるから前宣伝のような爽快感はない)、アメリカにはきっと復元力があるんだろうと思わされた。



このコメディ、マニアックなパロディ満載で、ごく一部の観客だけが仕切りに笑っていた場面があった。他の観客にはどこがおかしいのか、さっぱりわからない。
後でネット検索して、ようやく「ヒトラー最期の12日間」のパロディだとわかった。
「12日間」のこの場面は、予習しておいた方が断然、楽しめる。






映画の初めの方で、「おっぱいぷるんぷるん」という何とも品のよくないジョークが出るが、これも「12日間」のパロディだと知っておいた方が楽しめる。動画はこちら
日本語字幕作成者というのは、実は大変な努力をしていることがわかって楽しい。



この映画、前評判の高さに比べ、とにかく上映館が少ない。
名古屋でも名画上映で知られる中規模館ともう1館しか上映していない。
7月初めに探したときには、東海4県で名古屋の2館しか上映予定が掲載されておらず、東北に至っては1館も上映館が掲載されていなかった。
後で確認したら、今は、全国の各県の上映予定が掲載されている。
ご自分のお住まいの地域で上映予定がなくて、諦めた方は、今なら上映予定を確認できますので、もう一度、上映予定のご確認を。



それにしても、順次公開という手法は、フィルムを使っていた頃ならともかく、デジタル化した今では、どうしてそういう方法をとるのか、わからない。
現に定刻相当前に行かないと席がないのではないかと思われるほど混んでいたし、年齢・性別問わず、まんべんなく人気があると思わせる観客層だった。
一斉公開の方が、観客動員は増えるだろうし、何より映画のレベルからすれば、全国シネコンで上映しても十分に採算がとれるはずだ。
(このあたり、出版前から話題騒然だった「日本会議の研究」が、出版業界の常識に反する増刷遅れで大幅な売上減となったのと何かしら似ている)
この国では、ひょっとしたら「贅沢は素敵だ」という程度のささやかな抵抗すら危うくなるのかもしれない。



ヒトラーの掲げた「反ユダヤ」、「反共産主義」は、歴史的、経済的、社会的な文脈の中で生まれたもので、ヒトラーの特異な個性が生み出したものではない。「強いドイツ」は復古主義の表現だ。

時代の危うさは、相似形で世界規模に広がっていることをつくづく感じさせられる。

ドイツには危機をエンターテインメントにする力がある。
日本にも、エンターテインメントにする力があってほしいと、つくづく思う。


ちなみに、理解できなかったパロディを楽しむためにもう一度観に行くつもりである。
肝心の演説場面で、実は寝落ちして聞き逃した失態も取り返すつもりである。

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追記
なぜ「帰ってきたヒトラー」が良い映画か、きちんと書いているブログのトラックバックが付きましたので、念のため以下にリンクしておきます。
“カモメのエッセイ”7月13日(6月26日アメブロから転載)

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