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2016年10月19日 (水)

稲田防衛省の驚愕の過去発言「TPPバスの終着点は日本文明の墓場」 IWJ記事より

Pa150058

IWJが10月15日に行われたTPP批准阻止1万人集会の模様を伝えている。
記事中の山本太郎参議院議員の発言を引用したい。
山本太郎議員が紹介する、稲田朋美氏や山本有二氏の発言に現れたTPPに対する認識は極めて真っ当だ。


わかっていて、強行採決してでも、売国し、日本文明を墓場に導こうというのが安倍内閣の面々なのだ。

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稲田防衛相の驚愕の過去発言「TPPバスの終着点は日本文明の墓場」「TPPはアメリカのためにある」に山本太郎議員が「そんな事言っていた人たちが今はTPPに全力で取り組み。ありえない!」 2016.10.15


 山本太郎議員は、「TPPは、マスコミの広告主である多国籍企業、大企業のために最大限の規制緩和を行うための条約。だからマスコミは大きく扱わ ない。農業問題に矮小化されている」と指摘、TPPが国民の生活に与える数々の問題点を、多くの国民がまだ知らないままであることに懸念を示した。


 その上で、「ひとりひとりが、分かりやすい言葉で、TPPの危険性を多くの人に伝えることが、TPPを止める鍵になる」と訴えた。


 また、山本議員は2012年の衆議院選挙において自民党はTPPに反対する立場で、選挙戦を展開していたことに触れた。
その上で、現防衛大臣であ る稲田朋美氏が「TPPバスの終着点は、日本文明の墓場」(産経新聞/2011年11月7日)、「このTPPはアメリカのためにあるんです」(衆議院経済 産業委員会/2011年4月13日)、そして、現農林水産大臣である山本有二氏が「主権を売る行為に等しい」(高知新聞/2011年11月15日)など と、自民党の現閣僚が過去に発言していたことを紹介した。


 「そんなことを言っていた人たちが、今は全力でTPPに取り組もうとしている!ありえない!」 

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2011年11月7日の稲田朋美氏の産経新聞の記事は、自ら寄稿した体裁になっており、該当部分を以下に引用しておこう。
稲田朋美氏がウォール街占拠に共感を覚えているとは初めて知った。
まさしく「正論」であり、稲田朋美氏が、TPPに対して、とても適切な認識をお持ちであることがわかる。


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産経新聞 2011.11.07 東京朝刊 7頁 オピニオン
【正論】弁護士、衆院議員・稲田朋美 普天間のツケをTPPで払うな
(略)
 TPPは米国の輸出拡大と雇用創出のためにある。普天間で怒らせた米国のご機嫌を取るために交渉に入るとすれば、政権維持のために国を売る暴挙だ。これ以上の失政の上塗りはやめるべきだ。


 日本は中国でも米国でもない「道義大国」として独自の価値観を世界に発信する責務がある。だから、日米同盟は重要だが、「中国を囲い込む」という理由で、米国に同化するわけにはいかない。米国で今、大きな社会問題になっているウォール街占拠デモは、米国の強欲資本主義の歪(ゆが)みによるもので、ある種の共感を覚える。


 日本は一握りの極端に裕福な人と多数の貧しい人の国ではなく、額に汗し努力した人が報われる、頑張りながら報われなかった人も助ける社会を目指すべきだ。日本型資本主義は、富を創出し、社会を豊かにした人が豊かになるものでなければならない。コンピューターを駆使した不公正な株取引や法の不備をついて巨額の富を得ることが称賛されることなく、「不道徳」と指弾される国である。


 日本は「儲(もう)けたもの勝ち」「何でもあり」を是正し、カジノ資本主義を正す責務がある。TPP参加は、そういう役割を自ら放棄することになる。なぜなら、TPPは米国の基準を日本が受け入れ、日本における米国の利益を守ることにつながるからだ。それは、日本が日本でなくなること、日本が目指すべき理想を放棄することにほかならない。TPPバスの終着駅は、日本文明の墓場なのだ。(いなだ ともみ)



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山本有二農水相の高知新聞での過去発言はこちら(引用)
米国がいかに自国中心的かを十分におわかりで、売国だと主張していた人物が強行採決がしたくてうずうずしている様は一言で言って、醜悪である。

高知新聞

東京大阪リポート 『議員手帳』 優先課題  山本有二氏(衆院・高知3区、自民)
2011.11.15 朝刊 22頁

 「主権を売る行為に等しい。どこの国の政治家なのかっ」。野田首相の環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加表明に、山本有二氏(衆院・高知3区、自民)が語気を荒らげて反発する。

 TPPでの「米国の思惑」を警戒する元金融相として、日米保険交渉を一例に挙げる。日本では合意後に外資参入が進んだが、米国では法整備が遅れているという。

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