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2017年8月29日 (火)

ミサイル狂想曲

早朝からお騒がせだ。
ツイッターのタイムラインは、北朝鮮ミサイル関係一色だ。


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ミサイルが怖いなんて、マジで受け止める人なんぞいる訳ないと思いたいが、そうでもないのが恐ろしい。


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したがって、田母神俊雄閣下には何度でもご登場いただかなければならない(2009年7月5日2012年4月11日引用記事を再々掲)。
航空自衛隊幹部学校幹部会発行の『鵬友』第30巻2号(平成16年7月)に掲載された田母神閣下の有り難いご論考である。


「 核ミサイルでない限りミサイルの脅威もたかが知れている。



通常はミサイル1発が運んでくる弾薬量は戦闘機1機に搭載できる弾薬量の10分の1以下である。



1発がどの程度の破壊力を持つのか。航空自衛隊が毎年実施する爆弾破裂実験によれば、地面に激突したミサイルは直径10メートル余、深さ2~3メート ルの穴を造るだけである。

だからミサイルが建物の外で爆発しても鉄筋コンクリートの建物の中にいれば死ぬことはまず無いと思って良い。

1991年の湾岸戦 争でイラクがイスラエルのテルアビヴに対し41発のスカッドミサイルを発射したが、死亡したのはわずかに2名のみであった。


北朝鮮が保有しているミサイル を全て我が国に向けて発射しても、諸々の条件を考慮すれば、日本人が命を落とす確率は、国内で殺人事件により命を落とす確率よりも低いと思う。我が国では 毎年1千200~1千400名の人が殺人事件の犠牲になっている。1日当たり3~4人がテロにより殺害されていることになる。しかし多くの日本人は、日本 は平和で治安の良い国だと思っている。テロの恐怖におののきながら生きているわけではない。しかし北朝鮮のミサイルについては怖いと思っている。ミサイル が着弾すると東京中が火の海になるようなイメージを持っているからだ。決してそんなことはないのであるが。


 交通事故に目を向けてみれば、我が国では毎年、交通事故で8千名から1万名くらいの人が死亡する。事故発生から24時間以内に死亡する人を交 通事故による死亡者というのだそうだ。毎日20名から30名の人が亡くなっている。事故発生からの時間を1か月に伸ばすと交通事故が元で亡くなる人はその 2倍にも3倍にもなると聞いている。


それでも交通事故が怖くて道路を通らない人もいないし、車の運転を諦める人もいない。これだけの死亡者がいるにも拘わらず国民には不安感はない。しかし北朝鮮のミサイルは怖い。だが冷静に考えてみれば北朝鮮のミサイル攻撃により命を落とす確率は交通事故の100分の1以 下だと思う。

だから北朝鮮のミサイルなんかに恐れおののくことはないのだ。

いかなる国家政策も100%の安全を保障することは出来ない。
交通事故以下の危 険の確率についてはそれほど心配してもしょうがない。これを私は「タモちゃんの交通事故理論」と呼んでいる。


数字が若干おおざっぱなことを除けば、田母神閣下がおっしゃることは真実である。


ついでに言えば、ミサイルに当たるより、宝くじで6億円当たる確率の方が遙かに高い。
だからと言って、宝くじ売り場に人が殺到して売り場が大混乱になったという話は聞いたことがない。
ミサイルだと、みんなで騒ぐのである。


そのうち、この国では、ミサイル情報が出されると、頭を抱えてしゃがみ込むことが普通のこととして、強制されるようになるに違いない。
国民保護法は、指定公共機関、指定地方公共機関、指定企業には、国民保護計画を担当する部署や責任者を置くよう義務づけているし、国民は地域の自主防災組織(自警団?)に協力するように義務づけられている。
頭を抱えてしゃがみ込まない輩は、非国民・反日分子と誹られるようになるに違いない。


こうなってみると、きっと戦時中も竹やり訓練など馬鹿げていると思う人もいたに違いないと思う。が、糾弾排除されるのを避けるため、やけくそで竹やり訓練に励む振りをしたんだろう。


そういえば、PAC3がミサイルの落下から国民を守るなぞと思われているらしいのも恐ろしいことである。
グアム近海へ4発のミサイルを発射すると騒動になった8月上旬、通過県である、島根、広島、愛媛、高知の4県にPAC3を配備してミサイル落下の不測の事態に備えると繰り返された。
(ちなみにトランプがシリアの空軍基地に打ち込んだミサイルは59発! しかし、基地機能にさしたる打撃があったとの情報はない。ミサイルの破壊能力はその程度なのである)
いつの間にか、PAC3が不測のミサイルを迎撃できる能力を備えているかの前提で事態が進行しているのも恐ろしいが、PAC3が国民を守る目的で配備されるかのような報道が繰り返されるのも恐ろしい。


PAC3の射程は20キロ、配備されたのは、出雲(島根県)、海田(広島県)、松山(愛媛県)、高知(高知県)の各陸上自衛隊の駐屯地である。
赤色に塗ったのが射程範囲である。

PAC3に迎撃能力があるという前提をとっても、あくまでも基地を守る訳で、国民を守る訳ではないのである。

Pac3



ミサイルは戦前の空襲のごとく怖ろしく、Jアラートによる避難は有効で、自衛隊は国民を守るという恐ろしい刷り込みが着々と進む。
Jアラートのミサイル騒動は、国民への刷り込みが目的である。


北朝鮮のミサイル騒動に、まじめに取り合うのも馬鹿げているが、やがて、こんな当たり前のことも言えぬ時代が来るかと思うと、何度でも同じ事を繰り返し語らなければならない。




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注記
日本が危ないということになれば、母国からの指示により、米国人を初めとする欧米人は一斉に出国するはずである。
日本在住の欧米人は、日本国政府なぞ、はなから信用しておらず、母国政府を信頼している。
米国人一斉出国の事態が起きない限り、我が国は安全なのであるw

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