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2018年4月の1件の記事

2018年4月27日 (金)

おすすめ映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』

韓国で1200万人の観客を動員した昨年最大のヒットとなった『タクシー運転手 約束は海を越えて』が先週から日本でも上映されている。
光州事件の実話に基づいた映画だ。

Takusiuntensyu

映画comの注目作品で上位20位に入っていて、名画座系ではない、大手が配給しているにも拘わらず、全国で14館しか上映していない。
経験上、韓国映画で日本で上映された作品は優れたものが多い。
韓国で大人の4人の1人という1200万人もの観客動員を達成し、アカデミー賞の韓国作品の代表として出品される映画が、日本中でたった14館しか上映していない、それも上映回数が減り、まもなく終演しそうだというのはあまりにも不自然で、何らかの圧力や忖度を感じさせる。


映画comの紹介文は次のとおり。

1980年5月に韓国でおこり、多数の死傷者を出した光州事件を世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件の現場まで送り届けたタクシー運転手の実話をベースに描き、韓国で1200万人を動員する大ヒットを記録したヒューマンドラマ。「義兄弟」「高地戦」のチャン・フン監督がメガホンをとり、主人公となるタクシー運転手マンソプ役を名優ソン・ガンホ、ドイツ人記者ピーター役を「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンが演じた。1980年5月、民主化を求める大規模な学生・民衆デモが起こり、光州では市民を暴徒とみなした軍が厳戒態勢を敷いていた。「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」というドイツ人記者ピーターを乗せ、光州を目指すことになったソウルのタクシー運転手マンソプは、約束のタクシー代を受け取りたい一心で機転を利かせて検問を切り抜け、時間ギリギリにピーターを光州まで送り届けることに成功する。留守番をさせている11歳の娘が気になるため、危険な光州から早く立ち去りたいマンソプだったが、ピーターはデモに参加している大学生のジェシクや、現地のタクシー運転手ファンらの助けを借り、取材を続けていく。

高評価のレビューの一つは次のようになっている。


今年ベストムービーに、
名を連ねる一本になるでしょう。

序盤、軽快に、物語が進むが
中盤、終盤と進むにつれ、
重く、深い人間ドラマとなっていく。

この見事なグラデーションに、
感服しました。

そして、
終盤涙が幾度も流れました。

お隣、韓国の映画の質。
とんでもないものになっていく...
            ふるやるふさん


韓国が厳しい軍事独裁政権が支配する国だったことを肌感覚で知る日本国民は、今では半数を切るかもしれない。
1980年5月の光州事件は、軍事独裁政権が最も激しく自国民に対して牙をむいた韓国現代史上最大の悲劇とされる事件だ。
自国の軍隊が政府批判の声を上げる自国民を殺害していく。
戒厳令下、広州市の交通・情報を遮断して行われた苛烈な軍事弾圧によって光州市民の声は圧殺されていく。
1人のドイツ公共放送の記者がこの包囲の中で取材した結果が、全世界に発信されて、光州事件が世界に知られるようになった。
このドイツ記者は、東京駐在の記者だった。


その8年後、ソウルオリンピックをきっかけとして、韓国はやがて90年代に民主化への道を進めていくことになる。


韓国国民は、自らの力で軍事独裁政権を倒した記憶がある。
その記憶の最も暗い闇を象徴するのが光州事件だ。
そこから民主化を成し遂げたという記憶が、朴槿恵政権を倒した国民的うねりを巻き起こしたのだろう。
文在寅自身がこうかたっている。
「文在寅政府は光州民主化運動の延長線上に立っています。」


これも経験上だが、映画comのレビューで評価が4を満たす映画は興味がある分野では、外れがない。今のところ、評価は4を上回っている。
まだ観ていないが、日本での上映が終わりそうな気配を感じるので、急ぎご紹介する次第だ。


いや、それにしても、大手が配給する映画で、それなりの評価が定着している外国映画が、全国14館でしか上映されていないというのは、それ自体が一つの事件として取り上げるに値するだろう。

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